CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-333「バリー・シール アメリカをはめた男」(アメリカ)

2017年11月21日 01時21分26秒 | アメリカ映画
人生にはイエスを
 1970年代後半のアメリカ。大手民間航空会社のパイロットして働くバリー・シールは、愛する妻子とともに何不自由ない暮らしを送っていた。
 そんなある日、彼の天才的な操縦技術に目を付けたCIAが、彼をある極秘作戦にスカウトする。
 こうしてCIAの汚れ仕事を手伝ううちに、巨大麻薬組織“メデジン・カルテル”の伝説の麻薬王パブロ・エスコバルにもその腕を買われ、麻薬の運び屋としても大活躍するバリーだったが。(「allcinema」より)


 CIAから極秘の任務を受けながら、巨大麻薬組織の運び屋としても活躍したバリー・シールというパイロットの活躍を描いたクライム・アクション。

 クライム・アクションではあるが、かなりコミカルに描かれていたな。


 最初は敵対国の航空写真を撮ることから始まり、ニカラグアの民兵組織に銃を運ぶというCIAからの仕事を請け負うバリー。

 その腕前は確かで、その噂は広まり、麻薬組織から麻薬をアメリカへ運び込むことを依頼される。

 こうしてCIAの仕事をこなしながら、麻薬組織の仕事も行い、バリーは巨万の富を得るようになる。


 サブタイトルにある〝アメリカをはめた〟というのが、どういうことを指すのか興味深かったな。

 CIAの仕事をやりながら、組織の仕事もこなし、巨万の富を得るバリーであるが、当然目をつけられて窮地に陥る。

 最後に窮地を脱する時に、アメリカをはめるようなどんでん返しでも起こすのかなと思っていたが。

 ストーリー自体は、裏の仕事に手を染めて、巨万の富を得るが、ちょっとしたほころびから取締局に目をつけられてしまうという、よくある話かな。

 そのほころびというのが、抑制効かぬ身内からというのもよくある感じ。

 アーカンソーのミーナという町に住んでいたバリーは、手にした大金を処理しきれず、庭に埋めたり、物置に突っ込んだりしており、そんな様子も含めてコミカルな雰囲気は充分だったな。

 1978年からの10年間ぐらいを描いており、「潜入者」などで描かれた麻薬王パブロ・エスコバルが登場したり、当時の大統領たちが、実際の映像を交えながら登場したりするのも面白かった。


 ラストは、ちょっとアッサリした結末のようにも感じたが、バリーの驚くべき働きと、それをコミカルな感じで描き、楽しめた作品だった。

/5

監督:ダグ・リーマン
出演:トム・クルーズ、ドーナル・グリーソン、サラ・ライト・オルセン、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
    ジェシー・プレモンス、アレハンドロ・エッダ、マウリシオ・メヒア、E・ロジャー・ミッチェル
於:TOHOシネマズ スカラ座

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