猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

捜査官X

2012-05-06 04:06:09 | 日記
ずっと前から楽しみにしていた「捜査官X」を観にいってきた。
(私は金城武の激烈ファンである)
まず、あの邦題なんなの。洋画の邦題って変なのが多いけど、これもまた。
原題は「武侠」である。元々金城武が武侠という映画に出演して撮影中、と知って
いたので、よけい「武侠でいいのに」と思ってしまう。

おもしろかった~ストーリーはミステリー&アクションといったところ。
1917年の中国の小さな山村が舞台。両替商のところに2人組の強盗が侵入するが、
その場に居合わせた紙職人のリウ(ドニー・イェン)が戦い、強盗たちは死んでしまう。
リウは村の英雄になり、村は大騒ぎになる。
そこへ捜査官シュウ(金城武)がやってきて、検死をするのだが、この正当防衛の事件に
疑問を持つ。
強盗の1人は武術の達人なのに、妻と2人の息子と慎ましく暮らしている紙職人の
リウが、どうして丸腰で強盗を倒せたのだろうか、ということである。
リウは平凡な男だと、本人も村人たちも言う。だがシュウは2人の強盗の死に方を見て、
リウが武術の達人ではないかと疑う。というかほとんど確信する。
その後のシュウの行動(捜査)はユーモラスでもある。頭脳明晰で人体構造に詳しい
シュウはリウがしっぽを出さないかと付け回す。
この辺の表現は、香港映画だなあ(正確には香港・中国合作)、とクスリとしてしまう。
そしてシュウが同僚にリウの過去を調べさせた結果、大変なことが判明する。

映画は前半がシュウ中心、後半がリウ中心といった感じである。前半はミステリー、
後半はアクション。
ドニー・イェンのアクションがすごい。私はスポーツ全般に興味がないが、何故か
カンフーだけは好きで、もうドニーがかっこよくて仕方なかった。
両手をかまえた姿の神々しいこと。カンフーってなんてかっこいいんだろう。
カンフー・スターの中ではジェット・リーが1番好き。あのストイックな表情が
たまらない。
金城武は、丸メガネに麦わら帽子の個性的なスタイル。この役、けっこうはまり役では
ないだろうか。レッドクリフの孔明も良かったが、こっちの方がとても楽しそうに
演じている気がした。

そしてこの映画、往年のカンフー・スター、ジミー・ウォングが20年ぶりに映画に出演
しているのも話題になっているのだ。私は最初、誰がジミー・ウォングなのかわからな
かった。ジミー・ウォングってこんなに太ったんだ!とびっくりした。
でもアクションシーンはさすが。ドニーとの戦いのシーンはほんとに迫力があった。
それと、リウの妻役のタン・ウェイがとても可愛かった。この人の顔、好きだなあ。
もう30歳を越えているが、22~23歳に見える。
とにかく見どころ満載、おすすめです
コメント
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