CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-025「シークレット・マツシタ 怨霊屋敷」(ペルー)

2022年01月29日 09時29分24秒 | ペルー映画
彼らは話したがっている
 ペルーの首都リマに、日系人一家が暮らしていた「マツシタ邸」と呼ばれる屋敷があった。そこはかつて凄惨な事件が起こった現場であり、それ以来、数々の超常現象が目撃されることから、地元では幽霊屋敷として知られている。
 2013年9月、そんなマツシタ邸に潜入した撮影チームが、消息を絶つ。
 それから6カ月後、撮影チームが残したと思われるビデオデータが発見されるが、そこには驚くべき現象が記録されていた。(「作品資料」より)


 謳い文句では、ペルーの首都リマに実在すると言われる怨霊屋敷を題材にしたホラー。

 大学の制作課題のためにマツシタ邸に撮影に入った3人の学生と霊媒師が行方不明になり、その6か月後に彼らが撮影したビデオデータが発見される。

 その映像を映し出したのが本作ということで、ファウンド・フッテージということであり、更に学生たちが持っていたカメラだけで綴られた映像とうことで、いわゆるP.O.V.になっている。

 最初は、有識者や専門家たちのインタビュー映像が流れ、マツシタ邸の怖さを煽っていく。

 そして、実際に撮影隊のヒメナたちが邸に侵入するところから邸内を調べ、カメラを設置していくというシーンに移っていくが、徐々にカメラに何かの姿が写り込んでいく。

 結構、ヒメナたちが異変に気付くのは早く、その後もどんどん超常現象が発生していく。

 恐怖を感じたヒメナたちは邸から脱出しようとするが、何故か出入口や窓は塞がれてしまっており、更に超常現象はエスカレートしていく。

 ファウンド・フッテージのホラーとしては、王道的な展開となっていくが、珍しくペルー映画が日本で公開されたのは、かつて日系人一家が住んでおり、惨殺されたというマツシタ邸を舞台にしており、日本刀や〝死〟という日本っぽいものも登場するからだろうか。

 その点では、興味深いホラーではあった。

 全体的には、突然姿を現すなどの驚きと、どんどん狂乱を募らせていく展開で緊迫感を上げていくというもの。

 切腹、腹切りにも言及され、それが最後に繋がっていくんだな。

/5

監督:ドリアン・フェルナンデス・モリス
出演:ブルーノ・エスペホ、ルピタ・モーラ、エドゥアルド・ラモス、ウィリー・グティエス
於:新宿シネマカリテ

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