猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

死霊のはらわた ライジング

2023-10-23 22:02:11 | 日記
2023年のアメリカ映画「死霊のはらわた ライジング」。

ベス(リリー・サリバン)は疎遠になっていた姉エリー(アリッサ・
サザーランド)に会うためロサンゼルスにやって来る。姉妹が久々
の再会を果たした矢先、強い地震が発生し、エリーの子供たち、長
男のダニー(モーガン・デイヴィス)、長女のブリジット(ガブリエル
・ニコルズ)、次女のキャシー(ネル・フィッシャー)は、マンション
地下の駐車場の地面に穴が開いたのを目撃する。ダニーがその穴の
中に入ると、その中から「死者の書」と呪文が吹き込まれたレコー
ドを見つけ、それをきっかけに姉妹は死霊との果てしない戦いに巻
き込まれていく。

サム・ライミ監督の出世作となった1981年のホラー「死霊のはら
わた」の正統続編。監督はリー・クローニンだが、サム・ライミと
1作目で主演を務めたブルース・キャンベルが製作総指揮に名を連
ねている。冒頭で、湖畔の別荘に来ている若い男女3人が登場する。
そのうちの1人の女性の様子がおかしくなり、他の男女を惨殺して
しまう。
そして場面が変わってその1日前になる。べスは疎遠になっていた
姉のエリーに会うためロサンゼルスを訪れる。エリーはタトゥー彫
師だが、2ヵ月ほど前に夫と離婚し、今は1人で3人の子供たちを育
てていた。そのことを知らなかったベスは力になれなかったことを
詫びる。込み入った話をするため、エリーは子供たちにピザを買い
にいかせる。彼らがマンションに帰ってきた時、強い地震が発生し、
地下駐車場の一角に大きな穴が開いたのを彼らは目撃する。好奇心
旺盛なダニーはその穴にあった不気味な本とレコード盤を自宅に持
ち帰った。
ダニーは開けないように細工されている本を無理矢理開こうとして
指から出血する。その血が本の上に落ちて染み込んでいくと、本の
細工が解かれ開けるようになった。その中には訳のわからない文字
や恐ろしい絵が描かれていた。続いてダニーがレコードを再生する
と、ある神父が呪文を唱える音声が流れてきた。その時エレベータ
ーにいたエリーが見えない何かに襲われてしまう。エリーは自宅に
戻るが様子がおかしく、突然嘔吐し亡くなってしまう。しかし驚く
ベスや子供たちの前でその後エリーは蘇る。悪霊がエリーの体を乗
っ取ってしまったのだった。
エリーはベスや子供たちに襲いかかろうとし、皆は逃げ惑う。ダニ
ーは自分が本を開けレコードを流したことによって、悪霊を呼び出
してしまったのだと知る。本は神父が悪霊を封印していたものだっ
た。エリーは隣人を殺し、ベスたちは必死でエリーと戦う。物語は
あってないようなもので、1作目の「死霊のはらわた」のような不
気味さはない。が、とにかくグロテスクなシーンが多い。流血も多
い。R-18だけあって圧巻のグロテスクさ。ラスト近くの血で満た
されたエレベーターの迫力はすごい。そしてラストで「ああ、こう
なるのね」となる。1作目は本当に衝撃的だったけど(今観たらそう
でもないのかもしれないけど)、本作はまあまあ。グロ好きな人に
はお勧め。



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コメント (4)
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