CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-055「サイレントラブ」(日本)

2024年02月22日 00時09分08秒 | 日本映画

この手に救われた

 ある出来事をきっかけに声を発することをやめ、毎日をただ生きているだけの青年・蒼。不慮の事故で視力を失ったピアニスト志望の音大生・美夏と運命的な出会いを果たした彼は、絶望の淵に追い込まれながらも夢を諦めない彼女にひかれていく。

 美夏をすべての危険から守ろうとする蒼だったが、彼女に思いを伝える方法は、そっと触れる人差し指とガムランボールの音色だけ。

 そんな蒼の不器用な優しさがようやく美夏の心に届きはじめた矢先、運命の渦が2人をのみ込んでいく。(「作品資料」より)

 

 事故で視力を失った音大生の美夏と声を発することが出来ない青年、蒼の恋の行方を描いたラブ・ストーリー。

 視力を失いながらも夢を諦めない美夏の姿を見て、毎日ただ生きてるだけの蒼は彼女に力を貸す。

 美夏が通う大学の清掃員をしている蒼は、彼女のためにピアノが置いてある旧校舎の鍵を開けたり、彼女が歩く時にエスコートしたりする。

 蒼のことを同じ音大生だと勘違いした美夏は、蒼のピアノを聴かせてほしいと言い、偶然弾いてるところを聞いた北村に代理演奏を頼む。

 北村は、大学で学生の指導をしているよう。

 いかに黙っていても、蒼の手を触るとピアニストの手ではないと判っていたんじゃないかな。

 3人が微妙な関係となっていくが、更に思いも寄らぬ事件が起こり、美夏と蒼は離れていくこととなる。

 何となく「街の灯」を彷彿させるような話だったな。

 北村は上流家庭のようで、清掃員の蒼と対立するかと思ったが、話の展開は違ったな。

 クライマックスからの展開は、離れてしまった美夏と蒼の関係がどうなるのか気になるもの。

 その立場から切ない話ではあったが、涙するほどまでにはいかなかったな。

 ラブ・ストーリーとしては興味深く、2人の運命が気になる話であった。

/5

監督:内田英治

出演:山田涼介、浜辺美波、野村周平、吉村界人、SWAY、中島歩、円井わん、辰巳琢郎、古田新太

於:TOHOシネマズ新宿


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