といっても、実際に声に出してつぶやいたワケではないですけど(汗)
街中で見かけた出来事で、心の中「おお!」と感嘆することってないですか?
ー救急外来のお医者さんー
今日、どうしても熱が下がらず、明日仕事休めないので、救急外来を受診しました。
受付で、「救急車が来たから、少し遅くなります」と説明を受けました。
と、待合室に70代くらいの女の方が座ってらっしゃいました。
多分救急車で来た方のご家族だろうなあっと、思ってました。
すると、診察室のドアをガラッとあけて、先生が出てきました。
病状の説明をしつつ、「これから、救急車で治療のできる病院に搬送しますね。僕も行きますから」とその女の人に。
女の方は「はあ。家に・・・が置いてあるんです。救急車でちょっと、家に寄って取らせてもらうわけにはいかないでしょうか?」と。
先生「・・・。うーん。救急車で家によるのはちょっと。」
女の人「じゃあ、タクシーでちょっと行ってきましょうかね」
先生「救急車は今から出ますから・・・」
なんか、女の方はどうしても家に取りに帰らないといけないものがあった様子です。
その様子に、義理の母を思い出させるモノがありました。緊張感のある状況だけど、田舎のホント「おばあちゃん」感じで、周囲の状況に今一乗り切れてないって言うか。
元気だったら、「私がちょっと、取ってきて上げましょうか?」と・・・よけいな口出ししたいようなやり取りでした(^^;)
先生は一度診察室に戻りました。
おばあちゃん(女の人)は考えてます。
先生がまた出てきて、白衣を脱ぎながらおばあちゃんに言いました。
「僕の車で取りに行きましょう。(受付の人に)ちょっと、救急車に待っててもらって」
私は待合室の椅子でうつむきながら「おお!」と思いました。
忙しいだろうに、すごい決断!
ー本屋のお姉さんー
近所の書店のお姉さん・・・といっても私よりずっと若いと思うんですが、いかにもテキパキ働いててカッコいいお姉さんって感じです。
この前そのお姉さんに、惚れ惚れした瞬間がありました。
書店のレジに並んでいたときのこと、前の男のコまで順番が進んだとき、突然お姉さんの声で「あなた、いくつですか?」と。
はっとして顔をあげると、顔を真っ赤にした男の子が。
「この本は未成年には売れません」凛としたお姉さんの声。
男の子の手を見ると、ソレ風の雑誌がありました。
男の子はレジに本を返して慌てて立ち去りました。
私だったら、知らない顔して売ったような気がするなあ。恨まれても嫌だし。
「不正は許さない」っていう毅然としたお姉さんの様子がカッコよかったです。