大空を見上げて

日頃感じていること

祈り

2009-06-28 | Weblog
  お昼過ぎから激しい雨が降っています。
今日は教会の帰りに夕方から病院に行って来ました。
主人は千葉体育連盟による千葉国体の準備のため、県庁で役員会議があり、病院にはいけないと思いましたが終了後待ち合わせ一緒に行く事ができました。
弟はめずらしく夕飯のたまご粥を半分ほど食べていました。
ひとしきり楽しい話をして大笑いをしました。

帰る前に「お祈りするね」と弟の身体に手を置いて祈り始めました。
全能の神様がすべてのガン細胞を消滅させて下さる様に、身体のすべての部分が正常に機能するように、弟の身体に奇跡を起こして下さるように、平安で満たして下さるように、もう少し長い命を与えて下さり人生を楽しむ事ができるように…。
神様の栄光が現れるように…。

気がついたら祈っている私も、今まで本人の前では涙を見せなかった主人も、妹もそして弟も途中から入って来た看護師さんもみんな涙、涙で心を一つにして祈っていました。
最後に弟の「アーメン」の唱和にまた涙。
「同意する」とか「信じる」事をキリスト教では「アーメン」と言います。
看護師さんはクリスチャンではなかったそうですが、一緒に祈って下さいました。

この数日間の間に、弟は心が整えられている事をとても感じます。

そして私が教会の礼拝でしたメッセージのテープを2本置いてきました。
「何故を超えて」と「上を見上げて」今頃聞いてくれてると思います。

神様は善き事だけをしてくださる方。本当に感謝でいっぱいです
すべてを委ねて期待していきます。 (shizuko)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

充実した感謝な一日

2009-06-26 | Weblog
  今日、弟のお見舞いに行ったら病室から笑い声が聞こえていました。
夫婦で心を通わせていたようです。
私が入って行ったら妹が「ちょうどイエス様の話をしていたのよ」との事。
昨日は会社の方々がいらっしゃり、その後はかなり疲れて寝てしまったので、ほとんど話ができずに帰りました。
夜になってどうしても気になり、長い長いメールを打ちました。
いつ何があっても良いように、もう一度しっかり福音を伝えたかったのです。
「十字架で罪の身代わりに死んで下さったイエスさまを信じて、罪赦されて天国に行くように。」
今日も聖書のみことばをしっかりたくさん話して来ました。
弟は大の宗教嫌いで、以前なら絶対耳を貸しませんでした。
しかし、今は「そんな話は聞きたくないなぁ」から「うーん、考えてみる」そして今日は「イエスさまを信じるけど、ほかの、自分は道だと死んでいったお坊さんとの違いがもうちょっと分からないな」と。
そこでまた少し話しました。

 それと夫婦関係で気になっていることがあり、
それは弟は酔っ払って帰ってきたり…妹にはずいぶん苦労もかけて、涙も見ているので、「人間みな未熟だから、傷つけたことも苦労をかけたこともいっぱいあるでしょう。謝るべきはきちんと謝り、良くしてもらったことにはちゃんとお礼を言いなさいね。けじめは必要よ。」と姉さんぶって言いました。
「わかっているよ。でもまだ早い。今言ったらK子は力が抜けちゃうよ」と弟。
妹は涙で「もう充分、もういいのよ。私も悪い事は謝ったの」
  何か今まであったいろいろな事がスーッと解けて消えたような、温かい空気が流れました。

そうこうしている内両親が見舞いに来て、また、みんなイエス様を信じたので天国で再会しよう、と約束しました。
ちょっとの間は寂しいけど、大丈夫またすぐ会えるね。と。

これこそ奇跡、これこそ恵みです。
帰りの車中は感謝の涙でした。

祈って下さっている皆様、本当にありがとうございます。
どうぞ続けてよろしくお願いします。(shizuko)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人生観

2009-06-26 | Weblog
 世界のスーパースター「ポップス界の王様」と言われるマイケル・ジャクソン訃報のニュースが今日世界中に流れた。
私生活では豊富な資金で、ロスに東京ドーム20個分の土地に個人遊園地を作り、あらゆる贅沢ザンマイの生活、幼児犯罪も金銭で解決、顔の整形等無茶苦茶な生活に、私はあまり興味なかった。
又日本の歴史上有名な小説家「太宰治」は今年生誕100周年で、今すごい人気らしく本も売れているらしい。
太宰治の生涯も私生活はかなりでたらめで、自分自身も「人間失格」の本を書き、心中し自分は生き残る、浮気、離婚の繰り返し、何度もの自殺未遂等生き方が無責任で無茶苦茶で最後は38歳で女と自殺した。

