雪は頂に降る
反乱を起こした12の地区を戒めるため、毎年各地区から1人ずつ選ばれた少年少女が最後の1人になるまで殺し合う「ハンガー・ゲーム」。記念すべき第10回の新しい試みとして、贄の教育係に任命された18歳のスノーは、貧しい境遇から抜け出すべく優勝を目指す。
しかし彼が担当することになったのは、最も弱い第12地区出身で“歌”を唯一の武器とする少女ルーシーだった。(「作品資料」より)
ジェニファー・ローレンス主演の大ヒットシリーズ「ハンガー・ゲーム」の最新作。
時は遡り、カットニスがゲームに志願する64年前、独裁者となるスノー大統領の若き頃を描いている。
すでにハンガー・ゲームは開催されており、第10回を迎えるにあたり、スノーら学生たちが、参加者の教育係となる。
スノーが担当するのは、第12地区の少女、ルーシー・グレイ。
すぐに殺されてしまいそうなルーシーであったが、彼女にはある武器があった。
スノーは、グレイを守るために全力を尽くし、やがて2人は惹かれ合うようになっていく。
王道的なパターンではある。
物語は、ゲームが終了して終わりではなく、その後の展開も描かれる。
正義の側にいるようなスノーであるが、貧しい境遇にあり、何とか這い上がろうとしている。
その野心が、やがてスノーとの純真な気持ちに影を落とすようになる。
スノーがどのようにして境界を越え、独裁者の道を歩むようになったのかを描く話で、面白い1本だった。
作中、〝カットニス〟の名前が出てくるが、ルーシーと何か繋がりがあったかな。
/5
監督:フランシス・ローレンス
出演:トム・ブライス、レイチェル・ゼグラー、ピーター・ディンクレイジ、ハンター・シェイファー、ジェイソン・シュワルツマン、ジョシュ・アンドレス・リベラ、ヴィオラ・デイヴィス
於:TOHOシネマズ日比谷
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます