安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

レンゲツツジとニッコウキスゲに出会えた霧ヶ峰高原周回ハイキング(1)

2020-06-30 20:00:20 | 登山・ハイキング

6月27日(土)は、まずまずの天候が見込まれたので、Wさんと一緒に霧ヶ峰高原にハイキングに出かけました。遅いスタートだったこともあり、車山肩の駐車場は、首都圏や中京圏、さらに九州のナンバーなど全国の車でいっぱいでした。

レンゲツツジには遅く、ニッコウキスゲには早い谷間の時期だと思っていたので、どちらの花にも出会うことができ、喜びました。周回ルートで写真を撮りながらゆっくり歩き、歩行時間は約4時間30分、歩行距離は11kmほどでした。

【行 程】

車山肩駐車場出発 9:00 ~ 車山山頂 9:45 ~ 南の耳 10:56 ~ 北の耳 11:10ー43(おやつ休憩) ~ ゼブラ山 12:03 ~八島ヶ原湿原 12:28ー13:17(木道を周回) ~ 沢渡 13:39ー49(休憩)~ 車山肩 14:15    

昼食(チャプリン) 14:30 ~15:05   安曇野市自宅着 16:30

【駐車場~車山山頂】

駐車場の様子

道の両側は駐車場です。右の建物は食堂のチャプリンです。写真左に見える階段を上がりチャプリンの裏手に出てハイキングを開始しました。

チャプリンの裏手

広い道を歩いて車山山頂へ向かいます。

バードウォッチングでしょうか。望遠レンズを持った方ともすれ違いました。

右手から回り込んでルートが続いています。

ウマノアシガタ。この花は高原全体で見ることができました。

振り返ると車山肩の駐車場が見えます。

途中から幅の狭い道になりますが、右手に回ると山頂はすぐです。

ミツバオウレン

コバイケイソウ。この花もたくさん見ることができました。

【車山山頂】

山頂のレーダーが見えます。

車山山頂に到着。標高1925m.

東方面には、蓼科山

八ヶ岳

中央アルプス方面

車山神社鳥居

車山神社。四隅には御柱が立っていて、諏訪の地域だということが強く印象づけられました。お参りしました。

【車山山頂~南の耳】

白樺湖や蓼科山、付近のスキー場などが見えて、このあたり全体の地形がわかりました。

下りて行きます。右の建物は避難小屋です。

スキー場の中を下ります。

コバイケイソウの群落がありました。

この標識で、八島湿原・蝶々深山方向へ左折します。

しばらくまっすぐ進みました。

そのまままっすぐ行くと蝶々深山ですが、高原の端の方を歩くことにして、ここで右折して、南の耳に向かいます。

このあたり、レンゲツツジがたくさん咲いていました。高原全体でも、あちこちでまだ観ることができました。

レンゲツツジ。空を入れようとして苦心しました(笑)。

涼しい風が吹いてきて、気分は最高です。

これは白樺でしょうか。美しい光景でした。少し離れているのですが、進行右手下に観ることができました。

姫木平との分岐。南の耳方向に進みます。

実物はもっときれいでしたが、レンゲツツジはこのへんにもたくさん咲いていました。

南の耳を撮影。こうしてみると、形がよくわかります。

風が強いために、ナナカマドの樹が斜めに成長しています。

歩きやすい道です。

南の耳に到着。標高1,838mです。

南の耳付近から見た、八島ヶ原湿原。

(2)へ続きます。(2)では北の耳、八島ヶ原湿原や出会った花などについて記します。引き続きご覧いただければ幸いです。


久しぶりの東京。神田駅西口→御茶ノ水「JAZZ TOKYO」→四ッ谷「ジャズ喫茶 いーぐる」

2020-06-29 20:04:05 | ジャズ喫茶

6月26日(金)に東京へ行きました。2月5日以来なので、約5ヶ月ぶりです。往路の長野発東京行きの新幹線「あさま」の車内は空いていましたが、復路の「はくたか」の車内は乗車率が高く、コロナ前に戻りつつある気がしました。

神田で所用を済ませた後、御茶ノ水のディスクユニオン「JAZZ TOKYO」、四ッ谷のジャズ喫茶「いーぐる」に立ち寄りました。「いーぐる」では、お店の存続キャンペーンとして物品販売が行われていたので、「いーぐるに花束を」という冊子を購入しました。

(JR神田駅西口)

