CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-153「貞子」(日本)

2019年07月01日 01時02分52秒 | 日本映画
親に虐げられた孤独な魂が集まる
 ある日、心理カウンセラーの茉優が働く病院に、記憶障害の少女が入院してくる。彼女は、1週間前に公営団地で起きた放火事件の犯人・祖父江初子の娘だった。やがて彼女の周りで奇妙な出来事が起こり始める。
 一方、茉優の弟で動画クリエイターの和真は、心霊動画を狙って、カメラを手に団地の放火現場に潜入し、そのまま消息を絶ってしまう。
 茉優はSNSで拡散した和真の動画を探し出し、それを再生するのだったが。(「allcinema」より)


 「貞子vs伽椰子」という究極の作品が製作された後、再び描かれる貞子の世界。

 監督が「リング」「リング2」以来の中田秀夫。

 母親に殺されそうになりながら生き残った一人の少女が、心理カウンセラーの茉優が働く病院に運び込まれる。

 少女は記憶を失っていたが、奇妙な力を宿していることに茉優は気付く。

 時を同じくして、茉優の弟の和真は、少女の母親が起こした火事現場に潜入し、動画を残したまま行方不明となってしまう。

 和真の行方を捜すうちに、茉優は貞子の呪いについて知ることになる。


 ある意味、人気シリーズではあるが、話の繋がりにどんどん無理が出ているような気はするな。

 本作には、「リング」で正に最初に犠牲になった大石智子の親友、倉橋雅美が登場し、茉優のカウンセリングを受けているという設定。

 「リング2」にも登場し、入院している設定だったと思うが、そこで死んではいなかったか。

 それにしても、この倉橋雅美がなかなかきわどい役柄で、光っていたな。

 
 貞子の呪いに関しては、今回ビデオも無いし、動画の呪いも今ひとつ原因もハッキリしなかったし、その被害もあまり映し出してくれなかったな。

 突然の登場で驚かせられるシーンはあれど、ぞくぞくするような恐怖感は少なめ。

 TV画面から貞子が出てくるシーンも慣れてしまってるのか、衝撃度は低かったな。

 通常のホラーとしては充分なのかなとは思うが、やっぱり「リング」から観ていると物足りなさを感じる作品だったかな。

/5

監督:中田秀夫
出演:池田エライザ、塚本高史、清水尋也、姫嶋ひめか、桐山漣、ともさかりえ、佐藤仁美
於:TOHOシネマズ新宿

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