CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-257「エドワード・ヤンの恋愛時代」(台湾)

2023年10月09日 22時49分37秒 | 台湾映画
恋とはどんなものだろう
 急速な西洋化と経済発展が進む1990年代前半の台北。
 企業を経営するモーリーは、自分の会社の経営状況も、婚約者アキンとの仲も上手くいかずにいる。モーリーの会社で働く親友チチは、モーリーの仕事ぶりに振り回され、恋人ミンとはケンカが絶えない。
 そんなモーリーとチチの2人を中心に、同級生・恋人・同僚など10人の男女が2日半という時間の中で織りなす人間模様を描き、心に空虚感を抱える彼らが自らの求めるものを見いだしていく姿を映し出す。(「作品資料」より)


 会社を経営するモーリーと、そんな彼女の下で働く親友のチチ。

 二人を中心に人間関係を描いた青春群像劇。

 1994年製作で、1995年に日本でも公開されたが、4Kレストア版として劇場リバイバル公開されたものを鑑賞。

 会社を経営しているモーリーは、経営がうまくいっておらず、婚約者のアキンとの仲もうまくいっていない。

 彼女の下で働くチチは、そんなモーリーに振り回されながら、なんとか仕事をこなしていくが、恋人のミンともすれ違いが続く。

 二人を中心にした話であるが、彼女らが関わっている人物たちの姿も描いている。

 モーリーはかなり大雑把なところがあり、若干攻撃的。

 チチは正反対でいつもニコニコしており、周囲の人々から慕われている。

 二人の恋人との関係、仕事などがうまくいかず、それに対する彼女たちの行動によって、周囲の人々が受ける影響、そして更なる行動が描かれ、それによって引き起こされてしまうことが描かれる。

 本当は誰が誰を好きで、その恋模様がどうなるのか気になるところ。

 仕事などの悩みもあるが、それには恋が絡んでいるものが多いかな。

 それぞれの関係や悩みで起きる苦しみなどを二日半で描いており、興味深い一本であった。

 モーリーとチチの友情がどうなるのか、そして恋愛模様がどう展開していくのか、複雑な人間関係を描いた作品であった。

 /5

監督:エドワード・ヤン
出演:ニー・シューチュン、チェン・シァンチー、ワン・ウェイミン、ワン・ポーセン、ワン・イエミン、ヤン・ホンヤー、チェン・イーウェン、ダニー・ドン、リチー・リー、チェン・リーメイ
於:新宿武蔵野館

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