JR神田駅西口を出たところです。西口商店街へ入ります。

西口商店街に入り、少し進んだところですが、人通りはほぼ回復している感じでした。ここで左折します。

用事まで、少々時間があったので、目についた喫茶店に入ってみます。

初めて入ります。「LOFT」というネーミングが気に入りました。

平日の午前中ということもあるのか、先客は手前隅に一人いるだけです。

アイスコーヒーを注文。なかなかよいものでした。

(御茶ノ水 jazz TOKYO)

   

CD・レコード販売のディスクユニオン・Jazz TOKYOへ。ここも約5か月ぶりです。次の2アルバムを購入。

   

Dusko Goykovich(tp)「Internacionaln Jazz」。日本盤の10インチレコードを購入。

   

CDの新譜コーナーで、Tony Kofi(as)の「Another Kind of Soul」(CD)を購入。

(四ッ谷 ジャズ喫茶「いーぐる」)

JR四ッ谷駅

交差点を渡るところです。しんみち通りの看板は昔と変わりません。

   

いーぐるの入口。2017年6月に訪れているので、約3年ぶりの訪問です。

お店は地下一階なので、階段を下りていきます。

右のスピーカー。金曜日の午後ですが、お客様が数人いたので、写真はスピーカーだけにしました。

左側のスピーカー。

キッシュとコーヒーを注文

コーヒー

ジョー・パス(g)の「Appassionato」がかかりました。

続いてミシェル・ペトルチアーニ(p)の「Michel Petrucciani Trio」がかかりました。

コロナ禍で、お店の経営が厳しく、いーぐる存続支援キャンペーンが行われています。これはチラシですが、お店には実際の商品が置かれていました。

   

いーぐる50周年の記念誌「いーぐるに花束を」の復刻版(1,500円)を購入しました。

   

店主の後藤雅洋さん執筆の「一生モノのジャズ・ヴォーカル名盤500」(小学館新書)も置いてありましたが、既に持っているので、上記の冊子にしました。

【いーぐる】

住所:東京都新宿四谷1-8-6
電話:03-3357-9857
ホームページ:ジャズ喫茶 いーぐる


ミシェル・ルグラン「LEGRAND JAZZ」と雑誌「Premium 私の好きな映画」の話題

2020-06-28 20:00:05 | ピアノ

マガジンハウスから出版されている雑誌「&Premium」8月号は映画特集で、パラパラみたら面白そうだったので購入しました。「私の好きな映画」として、推薦する映画が紹介されています。最初に登場した轟節子さんがゴダールの「女は女である」を挙げています。音楽はミシェル・ルグランです。彼のジャズアルバムを。

MICHEL LEGRAND (ミシェル・ルグラン) 
LEGRAND JAZZ (Columbia  1958年録音)

   

フランスの音楽家のミシェル・ルグラン(1932~2019年)は、「シェルブールの雨傘」をはじめとした映画音楽の作曲でよく知られています。ジャズについては、ピアニストとして活躍したばかりでなく、編曲者として腕をふるっており、この作品が代表に挙げられます。

3つのセッション(ボーナス・トラックを入れると4つ)からなり、ルグラン以外はメンバーが異なります。ミシェル・ルグランの編曲、指揮によるビッグバンドに近い大型コンボによる録音です。マイルス・デイヴィス(tp)、ジョン・コルトレーン(ts)、ビル・エヴァンス(p)、ベン・ウェブスター(ts)、ハービー・マン(fl)、アート・ファーマー(tp)ら、トップミュージシャンが加わったニューヨークにおける録音です。

曲は次のおとり。

1  The Jitterbug Walts (Thomas Waler)
2  Nuages (Django Reinhardt)
3  Night in Tunisia (Dizzy Gillespie)
4  Blue and Sentimental (
5  Sompin' at The Savoy (Benny Goodman)
6  Django (John Lewis)
7  Wild Man Blues(Louis Armstrong)
8  Rosetta (Earl Hines)
9  'Round Midnight (Thelonious Monk)
10  Don't Get Around Much Anymore(Duke Ellington)
11  In A Mist (Bix Beiderbecke)
12  Have You Met miss Jones? (Richard Rodgers)
13  This Can't Be Love (Richard Rodgers)
14  The Lady is  Tramp (Richard Rodgers)
12~14は、1962年録音のボーナス・トラック。1、6、7、9がマイルス・デイヴィスが加わったセッション。

