CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-256「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」(アメリカ)

2023年10月08日 13時04分08秒 | アメリカ映画
事件を解決したね、でも協力者がいた
 ミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。流浪の日々を送る名探偵エルキュール・ポアロは、死者の声を話すことができるという霊媒師のトリックを見破るために、子どもの亡霊が出るという謎めいた屋敷での降霊会に参加する。
 しかし、そこで招待客のひとりが人間には不可能な方法で殺害される事件が発生。
 犯人が実在するかさえ不明な殺人事件に戸惑いながらも、真相究明に挑むポアロだったが。(「作品資料」より)


 ケネス・ブラナーが監督、そして自らエルキュール・ポアロを演じた「ナイル殺人事件」に続く第三弾。

 もちろんアガサ・クリスティの小説で、「ハロウィン・パーティ」という作品が原作であるが、聞いたことなかったな。

 ベネチアで隠遁生活を送っていたポアロの元に、友人の作家、オリヴァがやって来て、霊能者による降霊会が行われるということで、無理やり連れ出される。

 霊を信じないポアロ。

 物語は霊能者、レイノルズ夫人の降霊のトリックを見破っていく展開なのかなと思ったが、参加者の一人が殺害される。

 その謎をポアロが解明していく。

 降霊会が行われたのは、セミノフ夫人が住む屋敷で、そこでは娘が何かにとり憑かれたようになり、自殺している。

 更に子供の霊が出るとも噂されている屋敷。

 果たして、殺人は霊の仕業なのか。

 皆を屋敷に閉じ込め、調査を行うポアロであるが、途中怪しげな歌声を聞いたり、子供の姿を目にしたりする。

 本格的な推理とホラーが混じり合った話で、なかなか面白い話であった。

 霊は別として、参加者の中には怪しい人物も何人もいる。

 霊に惑わされながらもポアロは殺人を解明し、セミノフ夫人の娘の死の真相も明らかにしていく。

 真犯人については、何となくこれが一番納得できるものだったなという印象であった。

 殺人だけではないことについても秘密や真相を明らかにする。

 原作ありきではあるが、面白く、惹き込まれる作品だった。

/5

監督:ケネス・ブラナー
出演:ケネス・ブラナー、ミシェル・ヨー、ティナ・フェイ、カイル・アレン、カミーユ・コッタン、ジェイミー・ドーナン、ジュード・ビル、アリ・カーン、エマ・レアード、ケリー・ライリー、リッカルド・スカマルチョ
於:TOHOシネマズ池袋

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