CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-008「赤い糸 輪廻のひみつ」(台湾)

2024年01月13日 01時11分12秒 | 台湾映画

1万年変わらないものもある

 落雷で命を落とし、冥界に連れてこられた孝綸(シャオルン)は、同じく冥界にやってきたピンキーとともに、台湾の縁結びの神様「月老」として現世に戻り、人々の縁結びをすることになる。

 ある日、2人の前に一頭の犬が現れたことから、孝綸は失っていた生前の記憶を取り戻す。

 それは孝綸が突然死んでしまったことで果たすことができなかった、初恋の女性・小咪(シャオミー)とのある約束だった。(「作品資料」より)

 

 思わぬ死によって冥界へ来ることとなったシャオルンは、生前の行いが今ひとつだったことで、このままではカタツムリに転生する。

 そこで、月老(ユエラオ)になり、縁結びで徳を積めば、人間に転生できるということで、ピンキーという女性と組んで、現世で縁結びをする。

 死んでから冥界へ行き、ユエラオになるまでの展開はコミカルなタッチで進んでいく。

 落雷のせいで前世の記憶がなかったシャオルンであったが、ある犬、そしてシャオミーと遭遇し、記憶を取り戻す。

 シャオミーとは幼い頃からの友人で、好きを繰り返し、やがて恋人となっていく。

 そんなシャオミーと再会してからは切ない話にもなっていく。

 加えて、冥界からグイトゥチェンという人物が脱走。

 彼は、500年前の復讐のため、自分を裏切った者たちが転生した者を狙い、魂を滅ぼそうとする。

 ホラー・サスペンス風味も織り交ぜられた話となっていく。

 シャオミーを見守るシャオルン。

 シャオミーは、シャオルンへの想いが消せずに悲しみの中で過ごしている。

 しかし、シャオミーには思いもかけない秘密があった。

 台湾で一番身近な神様、ユエラオと輪廻転生をモチーフに、コメディとロマンスとホラー、サスペンスを織り交ぜた話で、面白かった。

 日本のサブカルも入れ込んでおり、日本の歌が流れたり、あるシーンでは、伽倻子と俊雄もどきも登場していたな。

 人が死んだ時の話だったが、逆にカタツムリや蝉が死んだ時はどのような手続きになるんだろうな。

/5

監督:ギデンズ・コー

出演:クー・チェンドン、ビビアン・ソン、ワン・ジン、マー・ジーシアン

於:シネマート新宿


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