BBの覚醒記録 

無知から覚醒に至る一つの記録です。「是々非々」がモットーで必要なら、
支持する政治家や弥栄を願う皇室への批判も厭わず。

GHQが解体した旧宮家の復権なくして、問題の解決はなし 《拡散希望・要保存》

2019-04-03 | 皇室問題

コメ欄への読者さん投稿で知った動画です。
私達が、金科玉条的に信奉している皇室のありよう、皇統が思い込んでいるほど強固なものではないことが歴史を辿って淡々と述べられています。

 

【ch北海道】新元号発表!皇室の正しい歴史を知っていますか?[H31/4/1]

天皇の系譜の一種の曖昧さについて語られているのは、9:30辺りからです。

 

歴史的知識を欠き天皇無謬説を基礎とした天皇絶対視、盲目崇拝を小野寺まさる氏は「カルト教」と喝破しています。まさに。他分野の言論においてしっかりしている人たちの中に、こと皇室問題に関しては無知蒙昧、無条件に崇める人たちがいて、ましてそれほど突き詰めて知ろうとしたり考えたりすることのない一般国民はなおさら、無知です。

天皇陛下が同時期に二人いた時代があることなど、日本人が心得ていなければならない基礎知識なのに、教えられず知らされないことの一つです。国内向けと海外用に発表された情報に異なる部分があることも。

 

 

在位がお二人、ダブっている。

以下は英文Wikiにおける記述。日本版のWikiと一部、異なる。

 

左が日本語版。右が海外。

 

中央の権力争いの結果、天皇側により死に追いやられた天皇がいる史実を私達は知らねばなりません。現代ではないことですが、しかし皇統を力づくで変えてしまおうとする動きがあることには、直面せねばなりません。厳密に言えば天皇の資格のない存在が在位した御代があることと共に。
ただ皇統が男系で繋がれて来たその事自体にゆらぎはありません。

皇位継承者の激減に対して、まことしやかに女性宮家の擁立とその敷衍上に女系天皇容認説が力説されていますが、皇太子殿下よりも天皇の血筋の濃い男子が旧宮家に複数名いて、その復活さえなされればあっけなく解消するものです。旧宮家は未だ皇室と交流があり、ついこの間の東宮御所での両陛下の結婚記念食事会に、旧宮家の何人かが出席しています。

動画では三種の神器を持たぬ本来は天皇の資格がない天皇がいたことを、安徳天皇の御代を例に引いて説明しています。(滅ぼされた安徳天皇のほうが、三種の神器をお持ちだった)在位が安徳天皇とダブった後鳥羽天皇に三種の神器はありませんでした。(といって、後鳥羽天皇の存在自体を否定する立場に拙ブログ主はありません。しかし事実は事実として認識する作業を常に心がけないと、盲信の天皇カルト教信者になってしまいます)

公には第47代天皇とされている後鳥羽天皇淳仁天皇は明治以前には廃帝(はいたい)扱いになっていて淡路廃帝と呼ばれています。

 

ちなみに、天皇が天皇であることを保証する三種の神器への決定的な敬意を欠如されているのが現皇太子であることは、繰り返し述べて来ました。皇太子殿下による剣璽同座の無視として、複数回記事にして来ました。

 

20年ぶり剣璽動座 天皇、皇后両陛下が伊勢神宮参拝へ

 

この時、肝心の皇太子殿下は雅子様、愛子さまを引き連れてのスキー静養旅行にお出かけ。宮中で留守を守られたのは秋篠宮殿下でした。

 

 

*剣璽御動座とは、 皇位とともに継承される三種の神器のうち、 剣(つるぎと璽(たま)を陛下のお側で侍従が捧持すること。

*御所の天皇の寝室の隣に土壁に囲まれた塗り籠めの「剣璽の間」があり、そこに神剣(天叢雲剣の形代)と神璽(八尺瓊勾玉)が安置されている。神鏡(八咫鏡の形代)は宮中三殿の賢所に神体として唐櫃に納められて安置されている。

 


備考

▼戦後GHQの皇室弱体化の意向で皇籍離脱した旧宮家の復帰に関しては、現皇室との血の遠さを強調する意見がある。だが、皇位はこれまで直系ばかりで継承されてきたわけでは決してない。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190401-00000587-san-pol

 「旧皇族から適格者に何人か皇族に復帰してもらい、その方自身には皇位継承権は付与せず、その子供から継承権を持つというのはどうか」  首相官邸内では、こんなアイデアもささやかれている」(阿比留瑠比)

 

「国民に馴染みがない」「旧宮家の人たちがそのような覚悟で暮らしていない」ということを理由に、旧宮家の復活に疑義を唱える人がいますが、そんな悠長なことを言っている場合ではないし、また少年期の頃からそういう存在であると国民に知らせ、御本人も自覚して暮らすなら問題はありません。

 

現在も、きちんとした格式を保ち、また皇室とも縁を保ちながらお暮らしの旧宮家はあり、そこに未成年の男系男子が複数名います。全部の旧宮家が復活する必要はありません。相応しい宮家が同意して、皇族として復帰する宮家が一~二家あるだけで皇統の安定性は確保されます。


11宮家を皇籍離脱に追い込んだ “GHQの決定” とは? 官邸資料

昭和22年10月の皇籍離脱について  皇籍離脱の理由等   官邸会議資料 https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kousitu/dai8/8siryou2.pdf

 

・・・・ここまで

米国の占領政策

1日本が米国の脅威にならざることを確実にすること
2米国の目的を支持すべき政府を樹立すること
占領及管理の実施のための政策は米国の政策に従うこと
4天皇および日本国政府の権限は最高司令官に従属すること
5日本国における現存の政治形態を利用するものであるが、これを支持するものではない

 

・・・・・

 

小野寺まさる氏の動画をアップしたコメ欄に、小野寺氏が引いたWikiの表に関して「Wikiは誰でも編集可能であり、信用に値しない」意味のコメントが寄せられていますが、浅慮です。まず表自体がWikiのオリジナルではありません。
更に、編集が可能なのは事実ですが、誤った情報が書き込まれた場合には即訂正が入り、それでも対立論がある時はその旨、表示され、更に内容に宣伝臭が強い場合には警告文が掲げられ常に公平正確であることが心がけられています。
Wikiレベルの情報源を否定するなら、週ごとにかわる週刊誌、瞬時に消え果てるテレビ情報などもっと信憑性を欠くわけですが、Wikiもまたそれらに対してと同じく、しょせんその人の知能に基づくリテラシーが要求される、ということでWikiの全否定は賢明ではありません。 

以上、時間が十分ではなく急ぎ打ちしたので過不足ある箇所はこれ以降、随時手をいれて行きます。現皇室を論じるにあたって、必須の知識だと思われます。

 

 *コメ欄は承認制です。承認しない場合があります。 以上でよろしければ内容要約のタイトルを入れ、他とかぶる可能性のない固定HNでご投稿ください。