凡人の私には、マイケルや太宰治の素晴らしい能力は羨ましいが、人間としての生き方にとうてい理解できなく残念でならない。
こういう人間だからその葛藤の中に偉大な音楽や小説が生まれ人の気持を打つのだろうか。
そう言えば小説家、芸術家、音楽家は少し変わっている人が多いとよく聞く。
私達とは日々の生活の人生観が少し違うのかも知れない。
      
   (写真:太宰 治)


     

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遥かな尾瀬

2009-06-23 | Weblog
  ♪夏がくれば思い出す 遥かな尾瀬 遠い空
   霧の中に浮かびくる 優しい影 野の小道
   水芭蕉の花が咲いている 
   夢見て咲いている水のほとり
   石楠花色にたそがれる 遥かな尾瀬 遠い空 ♪

 今日はとても暑くて夏を思わせる一日でした。
弟は今日もだるさはあり、食欲は相変わらずないものの、落ち着いていて、昨日はフルーツの缶詰を食べる事ができたようです。
今日は小豆のアイスを半分食べてくれました。
妻、娘、孫、私に囲まれてみんなで冗談を言ってはよく笑い、主人が迎えに来てくれるまで、楽しい時を過ごして来ました。
こんな日は明るい気持で帰って来ることができます。

尾瀬にまた行きたいなぁ…、富士山も行きたい…、筑波山も行きたい…
そんな話で盛り上がりましたが、弟は「尾瀬に1回行って見たかったなぁ」と。
冬に片品まではスキーによく出かけたけど、尾瀬は行ってなかったとの事。

尾瀬はもうすぐニッコウキスゲの季節です。
歌の通りに早朝は霧の中に浮かんでくる木道を、ゆっくりゆっくり歩いてみたいなと思います。

先日、ホスピスで結婚式を挙げたご夫妻のお母様は、今朝召されたそうです。
なんと56歳の若さだったそうです。
私と同年齢です。
あんなにかわいいお孫さんのYクンとのお別れはさぞかし辛かったでしょうに。

先週の土曜日、私たちが帰った後、また墨東病院の○本先生が来て下さったとの事。
本当に感謝の気持でいっぱいで、この先生の上に神様の祝福が豊かにありますようにと祈らされます。  
(shizuko)


         (写真:尾瀬ヶ原に咲くニッコウキスゲ)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

企業戦士

2009-06-22 | Weblog
 ホスピスに入院している義弟に日々接している私はいつも思う。
モルヒネで痛みを抑えながら日増しに痩せてくる弟は眠っている時間が長くなった。
目が覚めると毎日の様に見舞いに来ている孫と笑顔でたわむれ、近くの本屋で好きな本を買ってきて夜は静かに読んでいるとの事。
やがて人生の最後を終えようとしている弟は覚悟ができているらしく、私達との会話も普通で冷静である。
大手の某新聞社に入社して30年、企業の戦士として頑張り昇進していったが並大抵の努力ではなかったと思う。
社会(企業)の荒波に立ち向かい、ある時は凄い試練の波に押し瞑れそうになった事があったと聞いた事もあったが見事な精神力で乗り越えたとの事。
毎日の様に上司や部下との酒の付き合いも多く、それも仕事の一部で休日も関係なく夜遅く朝早くが長年続いたようだ。
食事もほとんど外食だったらしい。
6年前、膀胱がんになり、もうこれで終わりかと腹をくくった事があり、幸いそれは完治して乗り越えている。
そのせいか義妹に「俺は50歳まで生きれば充分だ。やりたい事は全部やった。」と言っていたとの事。
妻は「そんな事言ってたの?知らなかった。口の言葉は生きていて大切なのに…」と言った。
弟の会話でやることはやった覚悟はしているが、せめて親父の葬式は俺が出したかったと残念で心残りだと言っている。

私は弟といろいろ接して、企業戦士としてやり遂げた姿に日本の古来の武士道の精神を感じている。
赤穂浪士の、本懐をとげて家老大石以下四十七士が堂々と死んでいった事が頭に浮かび、弟と重なってしまう。
まもなく散り行く弟の立派な態度に強く心打たれ感謝していつも心より頭をさげている。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

越冬つばめ

2009-06-20 | Weblog
 最近は、毎日のように会社の帰りに義弟の病院に寄っている。
妻も昼過ぎから来ていて、日々弱っていく弟と交わり貴重な時間を過ごしている。
私も悲しい顔は弟に見せられないので笑顔で接しているが、妻や義妹は本当に大変だと思う。

弟は妻に自分の葬儀の時は好きな歌手「森昌子」の曲を流してほしいとの事。
歌詞名まで言わなかったらしいが、森昌子は弟と年齢も同じ位で同世代で、弟の50年の人生に何か良い思い出があるのだろうと思う。
私はどんな歌があるのだろうと調べて見たら「バラ色の未来」「越冬つばめ」「哀しみ本線日本海」そして最近のでは「こころ雪」等がある。
今日、午前中仕事なので午後から妻と待ち合わせ病院に行き、弟と明るく接したいと思う。

