CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-249「スイート・マイホーム」(日本)

2023年10月01日 10時08分29秒 | 日本映画
これで見なくていいよね
 スポーツインストラクターの清沢賢二は、愛する妻と幼い娘のために念願の一軒家を購入する。地下の巨大な暖房設備により、家全体を温めるその家は、「まほうの家」の呼び名の通り、冬は寒冷な長野県では理想的な物件だった。
 マイホームでの幸せな生活をスタートさせた清沢一家だったが、その幸せはある不可解な出来事をきっかけに恐怖へと転じていく。(「作品資料」より)


 意を決して一軒家を購入することにした清沢賢二。

 妻のひとみと幼い娘と産まれたばかりの娘の四人で住み始める。

 しかし、そのマイホームには何かがいる気配があり、やがて賢二と家族を恐怖に陥れることになる。

 引っ越してきた家に何かがいるという設定は、これまで何作か観たと思うが、本作では新たに建てた家に何かが存在するという展開。

 新築の家には、地下に巨大な暖房設備があり、それで家全体を暖める。

 しかし、その地下、床下に何かが居そうな怪しい雰囲気がある。

 更に、賢二の周囲では不可解なことが発生し、やがて殺人事件まで起こってしまう。
 
 果たして、家にいるのは霊なのか、それとも何者かが侵入しているのか。

 賢二たちの身の回りで起こることには、なかなか緊迫感があったな。

 地下に入った者が体験する恐怖の映像は、いかにも霊に遭遇したような雰囲気。

 しかし、賢二がかつて不倫していた女性の夫に二人の映像が送られるということもあり、こちらは現実的な恐怖がある。

 家の中に誰かがいるような雰囲気があり、妻のみゆきも心身が疲弊していってしまう。

 そしてクライマックス、全てが明らかになるが、ちょっと「ハウス・バウンド」を思い出すような展開。

 しかし、「ハウス・バウンド」がコメディ色が強かったのに対し、本作はシリアスでサイコ的なもの。

 更に決着したかと思った後のラストに衝撃的な展開がある。

 惹き込まれるサスペンス・ホラーであったが、なんとも後味は良くない作品ではあったな。

/5

監督:齊藤工
出演:窪田正孝、蓮佛美沙子、奈緒、中島歩、里々佳、吉田健悟、磯村アメリ、松角洋平、岩谷健司、根岸季衣、窪塚洋介
於:TOHOシネマズ池袋

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