への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

歌川豊国の浮世絵を鑑賞しました

2024年05月05日 | 鑑賞

岐阜県瑞浪市の中島醸造で、「春の宴2024」に参加したあと、恵那市に向かいました。

 

ほろ酔い気分の老兵二人、JR中央線の瑞浪駅で電車に乗り、恵那駅で下車。

駅から少し歩くと、中山道広重美術館がありました。

 

奥さん 「あっ! 今日は無料なんだね

への次郎 「そう。フリー・フライデー

 

受付で、地元企業の協賛により入館無料の説明を受けたあと、展示会場へ。

 

広重神社にまつられた、耳の大きい広重像に仁義を切り、

 

会場入口に向かうと、

上目づかいの役者絵が待ち構えていました。中に入ると、

 

三代歌川豊国の『木曽六十九駅』の展示。今回は前期として、日本橋から薮原(やぶはら)までの37枚がありました。

 

たとえばこれ、『板橋』です。

どの絵もこのように、背景に街道風景、手前に人物が描かれていました。

 

いつものことながら、絵にかぶりついて、じっくり鑑賞したあと2階へ。

 

上がってすぐの部屋では、

映像による浮世絵の学習ができます。

 

その隣の部屋は人気ですよ。

「ん?」。この日は、人おらず。

 

人気の理由はこれ。奥さんも、さっそく摺りに挑戦です。

はい、できました。

 

への次郎 「自信作は、掲示してもらえるようだよ。ほら

奥さん 「・・・

 

奥さんは返答もせず、次の部屋に向かいました。

こちらの部屋には、豊国と広重の二人による『双筆五十三次』が展示されていました。

 

たとえばこれ、『藤沢』です。

どの絵もこのように、風景を広重、人物を豊国が担当しました。

 

 

この日、日本を代表する浮世絵師二人の70作品を無料で鑑賞できました。

 

への次郎 「午前は美酒を仰ぎ、午後は美術鑑賞

奥さん  「ほんとうにいいゴールデンウィークだったね

 

奥さんが摺ったあの写楽、美術館に残されることはなく、ひっそりと持ち帰られました。