CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-009「マニアック・ドライバー」(日本)

2022年01月14日 23時23分53秒 | 日本映画
正義が勝つ時代は終わったんだ
 愛車である黒のプレジデント・ソブリンと同じ色のドライビンググローブをはめた、タクシー運転手のフジナガ。
 ある忌まわしい出来事によって絶望の淵に落とされたフクナガは、狂気にとりつかれ、最高の生贄と呼ぶに相応しい女を殺して自分もこの世界から消えてしまうことを望んでいた。
 ある夜、ついに「生贄」を発見したフクナガは、密かに彼女をつけ回し、住所を突き止めることに成功する。(「作品資料」より)


 タクシー運転手をしながら、獲物となる女性を捜し求める男、フクナガ。

 実は、過去に起こったある事件のため絶望に陥り、生贄となる女性を殺し、自らも自殺しようと考えていた。

 なかなか最高の獲物を見つけられないもどかしさの中、ついに一人の女性を見つけるのだが、それから思わぬ事態となっていく。

 冒頭は、シャワーを浴びている水着の女性が徐々にその水着を脱いでいく中、黒いヘルメット姿の男がやって来て、彼女を刺すシーンから始まる。

 その後も、エロティックなシーンが満載。

 作品中、半分以上がエロティックなシーンだったような気がする。

 生贄となる女性を求めるタクシー運転手のフクナガであるが、かなり狂気を帯びており、彼の妄想のようなシーンと思い出のシーンも映し出されるが、それもかなりエロティック。

 加えて、暴力と鮮血のシーンもふんだん。

 妄想と思えるシーンが結構長く、少し進み具合が悪いかなと思える部分もあったかな。

 生贄となろうかという女性が登場するが、フクナガの思いは成就できず、やがてついに最高と思える女性を見つけ出し、計画を実行しようとするが、思いもかけぬ展開となっていく。

 めでたしめでたしで終わるのかと思いきや、これまた驚きの真実が明らかになり、凄惨なシーンへ。

 過去を思い出すシーンで、女性の姿がいつも下着か浴衣、あるいは裸ばかりというのが気になるところではあったが、そういうことだったのかと一応の納得。

 狂気と暴力と鮮血の作品であり、ストーリーもフクナガの行動と行き着く先がどうなるのか興味深いところではあった。
 なんと言っても、狙われる女性たちを演じるのがセクシー女優ばかりということで、彼女らが演じるシーンにも目を惹かれるな。

/5

監督:光武蔵人
出演:木村知貴、古川いおり、卯水咲流、きみと歩実
   園部貴一、近藤善揮、木村圭作、佐山愛、川瀬陽太
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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