CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-263「闇金ドッグス7」(日本)

2017年09月05日 01時07分40秒 | 日本映画
2日目のカレーがあたったかな
 闇金会社ラストファイナンスで働いていた元ホストの須藤司は、債務者を情け容赦なく追い詰めるこの仕事に嫌気が差し、きっぱりと足を洗う。そしてどうにか場末のキャバクラでボーイとして働き始める。
 最初はNo.1ホステスのエマにきつく当たられていた司だったが、あることをきっかけに2人は急接近。
 OLの仕事も掛け持ちしながら、事故で障害を負った姉の介護にも追われるエマ。そんな彼女を何よりも苦しめていたのは、700万円もの奨学金の負債だったのだが。(「allcinema」より)


 「闇金ドッグス6」に続くシリーズ第7弾。
 「闇金ドッグス3」「闇金ドッグス5」に続いて、青木玄徳演じる須藤司が主役。

 「5」において生活保護費を騙し取られ、数万円の借金に追い詰められ、介護していた認知症の母親と共に自殺した男のことで、苦しんでいた司は、闇金業の嫌気がさし、忠臣の下を去る。

 無一文になった司はキャバクラでボーイとして働き始め、そこで№1キャバ嬢のエマと知り合う。

 最初は司に辛く当たっていたエマであるが、あることがきっかけで近づいていき、やがて司はエマの隠された事情を知る。

 「6」が忠臣のロマンスらしきものを描いているのに対し、本作では司とエマのロマンスらしきものを描いている。

 ただし、それは必ずしも成就しそうにないロマンス。
 二人の関係がどうなるのか気になるところ。

 司自身、そして彼が関わる物語にはコミカルなところが多いのだが、司が辞めて、一人で回収しなければならないことに困り果てた忠臣が求人募集をする様子や、採用してからの顛末は面白かった。

 本作は全体的にコミカルな部分が多かったかな。

 介護や買春、社会の闇なども同時に描いているが、奨学金を借りて、それを返せないということも描かれており、そう言えば、その問題ってニュースでも見たことあったな。

 司の小学校時代の担任の女教師も登場するが、彼女に関する話は結構酷いものであったな。


 事故に遭った姉を介護しながら働き、奨学金返済の取り立てに苦しむエマ。
 果たして、司はエマを助けることができるのか。

 このシリーズでの各々の結末は、色々な仕掛けで金を手に入れるというものが常套であるが、本作は自然な流れの決着だったな。

 司も最後は忠臣の下へ戻るんだろうと思っていたが、この顛末は自然の流れだったのかな。

 エマの行き着く先はちょっと可愛そうな感じもしたが、しょうがないのかなという感じもあったな。

/5

監督:元木隆史
出演:青木玄徳、逢沢りな、加藤歩、藤田記子、前山剛久、ムートン伊藤、佐藤貢三、山田裕貴
於:シネマート新宿

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