安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

佐々木譲著「屈折率」(文春文庫)と「沈黙法廷」(新潮文庫)を読みました。

2021-07-31 19:36:01 | 読書

今まで読んだ佐々木譲さんの小説は、北海道警察シリーズ(ハルキ文庫)8冊と、エトロフ発緊急電(新潮文庫)で、分野としては警察小説と戦争冒険小説ですが、今回は、企業小説と法廷小説を読みました。

佐々木譲さんは1950年札幌生まれ、「鉄騎兵、跳んだ」でオール読物新人賞、「エトロフ発緊急電」で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞、「廃墟に乞う」で直木賞を受賞。著作多数。

   

表紙 

(カバー裏にある内容の紹介)

   

(感 想)

企業(ガラス工場)の再建を主軸に、ガラス工芸作家との恋愛も描いていて、警察や歴史物ばかりでなく、現代の企業や恋愛を取り上げることのできる著者の幅の広さに、びっくりしました。

ガラスの製造やその応用製品など物造りについても巧に描いていますが、従業員や取引先の社長などとのやりとり、男女の恋愛模様と、登場する人物が感情をもち、実際に動いているように書かれていて、最初から最後まで目が離せません。

   

表紙

(カバー裏にある内容の紹介)

   

(感 想)

最初に警察の捜査の様子が描かれ、容疑者の逮捕、取り調べ、送検、起訴、裁判前の打合せ、裁判員裁判と、一つの刑事事件が最終的に評価されるまでの一連の流れを描いていて、感嘆しました。通例は、どこかで止めるか、断面を切り取りすると思います。

法廷での検察官や弁護士の発言やその様子は迫真的で、裁判官や被告人を含めて、実際にあったと思わせる優れた出来栄えです。状況証拠だけで、有罪にできるか疑問を感じながら読んでいたので、判決には好感を持ちました。

佐々木譲さんのファンにすっかりなっています。作品はたくさんあるので、引き続き読みたいと思います。


上田市のビッグパスチャーでステーキランチ (ステーキ、洋食 上田市中央)

2021-07-30 19:32:33 | グルメ

暑いので、ステーキを食べようと、遅めのランチにビッグパスチャーに出かけました。上田市中心部にあり、アルバイト職場からも比較的近く、便利な立地です。

ステーキランチをいただきましたが、ボリュームがある上に肉質が柔らかいステーキでした。味付けがやや塩辛いので、夏向きの気もしましたが、パンも美味しく、また出かけてもよいと思いました。

看板

外観。牛丼の表示が出ていて、メニューは豊富です。

馬の彫刻が飾ってありました。

店内。クラシックな雰囲気です。遅いランチなので、貸し切り状態です。

メニューは豊富ですが、おすすめのカウボーイステーキにしました、250gにしましたが、僕にはちょうどよいくらいでした。

カウボーイステーキ。

サラダ。なかなか新鮮でした。

ステーキ。

つけあわせの野菜。ニンジンが美味しかった。

ステーキは柔らかいです。ソースがやや塩辛かった。

自家製のパン。これ結構いけます。

【ビッグパスチャー】

住所:長野県上田市中央2-15-1
電話:0268-29-3730
ホームページ:カウボーイレストラン ビッグパスチャー - 上田/ステーキ | 食べログ (tabelog.com)


情家みえ「ETRENNE」とHighwayWalker8月号「関越道周辺 みなかみ町など」の話題

2021-07-29 19:31:43 | ヴォーカル(L~R)

高速道路のSAやPAに置かれている無料の冊子「Highway Walker」(KADOKAWA発行)をたまに見ます。今号では、「群馬県・みなかみ町」への日帰りドライブや関越道周辺のダム湖などの記事に興味が湧き、谷川岳ロープウェイや透き通った水の四万川ダムを実際に訪れたくなりました。ライブで聴きたい歌手。

MIE JOKE (情家みえ)
ETRENNE (Ultra Art Records 2017年録音)

   

愛媛県出身のヴォーカリスト情家みえさんは、南青山の「Body & Soul」、「代々木ナル」など都内のジャズクラブを中心に全国のジャズスポットに出演し、活躍しています。僕も2回聴いたことがあり、ファンの一人です。本作は、麻倉怜士、潮晴男というオーディオ関係の方がプロデュースに当たったものです。

