猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

インブレッド

2019-11-05 21:55:22 | 日記
2011年のイギリス映画「インブレッド」。

ある週末、4人の少年犯罪者たちが、社会奉仕活動のため2人の保護監察官に
引率されて人里離れたヨークシャーの田舎にやってくる。4人は地図にも載っ
ていないひなびた村に連れてこられるが、そこは猟奇的な殺人に飢えた鬼畜の
ごとき異常者たちが住む悪夢のような場所だった。

若者たちがやってきた場所が、変態鬼畜の殺人者たちが暮らす村だった、とい
うのは割とありがちな設定だが、久しぶりにスプラッター・ホラー映画を観た
のでなかなかおもしろかった。とは言え突っ込みどころも多く、笑えてしまう
ほど。
2人の保護監察官に引率されて、4人の少年犯罪者たちが社会奉仕活動のため
に田舎にやってくる。まず、ここまで地図にも載っていないような人里離れた
村でなくてもいいだろうに、と思った。そして廃墟同然の屋敷の片づけをする
ことになる。来る途中、少年と少女はある光景を目にしていた。何故そのこと
を保護監察官に言わないのか。言っていれば引き返しただろうに。彼らは屋敷
の片づけが終わった後、パブに行くが、パブの客は皆変な顔をした気持ちの悪
い者たちばかり。パブの店長だけが愛想が良く、「よそ者を嫌う奴もいる」と
言う。
序盤から不気味な雰囲気が漂っており、おかしな村である感が満載である。そ
して保護監察官と若者たちは、1人また1人と捕らえられて、血に飢えた村人
たちのえじきになっていくのである。それも殺人ショーを見るという鬼畜ぶり。
殺され方も残酷である。でも逃げる時、1蕃の悪ガキが健闘していたのでちょ
っと見直した。それにしても女性の保護監察官、せっかく車まで辿り着いたの
だから急いで逃げればいいのに、「地図と携帯電話を探して」と言ってまた屋
敷に皆で入っていくのだから意味がわからない。
ストーリーはほぼないようなものだが、テンポ良く進むので結構おもしろく観
られる。ラストも爽快ささえ感じるほど。怖いという映画ではなかった。




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