ぶらっと歩きで見ていると、そうとうたくさんの絵馬が水戸には残っているように思われます。少し前までは、柳田民俗学がこうした方面に光を当てていたようですが、最近はあまり顧みられなくなったようです。水戸の奉納額や絵馬を研究する人が現れてこないかなと思います。そうなれば、奉納額の保存などの新しい形も見えてくるような気がするのですが。
大井神社(飯富町3475) 勇ましそうな馬です。明治9年は午年(うまどし)ではありませんから、神馬として奉納したのでしょうか。
大六天(酒門町2607-1) 全体が見えないのでよく分かりませんが、サクラの満開のもと、武将が馬に乗っています。
鷲神社(千波町1945-1) 元治2年(1864)に奉納された、登ると龍になるという鯉の滝登りのめでたい図です。たまたま拝殿清掃の日だったようで見ることができました。
笠原神社(文京2-5-21) 戦闘を開始するときに射られるという、音の出る鏑矢(かぶらや)が奉納されています。
東光寺(大場町1369) 水戸市指定文化財の算額です。写真を撮らせていただいたのですが、まったくだめでした。読み下しを見て下さい。私にはさっぱりわかりませんが。
春日神社(下国井町1574) 和歌の奉納額もありました。