メンバーは、情家みえ(vo)、伴奏は2つのグループが担当し、山本剛(p)、香川裕史(b)、大隅寿男(ds)というピアノトリオが1~5の5曲を、6~11の後半6曲は、後藤浩二(p)、楠井五月(b)、山田玲(ds)、浜崎航(ts,fl)というクインテットが担当。

曲目は次のとおり。

1  Cheek to Cheek (Irving Verlin)
2  Moon River (Henry Mancini, Jonny Mercer)
3  I Can't Give You Anything But Love (Jimmy McHugh, Dorothy Fields)
4  Fly Me To The Moon (Bart Howard)
5  You Don't Know Me (Cindy Walker. Eddy Arnold)
6  Lipstick On Your Collar (George Goehring, Edna Lewis)『カラーに口紅』
7  Sunny (Bobby Hebb)
8  Carvan (Duke Ellington, Juna Tizol, Irving Mills)
9  Can't Take My Eyes Off You (Bob Crewe, Bob Gaudio)『君の瞳に恋してる』
10  Still Crazy After All These Years (Paul Simon)『時の流れに』
11  Waltz For Debby (Bill Evans, Gene Lees)
スタンダード曲主体ですが、5はレイ・チャールズの1962年のヒット曲、6はコニー・フランシスの1959年のヒット曲、9はフランキー・ヴァリの1967年のヒット曲、10はポール・サイモンの1975年の曲で、オールディーズ系統の曲なども選曲されています。

情家みえ(vo)に加え、伴奏や編曲に山本剛(p)や後藤浩二(p)が当たった、豪華なアルバムです。オーディオ的にも配慮されたもので、二人のプロデューサーの意気込みも伝わってきます。最初のよくスイングした「Cheek to Cheek」や、スローテンポからテンポアップして歌う「I Can't Give You Anyting But Love」あたりがよくて愉しくなり、ちょっとキャロル・スローンの若い頃の録音を思い浮べました。ブルージーな「You Don't Know Me」、歌詞を丁寧に歌い込んだ「Waltz for Debby」なども良かった。

(メンバーの写真とプロフィールがライナーノートに掲載されています。)

【情家みえホームページ】 

Mie Joke official website 情家みえオフィシャルサイト jazz vocalist mie joke

スケジュールなどが載った詳細なホームページです。

【HighwayWalker(ハイウェイウォーカー)2021年8月号

   

表紙。写っているのは、映画「虎狼の血 LEVEL2」出演の西野七瀬さんです。

   

プロのガイド付きで渓流下りが楽しめるようです。   

肉屋のレストラン「育風堂」のステーキやカツ丼が美味しそうです。ランチに良さそうです。

谷川岳ロープウェイで標高1,502mの天神峠へ。天神平だけでも楽しめるようですが、ここから2時間半くらいで谷川岳山頂へ到達できるので、行ってみたい。

   

日帰り温泉の仏岩温泉 鈴森の湯も良さそうです。

   

奧只見ダム(奥只見湖)の遊覧船からは、山岳の景色が楽しめるようです。

   

ブルーの色が素晴らしい、四万川ダム(奧四万湖)は観てみたい。


七合目一の鳥居から蓼科山登山(3)【将軍平~一の鳥居、牛乳専科「もうもう」、権現の湯】

2021-07-28 19:40:00 | 登山・ハイキング

7月23日(金)の蓼科山登山の3回目で最終です。将軍平から一の鳥居への下山、牛乳専科「もうもう」のソフトクリーム、立ち寄った温泉「権現の湯」について記します。行程を再掲します。

【行 程】

一の鳥居 7:05 → 馬返し 7:19 → 天狗の露地 8:03ー8:10 → 将軍平 8:35ー9:02 (休憩)→ 蓼科山山頂 9:38ー11:18(昼食休憩)

蓼科山山頂 11:19 → 将軍平 12:00ー12:33(休憩)→ 天狗の露地 12:59~13:08 → 一の鳥居 13:48

牛乳専科「もうもう」 14:15ー14:30 権現の湯 15:00ー15:40

【将軍平~一の鳥居】

将軍平から下山していきます。

上りよりも、下りの人が増え出しました。

天狗の露地に立ち寄ってみます。左折します。

ある程度展望がきいて立ち寄った甲斐がありました。

女神湖の拡大。ボートが見えます。

後方を振り返ると、蓼科山山頂が見えています。

子供さんなど歓声を上げていました。ここまでなら、遠足といった感じで七合目から来ることができそうです。

天狗の露地から戻り、下っています。ポッカの方が、相当重そうな荷物を運び上げています。すごい。山小屋の飲食物などが高くなるのは当然という気がします。

左にすごい太い木があって、目を惹きました。

一の鳥居に到着。

【牛乳専科 もうもう】

住所:長野県北佐久郡立科町芦田八ヶ野40-1
電話:0267-55-7557
ホームページ:牛乳専科もうもう | 長野県蓼科にある牛乳専門店 (tateshina-moumou.com)

