その寺はおまえをおかしくする
殺風景な部屋に並ぶモニター。それを挟むように向かい合うスーツの男と、防菌ビニルに覆われた車椅子に乗った顔中包帯巻きの男。包帯の間には大きな傷と爛れた皮膚。記憶を失ったのか、質問に答えられない男に突きつけられたモニターに、日本を旅行する外国人3人の記録が再生される。
いつでもカメラをまわす撮影オタクのクリストファーは、幼なじみのケイトと共に、日本にいるケイトの彼氏・ジェームズのもとを訪れる。
そんな折、偶然入った骨董品店で“語り部”という古書を手に取り、そこに描かれた寺に興味を持つケイト。現在は廃寺となったその場所をつきとめた一行は、宿で出会った少年に導かれ寺に到着するが、いつのまにかあたりは夜の闇に包まれ少年は姿を消していた。
やがて、異国の廃寺に導かれた3人に恐怖の夜が襲いかかる。(「KINENOTE」より)
日本を舞台にしたアメリカ製作のホラー。
ケイトと幼馴染のクリスは、日本いるケイトの恋人、ジェームズの元を訪れ、3人で森の奥にある寺を訪れる。
しかし、その寺にはいわくがあり、ケイトたちも恐怖に直面することになる。
病院らしき場所で、顔中包帯に包まれ、車椅子に乗った男が、日本の刑事に尋問されるところから物語は始まる。
この尋問する刑事を演じたのが竹中直人。日本を舞台にしているので、ケイトたち3人以外出てくるのは皆日本人。
マキタスポーツもちらりと出演しており、エンドロールに、MAKITA SPORTSと出てたのは、ちょっとおかしかったな。
ケイトたちが訪れようとする寺に関しては、遊びに出かけた6人の子供が戻らず、そのまま行方不明になったり、そこの僧侶が殺されたりといわくがあり、その寺にまつわる話を何人かがクリスにするのだが、要領を得ないことばかり。
寺に行って、戻ってくる時、眼を手に持っていた子供もいたとも言われ、クリスはそれらしき人物と話もする。
そんな中で、クリスたちは寺を訪れ、恐怖に直面するが、その恐怖はやっぱりアメリカン・ホラーらしい直截的なものだった。
結局、クリスたちが襲われた恐怖の原因が何だったのか、ハッキリとしないものもあったな。
ラストに明かされた真実は、なるほどと思ったが、そんな展開で終わるとは思わなかった結末。
日本を舞台にしたアメリカン・ホラーということで興味深かったが、怖さも内容もちょっと物足りない作品だったな。
/5
監督:マイケル・バレット
出演:ローガン・ハフマン、ブランドン・タイラー・スクリナー
ナタリー・ワーナー、竹中直人、内田朝陽、黒川芽以
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
殺風景な部屋に並ぶモニター。それを挟むように向かい合うスーツの男と、防菌ビニルに覆われた車椅子に乗った顔中包帯巻きの男。包帯の間には大きな傷と爛れた皮膚。記憶を失ったのか、質問に答えられない男に突きつけられたモニターに、日本を旅行する外国人3人の記録が再生される。
いつでもカメラをまわす撮影オタクのクリストファーは、幼なじみのケイトと共に、日本にいるケイトの彼氏・ジェームズのもとを訪れる。
そんな折、偶然入った骨董品店で“語り部”という古書を手に取り、そこに描かれた寺に興味を持つケイト。現在は廃寺となったその場所をつきとめた一行は、宿で出会った少年に導かれ寺に到着するが、いつのまにかあたりは夜の闇に包まれ少年は姿を消していた。
やがて、異国の廃寺に導かれた3人に恐怖の夜が襲いかかる。(「KINENOTE」より)
日本を舞台にしたアメリカ製作のホラー。
ケイトと幼馴染のクリスは、日本いるケイトの恋人、ジェームズの元を訪れ、3人で森の奥にある寺を訪れる。
しかし、その寺にはいわくがあり、ケイトたちも恐怖に直面することになる。
病院らしき場所で、顔中包帯に包まれ、車椅子に乗った男が、日本の刑事に尋問されるところから物語は始まる。
この尋問する刑事を演じたのが竹中直人。日本を舞台にしているので、ケイトたち3人以外出てくるのは皆日本人。
マキタスポーツもちらりと出演しており、エンドロールに、MAKITA SPORTSと出てたのは、ちょっとおかしかったな。
ケイトたちが訪れようとする寺に関しては、遊びに出かけた6人の子供が戻らず、そのまま行方不明になったり、そこの僧侶が殺されたりといわくがあり、その寺にまつわる話を何人かがクリスにするのだが、要領を得ないことばかり。
寺に行って、戻ってくる時、眼を手に持っていた子供もいたとも言われ、クリスはそれらしき人物と話もする。
そんな中で、クリスたちは寺を訪れ、恐怖に直面するが、その恐怖はやっぱりアメリカン・ホラーらしい直截的なものだった。
結局、クリスたちが襲われた恐怖の原因が何だったのか、ハッキリとしないものもあったな。
ラストに明かされた真実は、なるほどと思ったが、そんな展開で終わるとは思わなかった結末。
日本を舞台にしたアメリカン・ホラーということで興味深かったが、怖さも内容もちょっと物足りない作品だったな。
/5
監督:マイケル・バレット
出演:ローガン・ハフマン、ブランドン・タイラー・スクリナー
ナタリー・ワーナー、竹中直人、内田朝陽、黒川芽以
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
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