CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-300「アナベル 死霊人形の誕生」(アメリカ)

2017年10月22日 01時25分45秒 | アメリカ映画
日記よ、今日私は戻ってきた
 12年前に最愛の娘を亡くして以来、悲しみから立ち直れずにいる人形師のサミュエル・マリンズとその妻エスター。
 そんなある日、夫婦は孤児院の少女6人とシスター・シャーロットを受け入れる。家の中が賑やかになり、元気を取り戻していくエスター。しかし孤児たちは不気味な現象に遭遇し不安を募らせる。
 足の不自由なジャニスは特に敏感で、何者かの気配に怯えるあまり、夫婦の亡き娘の部屋に忍び込み、図らずも恐るべき力を秘めた人形アナベルの封印を解いてしまうのだったが。(「allcinema」より)


 「死霊館」シリーズに登場する、実在すると言われる呪われた人形、アナベルをフィーチャーしたスピンオフ「アナベル 死霊館の人形」に続く第2弾。

 前作は、アナベル人形が呪われた人形となる過程が描かれたいたが、本作は正にその人形が作られた秘密が描かれる。

 とは言っても、冒頭でアナベル人形は作られ、それが封印されている状態となっている。

 人形を手造りしているサミュエル・マリンズとその妻の下に、孤児である6人の少女とシスターがやって来て、一緒に住み始める。

 孤児の一人であるジャニスが、家の中でアナベル人形を見つけ出すが、それによってアナベルの封印が解け、ジャニスら孤児たちが恐怖に襲われるという展開。

 実はマリンズ夫妻には幼い娘がいたが、12年前に事故で亡くなっている。
 
 マリンズ夫妻が孤児を受け入れた理由は、娘を蘇らせるため、少女たちを犠牲しようと考えているのでは、と思ったりもしたが、そうでもなかったようである。


 相変わらず、アナベル人形は不気味。
 座っている姿勢から、ふと気づけば、こちらを見ているというところは怖かったな。

 あとは驚かせるシーンが何度も。

 少女たちのすぐ側まで近づいて驚かせることは何度もあったが、そこで彼女たちの身にすぐ何か起こるというわけではない。
 もったいぶらせる展開だったな。

 恐怖シーン、驚かせるシーンは多かったが、少々怖さは物足りなかったかなという印象。

 そんなにアナベル人形が恐怖を引き起こすという展開でもなかったのが残念だったかな。

 これだけ少女たちが恐怖に襲われるのに、その結果を考えると、やっぱりそこには倫理観が見え隠れしているような感じである。

 恐怖の顛末の後、ラストは前作へ続くものであったが、なるほど彼女がアナベルだったんだな。

 恐怖シーンは少々物足りなかったが、人形の不気味さもあり、面白い作品であった。

 エンドロールの後にも映像があったが、この映像は何に繋がっていたのだろう。
 あるいは、続編があるのかな。

/5

監督:デイビッド・F・サンドバーグ
出演:ステファニー・シグマン、タリタ・ベイトマン、アンソニー・ラバリア、ミランダ・オットー、テイラー・バック
    ルールー・ウィルソン、フィリッパ・クルサード、グレイス・フルトン、ルールー・サフラン、サマラ・リー
於:新宿ピカデリー

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