ルグランが作ったアルバムが大ヒットしたので、そのご褒美として作ることができたもの。選曲やミュージシャンの選択などルグランが思いのままに腕をふるったもの。彼が編曲した厚くてムーディーでカラフルなサウンド、そのサウンドにのって出てくる気の利いたソロなど、大型コンボの面白さが存分に発揮されています。とりわけ、マイルス・デイヴィスのソロが聴ける「The Jitterbug Waltz」や「Django」は格別。

【&. Premium 8 私の好きな映画】

   

表紙

(推薦されている映画)

轟節子(スタイリスト)さんが挙げた「女は女である」

滝口和代(ネストローブプレス)さんが挙げた「シェルブールの雨傘」

岩永有理(フローリスト)さんが挙げた「パリの恋人」。オードリー・ヘプバーン主演のミュージカル。

「音楽が素敵だから、この映画が好きです」のジャズの項目ついて、菊地成孔さんが書いています。ウディ・アレンの「レイニー・デイ・イン・ニューヨーク」がこれから公開されるようです。ジャズファンにはこのページは役に立ちます。

   

映画好きに観てほしい、海外ドラマという特集もありました。


原田マハ著「サロメ」(文春文庫)を読みました。

2020-06-27 19:50:14 | 読書

この5月に、原田マハ著「サロメ」が文春文庫で発行されたので、読みました。リヒャルト・シュトラウス作曲のオペラ「サロメ」はDVDで観ていましたが、どんな小説なのか興味津々で読み始めました。

   

 

   

著者の原田マハさんは、1962年東京都生まれ、フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍。2005年「カフーを待ちわびて」で日本ラブストーリー大賞受賞、12年「楽園のカンヴァスで」で山本周五郎賞、17年「リーチ先生」で新田次郎文学賞受賞。著書多数。

(感想など)

「サロメ」というタイトルは、オスカー・ワイルド作の戯曲「サロメ」のことですが、本書は、ワイルドと挿絵を描いたオーブリー・ビアズリー、その姉のメイベル・ビアズリー、ワイルドの同姓の恋人のアルフレッド・ダグラスという4人の愛憎劇です。

メイベル・ビアズリーの視点から語られていますが、この女性がサロメに通じるような性格、行動で、最後の場面も彼女の踊りで終わります。メイベルは、かなりな策士ぶりで、人物の造形として現実離れしすぎていて、ちょっとやりすぎかもしれません。

原田マハさんならではの西洋文学・美術の世界を踏まえた素材がとびきり新鮮なので、読んでいて興味が持続します。虚実とりまぜていますが、どこからが史実かそうでないか、よくわからない展開も面白く、このへんはうまく作ってあるように感じました。

【リヒャルト・シュトラウス作曲楽劇「サロメ」DVD】

「サロメ」は、オスカー・ワイルドの原作をもとに、R・シュトラウスが作曲したオペラ。クリスト・フォン・ドホナーニ指揮コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ。キャサリン・マルフィターノ(S)、プリン・ターフェル(Br)など。(1997年録画)


キッチン&やど ぶたのしっぽ (カレー・洋食 安曇野市穂高有明)   

2020-06-26 20:31:05 | グルメ

穂高有明の山麓線沿いにある「キッチン&やど ぶたのしっぽ」は、ネーミングが風変わりなので、名前だけは覚えていました。先日、ちょうどお昼時に通りがかったので、ここでランチにすることにしました。本来は宿泊中心かもしれません。

メニューはスパゲッティなど洋食もありますが、カレーが中心で種類も豊富です。安曇野ビーフカレーを注文しましたが、牛肉は安曇野小岩嶽農場産のものを使っているということで、地産地消を実践されています。大きな肉が柔らかく煮込んであって、ちょっと感激しました。

看板。

外観。二階などは宿泊室になっているのでしょう。

入口

店内

豚の置物などがありました。

壁には山岳写真が飾られています。上の細長いものは、槍ヶ岳などで、パノラマで撮ってあり感心しました。

メニュー。

安曇野ビーフカレー。

柔らかい牛肉がたくさん入っていました。ボリュームもあります。

福神漬け

コーヒーもいただきました。

きれいな器にたっぷり。

【キッチン&やど ぶたのしっぽ】

住所:長野県安曇野市穂高有明2186番地157
電話:0263-83-5958
ホームページ:sippo.net/yado/yado.html