CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-055「マンハント」(中国)

2018年02月25日 23時06分57秒 | 中国映画
死に向かって飛ばねばならない時もある
 酒井社長率いる天神製薬の顧問弁護士ドゥ・チウがある朝目覚めると、ベッドに社長秘書・希子の死体が横たわっていた。
 何者かの罠と気づき、その場から逃亡を図るドゥ・チウ。大阪府警の敏腕刑事・矢村は、新人の部下・里香を従え、独自の捜査でドゥ・チウの行方を追っていく。
 しかし捜査を進めるうちに、次第にドゥ・チウ犯人説への違和感を募らせていく矢村だったが。(「allcinema」より)


 「レッドクリフ」2部作の、と言うより、やっぱり「男たちの挽歌」のジョン・ウー監督の最新アクション。
 全編オール日本ロケ。

 観たことはないのだが、1976年製作、高倉健主演の「君よ憤怒の河を渉れ」のリメイク。


 国際弁護士として活躍する中国人、ドゥ・チウが殺人の容疑者として追われることになり、それを大阪府警の敏腕刑事、矢村が追う。

 自らにかけられた嫌疑を晴らすため、ドゥ・チウは逃げながらも調べを進め、真犯人を突き止めようと奮闘する。

 ほとんど話は「逃亡者」だな。

 真犯人はすぐには明かされないものの、いかにも罠にはめられた感はふんぷんしており、矢村もそれを早々に感じ取る。

 矢村がドゥ・チウが犯人ではないと知る理由は、非常に簡単で呆気ないものだったな。

 事件の真相や展開には、突っ込み要素も多く、ドゥ・チウや矢村が命の危機にさらされるシーンは多いものの、謎解きによる緊迫感は薄かったという印象。

 それよりも、ジョン・ウーらしいアクション・シーンを楽しむ作品という感じだったな。

 冒頭の、女殺し屋二人による銃撃シーンから始まり、水上アクション、カー・チェイス。
 そしてドゥ・チウと矢村が協力して殺し屋集団と対決するシーンなど、アクション・シーンは満載である。

 そして象徴とも言える、白い鳩も飛んでいたな。

 
 ドゥ・チウが罠にはめられた裏に隠されていた真実と大きな陰謀。
 その陰謀の成果というのも、何かの作品で観たような気もするが、これはちょっと現実離れしているのかな。

 そして街中で繰り広げられる銃撃なども、日本ではあり得ないようなことと思ってしまうが、ハリウッド映画など世界各国で繰り広げられる破壊もそうそうあり得ないようなことだからな。

 矢村を演じたのは「三度目の殺人」などの福山雅治であるが、アクション頑張っていたな。


 物語の展開は、ちょっと甘い感じがするものだったが、アクションに関しては充分楽しめる作品だった。

/5

監督:ジョン・ウー
出演:チャン・ハンユー、福山雅治、チー・ウェイ、ハ・ジウォン、國村隼
    竹中直人、倉田保昭、斎藤工、アンジェルス・ウー、桜庭ななみ、池内博之
    TAO、トクナガクニハル、矢島健一、田中圭、ジョーナカムラ、吉沢悠
於:新宿バルト9

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