「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
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2023年12月17日(日)第22回 東北電力図画コンクール表彰式&トークショウ

2023-12-18 09:31:19 | 陸での出来事

  審査委員長より最優秀賞者への授与

  会場の石巻グランドホテル 鳳凰の間

 

 毎年恒例の「東北電力図画コンクールの表彰式」に行ってきました。

 今年で22回目を迎え昨年より多少すくなかったが4182点の作品の応募がありその中から、最優秀賞1名、優秀賞7名、審査員特別賞9名、奨励賞20名の合計37名の入賞者に賞状と記念品が贈られました。 

 テーマは、「想像の海の生きものたち」で石巻市、女川町、東松島市の幼稚園児から小学校6年生までの子供たちの豊かな発想と想像力で描いた作品に毎年毎年感動しています。

 今年の作品には、海の環境を心配するごみ問題をテーマにクジライルカジンベイザメリュウグウノツカイなどの大きな海洋生物をモチーフにした作品が多く観かけられました。

 最優秀賞の作品は「海青龍」と題し、『鱗はカキやホヤでヒレは海藻で海水をきれいにし魚たちやサンゴを元気にする』という作品でした。

 表彰式の終了後は、恒例のトークショーを開催させていただき、今年、新たに撮った写真や映像を含め「おながわ海中漫歩 ちょっと海へ」と題し、24種の女川湾の生きものたち様子を紹介してきました。

 

 

 

 

 


2023年12月10日(日)カエルアンコウ現れる竹浦&お知らせ

2023-12-12 11:00:53 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:西よりの風 凪

気温:16℃ 水温:17℃

透明度:6~7m

 ベニカエルアンコウ (グロット)

 水温がまだまだ下がらない女川湾。KAZUがハイブリッジさんとアリエルさんに便乗して、竹浦のグロットとアゴ島で生物探索をしてきました。

 グロットでは、アリエルの小玉さんが体長6cmのベニカエルアンコウを発見した。カエルアンコウは、3年前の1月に発見されてから2度目となる。また、他の季節来遊魚たちも元気で女川湾で生息している。

一方、クチバシカジカやダンゴウオなどは水温が高いためか、なかなか姿を現せない。

 アイナメの抱卵

 ダンゴウオ

 コロダイの幼魚

 女川町江ノ島からの日の出(6:42分頃)

 江ノ島海域の水温も18~19℃で推移し、各漁業などに悪影響が出てきている。

 JF女川町支所 江ノ島支部の漁業支援活動もあと2~3日で終了する予定だが、悪天候が多く潜水活動に支障を出ている。

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  お知らせ

 今月17日(日)に予定していた「第22回東北電力図画コンクール表彰式」の会場が変更になりましたのでお知らせします。

 新会場:石巻グランドホテル 石巻市千石町2-10 午後1時から

 

 

 

 


2023年11月22日(水)第22回 東北電力図画コンクール最終審査 他

2023-11-24 09:39:25 | 陸での出来事

  第1次審査通過作品(200点)の展示(女川原子力PRセンター)

 今年も、毎年恒例の東北電力図画コンクール(テーマ:想像の海の生きものたち)の最終審査の為、11月22日に女川原子力PRセンターへ行ってきました。

 今年で第22回目を迎えた図画コンクールだが、応募総数が昨年よりやや下回ったが4182作品と多数の応募がありました。

 その中から1次審査を通過した200作品をPRセンターで10月1日から1ヶ月展示し、一般の来場者(約1400人)の方々に投票していただきました。

 そして今日、9名の審査委員による最終審査の結果、最優秀賞 1点、優秀賞 7点、審査員特別賞 9点、奨励賞 20点が選ばれました。

 尚、表彰式は、令和5年12月17日(日)午後1時から女川町役場 生涯学習センター「ホール」で行う予定です。

  また、今年も女川湾で撮影した新たな映像を含め、おながわ海中漫歩(2023年度版)を御覧に頂きながらトークショウを開催いたします。

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 一方、JF女川町支所 江ノ島支部の冬の漁業支援活動も11月3日から始まり11月23日で10日目となりました。

 今年の江ノ島海域の水温もまだ17℃前後で推移し、季節来遊魚たちも、まだまだ多く生息しています。

 大型の海藻類はアラメだけで、毎年この時期に発芽し生長するアカモクやワカメ、コンブなどはほとんど見かけられないのが気になる。

 江ノ島海域の「アラメの海中林」

 

 


2023年10月24日(火)ハリダシエビスとイセエビのプエルルス確認 in 指ヶ浜

2023-10-27 12:57:04 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:北よりの風 ベタ凪

気温:19℃ 水温:20℃

透明度:2~3m

 ハリダシエビス 

 アリエルの小玉さんとKAZUが女川町指ヶ浜で生物探索をしてきました。

 秋なのに透明度の回復が遅れて2~3m前後、季節来遊魚がまだまだ多く観かけらるがクチバシカジカやダンゴウオの姿が確認できない。

 本日の新発見は、南の深海魚ハリダシエビスとイセエビの幼体(プエルルス)だ。

 イセエビの幼体(プエルルス)

 イセエビの幼体とサラサエビ

 その他、ハコフグの幼魚、シラコダイ、ソラスズメダイなどなど・・・

 ハコフグの幼魚

 シラコダイ


2023年10月7日(土)季節来遊魚たちがいっぱいの女川湾

2023-10-08 09:35:11 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:北西の風  やや強く 風波あり

気温:18~20℃ 水温:22℃前後

透明度:4~5m

 オトヒメエビ

 今日は、アリエルさんチームと竹浦でアゴ島とグロットで潜ってきました。

 前日まで北西の風が強く、暴風警報が発令されていたが、海上ではまだまだ風が強い状態が続いている。透明度も先週よりやや回復したが比較的悪い。

 この時期は、季節来遊魚たちが例年になく多く観察されている。スズメダイの仲間、ムレハタタテダイ、チョウチョウウオの仲間、オトヒメエビなども多く観察できた。

 コクテンカタギの幼魚

 トゲチョウチョウウオ

 コガネスズメダイ

 ムレハタタテダイ

 アカハチハゼ

 また、マダコの抱卵やクロアナゴ、ダンゴウオ、フサギンポなども観察できた。

 マダコの抱卵