恋とはどんなものだろう
急速な西洋化と経済発展が進む1990年代前半の台北。
企業を経営するモーリーは、自分の会社の経営状況も、婚約者アキンとの仲も上手くいかずにいる。モーリーの会社で働く親友チチは、モーリーの仕事ぶりに振り回され、恋人ミンとはケンカが絶えない。
そんなモーリーとチチの2人を中心に、同級生・恋人・同僚など10人の男女が2日半という時間の中で織りなす人間模様を描き、心に空虚感を . . . 本文を読む
事件を解決したね、でも協力者がいた
ミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。流浪の日々を送る名探偵エルキュール・ポアロは、死者の声を話すことができるという霊媒師のトリックを見破るために、子どもの亡霊が出るという謎めいた屋敷での降霊会に参加する。
しかし、そこで招待客のひとりが人間には不可能な方法で殺害される事件が発生。
犯人が実在するかさえ不明な殺人事件に戸惑いながらも、真相究明に挑むポ . . . 本文を読む
人が人の魂を救えると思う?
横浜黄金町で女性ばかりを狙った猟奇殺人事件が連続して発生した。
遊園地の観覧車の中、動物園のベンチ、遊覧船の中と、さまざまな場所で殺害された被害者に共通するのは、死化粧を施され、まるで着せ替え人形のように花柄のワンピースを着せられていたことだった。
まったく手かがりがない、この連続殺人事件の真相を追う濱マイクは、事件に隠された異常な迷宮に次第に誘い込まれていく。( . . . 本文を読む
他にありますか? 通報
夫・文則との関係がすっかり冷え切っている綿子は、友人の紹介で知りあった男性・木村と頻繁に会うようになる。
ある日、綿子と木村の関係を揺るがす決定的な出来事が起こり、日常の歯車は徐々に狂い出していく。(「作品資料」より)
冷え切った夫、文則との関係の中、心の支えとなっている木村と頻繁に会うようになっていく綿子。
しかし、二人でキャンプに行った帰り、綿子のすぐ近く . . . 本文を読む
沈黙を守らね者に災いを
バカンスのためコロラド州のスキーリゾートに向けてキャンピングカーで出発した2組の夫婦。
初日の夜、誰もいない河原で一夜を明かすことになったが、川の向こう岸に突然炎が燃え上がる。望遠鏡で対岸を確認すると、異様な覆面姿の面々が怪しい呪文を唱え、さらには裸の女性の胸にナイフを突き刺した。
一行は急いでキャンピングカーを発進させてその場を離れるが、そこからカルト集団の執拗な追 . . . 本文を読む
我々は過ちを犯した、しかし正しい方法もなかった
第1次世界大戦後、ロシアでの長い捕虜収容所生活からようやく解放された元刑事ペーターと戦友たち。しかし帰還した彼らを待ち受けていたのは、敗戦国となり変わり果てた祖国の姿だった。
ペーターは帰宅したものの家族の姿はなく、行き場を失ってしまう。
そんな中、ペーターの元戦友が河原で遺体となって発見される。遺体には相手に苦痛を与えるために仕掛けられた拷問 . . . 本文を読む
飛んだのは、お前だ
武術教師のアマンは、橋を建設するためにシク教徒の神木を切り倒そうとする企業の用心棒に痛め付けられる。
翌朝、アマンは無傷で回復し、神木から超人力を授けられたことに気付く。(「作品資料」より)
インド発のヒーローもの。
学校で武術を教えているアマンと母親、兄が住んでいる場所を、工場へ渡るための橋を掛けようとする大企業のマルホートラが買収しようとする。
しかし、そ . . . 本文を読む
運転手を募集する
南アメリカの奥地にある油田で爆発が発生したとの知らせが、300キロ離れた小さな村ポルベニールに入ってくる。反政府派ゲリラによるものと思われ、多数の犠牲者も。
油田火災を鎮火するには爆薬による爆風に頼るしかないものの、石油会社の倉庫にあった40ダースものダイナマイトはゲリラに奪われていた。残ったニトログリセリンを道なき道300キロ運ぶ以外に方法はない。高額の報酬と国外へ出られる . . . 本文を読む
これで見なくていいよね
スポーツインストラクターの清沢賢二は、愛する妻と幼い娘のために念願の一軒家を購入する。地下の巨大な暖房設備により、家全体を温めるその家は、「まほうの家」の呼び名の通り、冬は寒冷な長野県では理想的な物件だった。
マイホームでの幸せな生活をスタートさせた清沢一家だったが、その幸せはある不可解な出来事をきっかけに恐怖へと転じていく。(「作品資料」より)
意を決して一軒家 . . . 本文を読む