生来、この地の生き方を知る
人類が地球以外の惑星に移住し、宇宙帝国を築いていた西暦1万190年、1つの惑星を1つの大領家が治める厳格な身分制度が敷かれる中、レト・アトレイデス公爵は通称デューンと呼ばれる砂漠の惑星アラキスを治めることになった。
アラキスは抗老化作用を持つ香料メランジの唯一の生産地であるため、アトレイデス家に莫大な利益をもたらすはずだった。しかし、デューンに乗り込んだレト公爵を待っていたのはメランジの採掘権を持つハルコンネン家と皇帝が結託した陰謀だった。
やがてレト公爵は殺され、妻のジェシカと息子のポールも命を狙われることなる。(「作品資料」より)
2021年に製作、日本でも同年公開されたが、見逃してしまった1本。
2024年に続編が公開されるということで、予習復習のためかリバイバル公開され、無事鑑賞。
タイトルに「PART1」と出ていたが、これは後から付けられたものなのかな。
かなり先の未来を舞台にしたSFファンタジー・アクションである。
皇帝の命で〝デューン〟と呼ばれる砂の惑星を治めることとなったレト・アトレイデス公爵。
しかし、それは罠であり、皇帝と手を組んだ、これまでデューンを治めてきたハルコンネン家に襲撃されてしまう。
公爵は殺され、息子のポールと母親のジェシカは逃亡する。
そしてポールたちは砂漠の先住民族、フレメンの人々と出会う。
ポールはデューンで起こる出来事、そして会ったことのない女性の夢を見ることが多くなる。
それは予知夢のよう。
更にデューンには救世主の伝説があり、それがポールではないかと思われる。
父を殺され、一族も崩壊した中で、ポールが考えたのが皇帝になること。
そのためフレメンの力を借りようとする。
果たして、ポールは救世主なのか、そして皇帝とハルコンネン家に対し復讐を果たし、皇帝になるのか。
明らかに物語は途中で終わっており、最初から続編ありきの作品だったんだなと思う。
物語の行方も気になるところであるが、映像も見応えあったな。
巨大砂虫、サンドワームが出現するシーンは迫力があった。
その年のアカデミー賞で、撮影賞、視覚効果賞、音響賞、作曲賞、編集賞、美術賞を獲得しており、最も美しい映画であったと評価されたようなもの。
続編が楽しみである。
/5
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:ティモシー・シャラメ、レベッカ・ファーガソン、オスカー・アイザック、ジョシュ・ブローリン、ステラン・スカルスガルド、デイヴ・バウティスタ、スティーブン・マッキンリー・ヘンダーソン、ゼンデイヤ、チャン・チェン、シャロン・ダンカン=ブルースター、シャーロット・ランプリング、ジェイソン・モモア、ハビエル・バルデム
於:TOHOシネマズ日比谷
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