CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-008「ホーンテッドテンプル 顔のない男の記録」(アメリカ)

2018年01月08日 23時48分02秒 | アメリカ映画
その寺はおまえをおかしくする
 殺風景な部屋に並ぶモニター。それを挟むように向かい合うスーツの男と、防菌ビニルに覆われた車椅子に乗った顔中包帯巻きの男。包帯の間には大きな傷と爛れた皮膚。記憶を失ったのか、質問に答えられない男に突きつけられたモニターに、日本を旅行する外国人3人の記録が再生される。
 いつでもカメラをまわす撮影オタクのクリストファーは、幼なじみのケイトと共に、日本にいるケイトの彼氏・ジェームズのもとを訪れる。
 そんな折、偶然入った骨董品店で“語り部”という古書を手に取り、そこに描かれた寺に興味を持つケイト。現在は廃寺となったその場所をつきとめた一行は、宿で出会った少年に導かれ寺に到着するが、いつのまにかあたりは夜の闇に包まれ少年は姿を消していた。
 やがて、異国の廃寺に導かれた3人に恐怖の夜が襲いかかる。(「KINENOTE」より)


 日本を舞台にしたアメリカ製作のホラー。

 ケイトと幼馴染のクリスは、日本いるケイトの恋人、ジェームズの元を訪れ、3人で森の奥にある寺を訪れる。

 しかし、その寺にはいわくがあり、ケイトたちも恐怖に直面することになる。


 病院らしき場所で、顔中包帯に包まれ、車椅子に乗った男が、日本の刑事に尋問されるところから物語は始まる。

 この尋問する刑事を演じたのが竹中直人。日本を舞台にしているので、ケイトたち3人以外出てくるのは皆日本人。

 マキタスポーツもちらりと出演しており、エンドロールに、MAKITA SPORTSと出てたのは、ちょっとおかしかったな。


 ケイトたちが訪れようとする寺に関しては、遊びに出かけた6人の子供が戻らず、そのまま行方不明になったり、そこの僧侶が殺されたりといわくがあり、その寺にまつわる話を何人かがクリスにするのだが、要領を得ないことばかり。

 寺に行って、戻ってくる時、眼を手に持っていた子供もいたとも言われ、クリスはそれらしき人物と話もする。

 そんな中で、クリスたちは寺を訪れ、恐怖に直面するが、その恐怖はやっぱりアメリカン・ホラーらしい直截的なものだった。

 結局、クリスたちが襲われた恐怖の原因が何だったのか、ハッキリとしないものもあったな。

 ラストに明かされた真実は、なるほどと思ったが、そんな展開で終わるとは思わなかった結末。

 日本を舞台にしたアメリカン・ホラーということで興味深かったが、怖さも内容もちょっと物足りない作品だったな。

/5

監督:マイケル・バレット
出演:ローガン・ハフマン、ブランドン・タイラー・スクリナー
    ナタリー・ワーナー、竹中直人、内田朝陽、黒川芽以
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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