養殖場のマンゴの木
話が戻りますが私がサクラとヤマトの二匹の犬を、外に逃がしていた日の事でありますが。
あの騒動などで私は疲れてベットに寝ていたのですが、彼女が来てこれから養殖場に行くと言います。
もう外は真っ暗で寝るのと思っていたのだが、どうも夜ヤマトが塀を飛び越えて、
出ているのではないかと心配しているらしいのである。
彼女は忙しい時には養殖場で寝ていて、サクラが部屋の蚊帳の近くで寝て、用心棒の変わりになるらしい。
私は家で一人で寝ているのであるが、今日はその様に泊りに行くのだと思って、彼女の出て行った後門や扉を鍵を閉めて
寝ていたらバイクの音がする、何か忘れ物でもしたのかと思って家の扉を開けて出て見ると、
彼女が何故鍵を閉めて電気を消しているのかと、怒りながら言うが私は帰って来ないと思っていたのだと言う、
養殖場の部屋にはミャンマーの青年が帰った後は、布団を洗濯して寝具が無いのだと言うが。
私は養殖場に行っても部屋に入った事が無いのでそんな事は知らない。
私の僻みかもしれないが、この家の立場は婿養子の様な物である、土地や家等は彼女が買ったもので
何時出て行けと言われても余り文句は言えないが、少しはまだ利用価値が有るのかも知れない。
その後ぶつぶつと言いながらテレビを彼女が見ていたので、私はせっかく寝ていたのに起こされて
堪ったものではないと思いながら先に寝る事にした。
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