甘い物を食べようと、牛乳専科「もうもう」に来ています。

ソフトクリームをいただきました。カップにしました。

この光景も見たかったので、こちらのお店に立ち寄りました。牧場から蓼科山まで見えます。

ここは人気スポットで、「もうもう」もたくさんのお客様が訪れる人気店です。

【たてしなの里 権現の湯】

住所:長野県北佐久郡立科町山部363−2
電話: 0267-56-0606
ホームページ:たてしなの里・権現の湯 | 立科町公式サイト (town.tateshina.nagano.jp)

本日の山行きの〆は温泉です。立科町の町営施設「権現の湯」にAさんに案内していただきました。

林檎の産地でもあり、絵が壁に描いてあります。

屋内、屋外ともに、風呂が広くゆっくりと入れました。

窓からは浅間連峰を望むことができます。右手奧には食堂もあります。

浅間連峰の案内図。

庭を含めて浅間山方面。

アップです。右端の煙を上げているのが浅間山、左の方へ、黒斑山、高峯山、東篭ノ登山、西篭ノ登山、湯ノ丸山、烏帽子岳。


七合目一の鳥居から蓼科山登山(2)【蓼科山山頂、山頂~将軍平】

2021-07-27 19:31:08 | 登山・ハイキング

7月23日(金)の蓼科山登山の2回目です。山頂の様子と、将軍平までの下りについて記します。山頂では、時折涼風が吹き抜け、清々とした気分になりました。将軍平は、賑わっていて、蓼科の夏という感じです。

【行 程】

一の鳥居 7:05 → 馬返し 7:19 → 天狗の露地 8:03ー8:10 → 将軍平 8:35ー9:02 (休憩)→ 蓼科山山頂 9:38ー11:18(昼食休憩)

蓼科山山頂 11:19 → 将軍平 12:00ー12:33(休憩)→ 天狗の露地 12:59~13:08 → 一の鳥居 13:48

牛乳専科「もうもう」 14:15ー14:30 権現の湯 15:00ー15:40

【蓼科山山頂】

蓼科神社。参拝しました。

雲があがっていて、眺望はほぼ無理でした。

それぞれ皆さん楽しんでいます。

Aさんが、もつ焼きを作ってくれているところです。

ノンアルコールビールと味噌味の柔らかな「もつ」で、ごく小さな宴会。

サントリー・オールフリーです。もってきてくれたAさんに感謝。よく冷えていて最高に美味しい。

あとで、珈琲もいただきました。

奧の方から山頂の標識のある方を撮影。

山頂は、丈の高い植物はありません。小さな花が咲いていました。

不明。花の名前がわかる方いたらご教示ください。花の名前はキオン。(気まぐれ親父さんから教えていただきました。)

ヤマハハコでしょうか。不確かです。

手前のヒュッテの近くです。蓼科山登山口と表示にありますが、これは女神茶屋コースの登山口を指しているのでしょう。

少し雲が切れました。見えているのは、多分北横岳。

【山頂~将軍平】

下りていきます。

下りていく人ばかりでなく、上りの方もまだまだいます。

進行左に平らな空き地がありました。祠かなにかあった場所だと思われます。

空き地の上には、しめ縄が飾ってありました。

群落。花の名前は、ゴゼンタチバナではなくて、シロバナノヘビイチゴです。(気まぐれ親父さんから教えていただきました。)

そろそろ傾斜が緩くなってきました。

到着

バイケイソウでしょうか。

蓼科山荘前は、まだまだ賑わっています。

テントの下は、ノベルティグッズなどの展示販売場所です。

バンダナを購入。手ぬぐいやTシャツ、ピンバッジなどいろいろなものがありました。

(3)へ続きます。(3)では、天狗の露地に寄って一の鳥居までの下山、立ち寄った「もうもう」のアイスクリーム、「権現の湯」について記します。引き続きご覧いただければ幸いです。