掲げたのはアメリカの姉から豪華船プリンセス号での写真の一枚。
ディナータイムで盛装しているものらしい。
他にもカナダのバンクーバー港やアラスカ海の風景等たくさん。
なるべく早いうちに妻を連れて行きたいと思っている。
   (写真:義兄ハワードと姉朝江・デービス 船内にて)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大切な命

2009-06-19 | Weblog
 今日、弟のお見舞いに行ったら姪と結衣ちゃんがいました。
妊娠4ヶ月ちょっとの姪はちょうど検診日で、元気な赤ちゃんの写真を見せてもらいました。
頭と身体がはっきりわかります。
性別がわかるのは7ヶ月頃らしいですね。
結衣ちゃんはアンパンマンのおもちゃを抱いて「カワイイネー!」

弟は今朝は39度以上の高熱があり、水の他は何も口に入らない状態です。
夕方には36度台になりましたが、まったく食欲がありません。
明日は車で2時間くらい行きたい所がありましたが、身体もだるくてキャンセルになりそうです。

すくすくと育っている命と終えようとしている命…どちらも何ものにも代えがたい
唯一の大切な大切な命です。

 家に帰ってきたら、アメリカから先日のアラスカン・クルーズの写真のCDとDVDが届いていました。
ゴールデン・プリンセス号(写真)の中がよくわかります。
こんなに大きな客船なら酔うこともなさそうで、本当にいつか姉達と一緒に行って
みたいと思いました。  (shizuko)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホスピスで結婚式

2009-06-17 | Weblog
  今週は小康状態の弟ですが、昨日は薬の副作用の下痢で苦しそうでした。
今日は家にいたので、メールしたらやはり下痢の状態はまだ良くなっていないようです。
そして今日は午後、ホスピスの中でミニ結婚式があったので妹も参加したとの事。
すでに6ヶ月のかわいいY君という男の子がいるご夫妻です。
私も行くたびにデイルームでお会いするご夫妻で、お母様が入院していらっしゃるようです。
このお母様に花嫁姿をお見せしたかったのでしょうね。
ママさんはとてもきれいで良い結婚式だったようです。

ホスピスでは手厚い看護のために、たくさんの患者さんを一度に受け入れる事はしていないようですが、今入院中の方々もそれぞれいろいろな事情がお有りなのだろうなぁと思わされます。
患者さんが願う事は可能な限り何でもしてあげよう…。
少しでも幸せな気持になれるように…。
そんな姿勢が医師にも看護師にも表れているホスピスです。(shizuko)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

医師の御見舞い

2009-06-16 | Weblog
   昨日弟を見舞った時のことですが、「前の晩にラフな格好をした若い男の人が見舞いに来てくれて、誰かな…と思ったら墨東病院でお世話になった先生だった」ということでした。
「どうですか?」と様子を見に来てくださり2~30分お話して帰られたそうです。
驚きました。
この先生は弟の長男が今年11月結婚の予定の為、先日記念写真を撮りに行った時、弟に一緒に付いて来て下さった先生です。
忙しくて大変な毎日で、仕事が終えたら少しでも早く家に帰って休みたいでしょうに。
自分の手を離れた患者のためにわざわざ遠回りをして様子を見に来て下さったのです。
医師になり立ての若い先生が、こんな気配りと愛を示して下さる事に本当に嬉しく感謝しました。  (shizuko)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もう少しこちらにいるね!

2009-06-15 | Weblog
昨日の日曜仕事の為4時起床4時30分に家を出た。
東京杉並の荻窪にて朝食をとり千葉の若葉区に向かった。
午前中、時間に余裕があったので近くの松田家の墓へ行き2時間かけて掃除した。
墓地事務所より花を買い、綺麗になった墓に供え先祖や亡父母に「皆 頑張ってるよ、もう少しこちらにいるね!」と報告した。
墓石に冷たい綺麗な水をかけて、近くにある県立泉公園に行き亡両親を思い出しながら少し散歩した。

今年4月より国の経済的政策により休日は高速料金が割引で「全線1000円」なので、帰宅時は行楽地に行った車等で大渋滞。
更に夕方から雨で事故渋滞も重なり帰宅したのが、夜10時過ぎになってしまった。
「おかえりなさい!」と玄関で笑顔で迎えてくれる妻に疲れたとは言えず、「健康で働ける事に感謝だね!」言いながら遅い夕食をした。


      (写真:千葉東霊園近くの県立泉公園)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする