セントラル広場の風景
始発の停留所から6人位の乗客を乗せてバスは出発した、彼女が1番前の席を取ってくれた、
大きなバスなので一人1席で有る、10分位走るとバスは止まったので乗客が居るかと思ったら居ない。
運転手はバスから出て近くの家に入って行く、10分位して猟銃を持って運転席に座りバスを発車する。
車掌見たいな人間はいない、次の停留所の停車する此処で数人の乗客がトイレに行き小便をするが、私もその一人である。
運転手は新たに客が乗って、トイレの客が帰ったと思ってバスを発車するが、バスの乗客がまだ一人帰って無いと言う。
まあいい加減な運転手である、バスは冷房をガンガン入れて寒い、バスは運転席と乗客の間には扉で仕切られている。
今回の旅行はタイは寒いと聞いていたが、長袖のシャツは1枚だけしか持って来て無く。
日本から着て来た防寒服はタイの家に置いてきている。一緒に着てくれば良かった思うが後の祭りだ。
バスの天井の風の吹き出し口を閉めても、何処ともなく冷風が出て来る。
長袖のシャツは着ているががたがた震える、冷えると小便がしたくなるがバスは止まらない。
数カ所の町を通り過ぎてバス停に止まり、ファランとタイ人妻が乗り込んで来る。
向うにトイレらしいのが見えるが、トイレ休憩と言わないので我慢する。次位の町でトイレ休憩が有るだろうと思う、
次の町に着くが客もいなくバスは止まる事無く走る、自分の手でムスコを押さえて我慢していたが限界だ。
勇気を出して運転席の扉を開け、運転手にホンナムとチー(トイレと小便)と言う解ったと頷いてくれる。
だがバスは止まらない我慢の限界に近づきつつあるので、バスの後ろにカーテンが有る。
もしかトイレかと思い後ろに行き見たら、運転手の仮眠室だ又元の席に帰ったら少ししてバスが止まる。
多分仮眠室に小便でもされたら堪らないと思ったのか知れない。
バスは道路の側に止まって、私と数人の男性が立ち小便をしたのだ、もう長距離バスでバンコクに行くのは懲り懲りだ。
ロット―のマイクロバスは古い車で冷房の効きが悪いのと、乗客が多いので余りク―ラが効かないのである。
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