CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-009「ハンガー・ゲーム0」(アメリカ)

2024年01月14日 13時33分51秒 | アメリカ映画

雪は頂に降る

 反乱を起こした12の地区を戒めるため、毎年各地区から1人ずつ選ばれた少年少女が最後の1人になるまで殺し合う「ハンガー・ゲーム」。記念すべき第10回の新しい試みとして、贄の教育係に任命された18歳のスノーは、貧しい境遇から抜け出すべく優勝を目指す。

 しかし彼が担当することになったのは、最も弱い第12地区出身で“歌”を唯一の武器とする少女ルーシーだった。(「作品資料」より)

 

 ジェニファー・ローレンス主演の大ヒットシリーズ「ハンガー・ゲーム」の最新作。

 時は遡り、カットニスがゲームに志願する64年前、独裁者となるスノー大統領の若き頃を描いている。

 すでにハンガー・ゲームは開催されており、第10回を迎えるにあたり、スノーら学生たちが、参加者の教育係となる。

 スノーが担当するのは、第12地区の少女、ルーシー・グレイ。

 すぐに殺されてしまいそうなルーシーであったが、彼女にはある武器があった。

 スノーは、グレイを守るために全力を尽くし、やがて2人は惹かれ合うようになっていく。

 王道的なパターンではある。

 物語は、ゲームが終了して終わりではなく、その後の展開も描かれる。

 正義の側にいるようなスノーであるが、貧しい境遇にあり、何とか這い上がろうとしている。

 その野心が、やがてスノーとの純真な気持ちに影を落とすようになる。

 スノーがどのようにして境界を越え、独裁者の道を歩むようになったのかを描く話で、面白い1本だった。

 作中、〝カットニス〟の名前が出てくるが、ルーシーと何か繋がりがあったかな。

/5

監督:フランシス・ローレンス

出演:トム・ブライス、レイチェル・ゼグラー、ピーター・ディンクレイジ、ハンター・シェイファー、ジェイソン・シュワルツマン、ジョシュ・アンドレス・リベラ、ヴィオラ・デイヴィス

於:TOHOシネマズ日比谷


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 24-008「赤い糸 輪廻のひみ... | トップ | 24-010「サンクスギビング」... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アメリカ映画」カテゴリの最新記事