CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-152「さよならくちびる」(日本)

2019年06月29日 11時00分32秒 | 日本映画
歌いたそうな目をしていた
 突然解散を決めた人気デュオの“ハルレオ”。孤独だった2人が出会い、路上から始めて今やライブハウスを一杯にするまでに成長した。
 そんなハルレオを影で支えていたのが元ホストのローディ兼マネージャー、シマ。順調かに思われた3人の関係だったが、いつしか危うさを孕み始める。
 そしてついに解散を決意したハルレオは、シマとともに最後の全国ツアーへと旅立つのだったが。(「allcinema」より)


 インディーズでは人気のある女性デュオのハルレオ。

 ハルとレオ、そして付き人であるシマの3人が解散を決め、最後のライブ・ツアーに望む姿が描かれる。


 どことなくぎくしゃくした関係を見せるハルとレオ。
 そんな二人をとりなすように支えるシマ。

 最後と決めた全国でのライブの様子を見せながら、3人の危うい関係を描き出すロード・ムービーとなっている。

 ハルとレオの出会い、デュオを生むきっかけ、シマとの出会いのシーンを振り返りながら、3人それぞれの想いが徐々に顕わになっていく。

 果たしてハルレオは本当に解散してしまうのか。
 函館での最後のライブを終えた時に待っているものは何か。


 とりあえず、ハルレオが歌う歌がなかなか聞き応えのある曲であったな。

 秦基博やあいみょんが提供したという曲を、演じる小松菜奈と門脇麦が歌っている声が結構良かったな。

 女性2人と男性1人ということで、恋愛禁止を謳いながら、それぞれ恋心を持ってしまうのだが、それが複雑な様相を呈する。

 過去の出来事を振り返り、ツアー中に起こる事件を織り交ぜながら、それぞれの想いを描き出し、終着点が気になる展開ではあったが、一番惹かれたのは、やっぱり歌だったかな。

 ラストはハッピーエンドだったのか、これからまた未来に希望を抱かせるものだったのか、何とも計り知れない部分と清々しさを感じさせる、ある意味微妙なエンディングであった。

/5

監督:塩田明彦
出演:小松菜奈、門脇麦、成田凌、篠山輝信、松本まりか、新谷ゆづみ
   日高麻鈴、青柳尊哉、松浦祐也、篠原ゆき子、マキタスポーツ
於:TOHOシネマズ日比谷

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