「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
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2023年9月30日(土)竹浦の海 他

2023-10-02 08:03:33 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:くもり

海況:北東の風 多少うねりあり 

気温:21℃ 水温:22℃

透明度:2~3m

 オトヒメエビ

 ハイブリッジさんに便乗してアリエルさんと共に久しぶりに竹浦のグロットとアゴ島で潜ってきました。水温は例年になく高く推移し、水深10以深でもまだ22℃前後ある。しかし、透明度は植物性プランクトンのせいか非常に悪くなっている。

 今女川湾の海では、南の海からやって来る季節来遊魚たちが非常に多い。ツノダシ、ハタタテダイからチョウチョウウオの仲間までカラフルな生き物たちでにぎやかになっている。

 一方、女川湾の在来種のクチバシカジカやダンゴウオの数が非常に少なくなっているのが心配される。

 ノコギリヨウジ

ハコフグの幼魚

 キンセンイシモチとハコフグの幼魚

 ミナミギンポ

 ムレハタタテダイ

 トゲチョウチョウウオ

 アブラヤッコ

 チョウチョウウオ

 

 一方、春夏のJF女川町漁協 江ノ島支部の漁業支援活動も9月27日をもって95日間で無事終了しました。

今年の女川町江ノ島海域では水温が25℃前後まで上昇し、季節来遊魚たちが非常に多く観察された。

 ツノダシやハタタテダイの群れ、ミノカサゴ、ミツボシスズメダイなどの小魚から、アオウミガメやヒラマサ、カンパチ、マダイ、イシガキダイなどの大型の魚種も観察された。

 イシガキダイ

 コブダイの成魚

 


2023年7月8日(土) 竹浦の海

2023-07-11 16:10:00 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:小雨のち雨

海況:南よりの風 凪

気温:20℃前後  水温:16~18℃

透明度:3~4m

 クチバシカジカ(アゴ島)

 KAZUがハイブリッジさんとアリエルさんに便乗して、竹浦のグロットとアゴ島で生物探索をしてきました。

 水温は18℃前後まで上がった来たが透明度の回復が遅れている。

 探索結果は、クチバシカジカの成魚、ダンゴウオの幼魚など複数個体とスナビクニンやハオコゼ、クロアナゴ、ヨロイメバルなど観察できた。

 ダンゴウオの幼魚

 ハオコゼ(アゴ島)

 スナビクニン(アゴ島)


2023年6月24日(土)竹浦の海 他

2023-06-25 14:54:53 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:くもりのち晴れ

海況:東よりの風 凪

気温:19.5~21.5℃ 水温:17℃前後

透明度:3~4m

 クチバシカジカの幼魚

 ハイブリッジさんとアリエルさんに便乗して、KAZUが竹浦のアゴ島とグロットで生物探索をしてきました。

 水温は例年並みに上昇してきたが、透明度の回復が遅れている。

 結果は、クチバシカジカの成魚や幼魚などとハオコゼ、クロアナゴ、キタモエビモドキ、リュウグウハゼの卵など観察できた。

 ハオコゼ

 クロアナゴはアゴ島の定位置

 クチバシカジカの成魚は複数個体確認

 リュウグウハゼの卵

 一方、JF女川町支所の江ノ島支部の漁業支援活動も今日(6月25日)で40日目を迎え、順調に潜水作業が進んでいる。

 最近になって透明度も10mを超えるようになり、イシダイの幼魚やメバルの群れなども多く観察されるようになった。これからますます水温が上がり透明度も20mを超えるようになると、南の海から多くの季節来遊魚たちが現れるのが楽しみだ。

 今日潜水作業をした足島の東側(左奥の島は金華山)

 

 


2023年5月20日(土) 竹浦の海

2023-05-22 16:31:52 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:くもり

海況:東よりの風 多少うねり

気温:12.5~13.5℃ 水温:12.6~10.4℃

透明度:2~3m

 クチバシカジカの幼魚(アゴ島)

 KAZUがハイブリッジさんとアリエルさんに便乗して、竹浦のグロットとアゴ島で生物探索をしてきました。

 数日前からのうねりが残って透明度が悪い中、クチバシカジカの幼魚やダンゴウオの稚魚たちを複数個体観察してきました。

 その他、定位置でクロアナゴ、クチバシカジカの若魚なども観察できました。

 ダンゴウオの稚魚

 クロアナゴ(アゴ島)

 一方、江ノ島の漁業支援活動も海況の悪化が続き、今日(5月22日現在)で19日目を迎え、水温も13℃台まで上がってきた。作業の邪魔だったアカモクも徐々に抜け初めて浅場の作業が大夫楽になってきた。

 今日は、江ノ島本島での潜水作業だったが、うねりがあり浅場では波に揉まれながらの作業となったが、突然、岩陰から体長60~70cmのコブダイの成魚が現れてびっくりすることもある。

 これから水温がますます上がり、透明度も10mを超えるようになると大型のマダイや、ヒラマサなども現れる。

 


2023年5月4日 竹浦の海 他

2023-05-09 08:53:43 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:南よりの風 凪

気温:18.5~21.5℃ 水温:9~10℃

透明度:3~4m

 クチバシカジカの若魚(アゴ島)

 久しぶりにKAZUが竹浦のグロットとアゴ島でファンダイブしてきました。

 天気や海況は最高のコンディションだが透明度が春濁りの影響で悪かった。

 この時期は、クチバシカジカの稚魚からダンゴウオの稚魚たちが観察できるのだが、まだまだ個体数は少ない。クチバシカジカの稚魚は2~3個体ほど確認したが写真が撮れず、またダンゴウオの稚魚も数個体確認できただけだった。

その他、ババガレイ、カゴメウミウシ、ダンゴウオの成魚なども観察できた。

 ババガレイ(ナメタガレイ)

 カゴメウミウシ

 ウミネコの繁殖地(江ノ島列島 笠貝島)

 一方、JF女川町支所 江ノ島支部の春夏の漁業支援活動も先月15日から始まって5月6日現在で14日目を迎えた。

 今年の水温は昨年より2~3℃程高く推移し、潜水作業は比較的楽だが、ワカメやマコンブ、スジメコンブなど昨年多かった大型の海藻類が少なく、アカモクだけが非常に多く生育し、潜水作業の邪魔にななることもある。また、透明度も5~6mと悪かったが最近になって10mほどまで回復している。

 この支援活動は、9月末まで続きます。