得手・不得手

　昨日は仕事で帰宅は真夜中だった。
今朝６時目が覚め、眠いが又寝ると寝過ごすので思い切って起きる。
一階に下りて洗面をして窓を開けると今日は涼しい朝風が気持ちいい。
パソコンのスイッチを入れるとアメリカから英語で長文のメール。
又妻の韓国人の友人からハングル文字のメールもあった。
残念だが私にはさっぱり分からない。
英語は事情があって見ない事にしている。
妻が起きてきたので説明を聞きながら朝食すませ出勤の為８時に家を出た。

私は現役時代、54歳の頃、英語を勉強したいと帰宅してから講座に通った事がある。
単語を一ヶ月内に五千語覚えようと目標をたて仕事中も単語帳を持ち歩き頑張った。
講座は外人の教師、英語でいろいろ質問を受けても何も答えられずかなり恥をかいた。
今迄仕事しながらでも帰宅時ボデイビル、合気道、社交ダンスなどそれなりに結果をだし出来た。
だから人間ヤル気になって頑張れば何でも出来ないことはないと思っていた。
英語を習い始めてまもなく、夜中に強烈な目まいを起こし救急車で入院した。
身体を検査したがどこも異常なしでどうもストレスが原因との事。
すぐ退院したが軽いめまいは続き完治するには一年かかった。

その時妻にストレスの原因は英語だと言われて笑われた。
私はそんな事はない、とむきになって否定したが内心そうだろうと思った。
夫婦と言えども文科系の妻の領域に体育系の私が入るのは無理だったのかと思いながら、もっと早く１０年若く頭の柔らかい時にやってれば絶対に出来たんだと思いたい。

　　　　　　　　　　(写真：私には文武両道は無理）

ラブ・アゲイン

　ＴＶにて毎週木曜日21時、から高橋克典&黒木瞳のドラマ「同窓会」を観ていて昨日が八回目最終回だった。
　　
長い人生の中、幼い幼少時代もそれなりに女の子を意識して気持ちのトキメキを、又青春時代（中、高校）もそれなりの純粋な愛や恋は誰でも経験したと思う。
そして社会人になりいろいろな形又縁で女性と知り合い、大人の恋愛を経験して結婚し家庭を持つ。
同じ屋根の下で生活が始まりお互いに長所、短所をさらけ出しての日々が続く。
３年、７年、１２年、１７年目が夫婦の危機だとある身の上相談の本に載っていた。
男は厳しい社会の荒波の中で仕事が主になるし、主婦は家事、子供の世話等しながら家計の為働かなくてはとこれが現実である。

このドラマは毎日の現実の厳しい生活や夫婦の危機と家庭内のごたごたから離れて昔を思い出して愛、恋の夢のラブ・アゲインの物語でなかなか面白いドラマだった。
ドラマを見終わって夫婦で感想を話しあった。
この時の二人は愛、恋に燃えて幸せだろうがその後の事を考えるとね、と言いながら、不倫の愛や恋で今迄の生活での責任、悩み等すべて捨てて駆け落ちしても、少しでも捨ててきたものに心残りがあれば葛藤があるし、現実の生活が始まると、そこはそこで現実の生活に直面し、数年後二人は破綻するし長続きはしないだろうなー。
二人の将来は悲惨になりそうだと言ったら妻は「おそらく、そうでしょうね」と言っていた。
　　　　　
人間男女の仲はそうせざるを得ない感情があり、理屈ぬきでのこの様な行動に少しは理解してあげたいと妻に言いたいが無理の様な気がする。
よく聞く話だが男は浮気、遊び心があるが女は真面目に本気になってしまうとか・・・
　　　　＊私の独り言。男は「ロマンを求め」女は「現実を見る」のだろうか？と呟いた。

