CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-079「アンビュランス」(アメリカ)

2022年04月07日 22時20分26秒 | アメリカ映画
銀行強盗にサンダルを履くか
 アフガニスタンからの帰還兵ウィルは、出産直後の妻が病に侵され、その治療には莫大な費用がかかるが保険金も降りず、役所に問い合わせてもたらい回しにされるだけだった。
 なんとかして妻の治療費を工面しようと、血のつながらない兄のダニーに助けを求めるウィル。犯罪に手を染めるダニーが提案したのは、3200万ドル(約36億円)もの大金を強奪する銀行強盗だった。
 計画通りならば、誰も傷つけることなく大金だけを手にするはずだったが、狂いが生じて2人は警察に追われる事態に。やむを得ず逃走用に救急車に乗り込んだ2人だったが、その救急車はウィルに撃たれて瀕死となった警官を乗せていた。
 乗り合わせた救命士キャムも巻き込み、ダニーとウィルはロサンゼルス中を猛スピードで爆走することになる。(「作品資料」より)


 デンマーク映画「25ミニッツ」「トランスフォーマー」シリーズのマイケル・ベイ監督がリメイクしたクライム・アクション。

 マイケル・ベイ監督作品にしては、宣伝が少な目だったような気がする。

 銀行強盗を行った血の繋がらない兄弟であるダニーとウィル。

 完璧な計画のはずが、すでに警官が待機しており、早々に銃撃戦。

 そして、救急車をジャックし、救命士のキャムとウィルに銃撃され瀕死の重傷を負う警官を人質として逃亡を図る二人。

 警察、更にFBIの追われながら、激しいカー・チェイスを繰り広げ、何とか逃げ切ろうとするダニーとウィル。

 警察は二人を捕まえるため様々な策略を施し、ダニーたちも逃げ切るため様々な策略を施す。

 逃亡劇の間に起こる出来事が緊張感を高め、それが途切れることなく続いていく。

 銃撃戦もそうだが、カー・チェイスの間に起こるクラッシュなど、派手なアクションも見応え充分である。

 生きた警官を人質としていれば、警察もなかなか簡単に手を出せないということで、瀕死の重傷を負っている警官を、何とか死なせまいとするダニーとウィル。
 まさか、そんなことまでするとは、という展開にもなる。

 ただ病気の妻の治療代を稼ぎたいがためにダニーの計画に加担することにしたウィル。

 果たして、逃亡の末に二人の行き着く先はどうなるのか。

 最後まで緊迫感があり、惹き込まれるクライム・アクションであった。

/5

監督:マイケル・ベイ
出演:ジェイク・ギレンホール、ヤーヤ・アブドゥル=マーティン二世、エイザ・ゴンザレス、ギャレット・ディラハント、キーア・オドネル、A・マルティネス
   ジャクソン・ホワイト、オリビア・スタンブーリア、モーゼス・イングラム、コリン・ウッデル、セドリック・サンダース、ジェシー・ガルシア
於;グランドシネマサンシャイン池袋

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