太陽が出てたから
山奥の小さな村で、姉アンジャンマと一緒に暮らす青年ハヌマントゥ。温和な性格の彼は気の強いアンジャンマの後ろに隠れてばかりで、村の男たちから馬鹿にされていた。
そんなある日、幼なじみのミーナークシを助けようとして海に落ちたハヌマントゥは、そこで不思議な力を持つ宝石を手にする。その石には、古代インドの叙事詩「ラーマーヤナ」で活躍する猿の将軍ハヌマーンの力が宿されていた。
無敵のスーパーパワーを手に入れるハヌマントゥだったが、石を狙う邪悪な組織が彼の前に現れ。(「作品資料」より)
インド神話に登場する猿神ハヌマーンの力を得た男の戦いを描いたヒーロー・アクション。
ハヌマーンは「モンキーマン」でも言及されていたな。
山奥の村で暮らすハヌマントゥ。
定職に就かず、詐欺まがいの行為や盗みをして、日々を過ごしている。
ある日ハヌマントゥは小さな頃から想いを寄せているミーナークシが盗賊に襲われたところを救出するが、傷つけられ、海に落ちてしまう。
そんなハヌマントゥは海底で不思議な輝石を見つけ、その石のパワーが彼を超人へと変える。
最初はミーナークシの気を惹くために力を使っていたハヌマントゥであるが、やがて虐げられている村人たちのためにその力を使う。
ストーリーは2段構えになっており、まずは村を支配する暴君との対決、そして輝石を奪うため村を壊滅しようとするマイケルとの対決。
最初はヒーローらしからぬ感じのハヌマントゥであるが、やがて村のために行動し、戦うようになる。
ヒーロー誕生の物語。
話が進んでいくうちに神と思しき者が現れたり、かなりファンタジックな要素が強くなっていく。
クライマックスは驚く程のパワーを得、命を賭したような戦いになる。
ラストは一応決着がつくのだが、新たな段階に入るようで、しっかり続編があるようなテロップ出ていたな。
ストーリーはオーソドックスであるが、大袈裟な程のアクションが楽しめ、展開も気になる作品だった。
それにしても、最近鑑賞するインド映画は続編待ちが多いな。
製作されたとして、日本で公開してくれるのか。
/5
監督:プラシャーント・ヴァルマ
出演:テージャ・サッジャー、ヴィナイ・ラーイ、アムリタ・アイヤル、ヴァララクシュミ・サラトクマール、ラヴィ・テージャ
於:グランドシネマサンシャイン池袋
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