サッカー（Ｗ杯）

　昨日は一日中前夜のＴＶにてのサッカー観戦で眠くて参った。
アジア人とは根本的に身体能力が違うアフリカのカメルーンを相手に、おそらく負けるだろうと思いながら観始めた。
妻も少し観て寝ましょうと言いながら夢中で「日本！頑張れ」と応援。
「岡田監督はみんなからめちゃくちゃにけなされて気の毒だものね」
結局最後まで観てしまった。
日本選手の負けたくない気持ちが岡田監督の表情から伝わってくる。
Ｗ杯は日本サッカー界の未来を懸けた戦いだと思う。
これで全敗すると日本人がどんな一流選手を揃えても所詮世界には通じないとサッカー人気は停滞してしまう。
今、日本のスポーツの中でサッカー及び野球は子供達にも一番人気で、子供達への夢を壊さない為にもいい試合をして頑張ってほしいと願っている。　
とにかく本当に勝って良かった！と妻と言い合いながら安心して床についた。
　
＊１年間サッカー留学でブラジルに行っていた、孫の祐介（高３）も帰国して現在まもなく開始される高校県大会を目指し毎日猛練習との事。
　　　　　　　　　　　　「ガンバレ！祐介」

奇兵隊内閣

　私と同郷の長州人が新首相となり多彩な人材を結集して管新政権が発足した。
幕末の長州武士「高杉晋作」の庶民軍の奇兵隊にちなんで奇兵隊内閣との事。
過去に長州出身の総理大臣は伊藤博文以下佐藤、岸、安倍等と何人もいる。
前政権鳩山総理の迷走や小沢幹事長の金と権力には落胆しうんざりしていた。
管内閣は強い経済、財政、社会保障に全力を尽くすとの事しっかり見守りたい。

亡き父は長州人としてとても誇りを持っていた。
幼い時よりの幕末、明治と活躍した乃木大将、吉田松陰、桂小五郎、高杉晋作、山県有朋、久坂玄瑞等歴史上長州の偉人の話をよくしてくれた。
父は千葉に住んでも言葉も気持ちも長州（山口）人そのままで本籍は変更せず、私も父が亡くなるまでは本籍は変えなかった。

管新総理には長州武士の魂で奇兵隊内閣として、しっかり頑張ってほしいと願っている。
又新財務大臣の野田佳彦氏は、青春時代の先輩（自衛官）の二人息子の長男で父親の縁で私と同じ空挺同志会の会員である。
次男の剛彦氏も船橋市議で活躍していて身近に応援している。

（写真：高杉晋作「真中」は長州攻めの幕府10万を相手に、長州奇兵隊3千を率いて勝利した。）

父の涙

　　新聞やＴＶにて毎日のようにいろいろな事件をみてイヤな気分になる。
相変わらず「振込め詐欺」も多く、被害金額も何億との事に驚いてしまう。
お金持ちでもない年配者が老後の為と少し貯めたお金を騙して持っていってしまう。
一部犯人の若者グループ達が逮捕されたが、パチンコ等遊興費に使ったと言っていた。
そんなお金で遊んでも面白くないと思うが、やはり最近の日本の教育及び親に問題があるのではないかと思う。
今日のニュースで、子供が万引きしたらいくらまで許せるかの母親達へのインタビューで、500円とか1000円と応えていたのには、エッ？と驚き情けなくなった。
警備をやっている知人から聞いたが、60歳以上の年配者の万引きが40％、社会的にも地位がある社会人が10％、あとの50％は子供と学生や主婦だそうだ。
　
私は子供の頃（小５）親の財布からお金を盗んだ事がある。
そのお金で模型飛行機買い、又余ったお金で友達数人にも買ってあげた。
その夜父に呼ばれ正座させられ、お金の事を聞かれたが「知らない」と言って通した。
父は黙って私の顔を見ていたが、父の目には涙が見えた。
私はすごい衝撃を受け「ごめんなさい！」何度も謝った。
何発も凄い力でお尻を叩かれたその痛さと、涙しながらの愛の鞭を今でも忘れない。
　最後に父は「誰も見てなくてもに死んだかあちゃんが天国でいつも見てる！」
　「かあちゃんを悲しませてはいけない！」と言われた事を今でも思い出す。
　
この時の父の愛の涙は子供だった私の心にも強烈に残った。
お蔭様で現在まで真直ぐ空を見上げながらの人生に感謝している。
これからも信仰と武士道で正道を歩み天国の父母に恥かしくない生き方をしたいと常に思っている。

６/３日の今日、千葉東霊園の我が家のお墓参りに行き綺麗に墓掃除して「ありがとう！」と言いながら清清しい気持ちで写真を撮ってきた。