こめやかた 次郎吉倶楽部

【食を楽しむ  生きることを楽しむ】
忙しい日々の中シンプルだけど忘れがちなことを大切にしていける次郎吉米仲間の輪

巨大迷路にオロオロ(石林編No2)

2006-09-12 | 海外研修日記
中国南西部の街 昆明(クンミン)からバスに揺られて2時間。
私達は石林(シーリン)という所に降り立った。

石林は読んで字の如く、石が大木のようにそそり立ちいくつも連なりまるで林の様。
石の柱の谷間の狭い遊歩道(?)は まさに 迷宮への階段。

とにかく広くて全部を制覇するには3日はかかりそう。
すげぇなぁ すげぇなぁ さすが中国。スケール違うわぁ。
感嘆のため息と迷路のような道に冒険心をくすぐられ奥へ奥へと進んでいく。

昆明に帰る最終バスは6時。
しかし、あまりに奥地に入り込んでしまい自分達の居場所すらよく分からない。
時間は刻々と過ぎる。
多少の焦りが混じって同じ道を何度も通っている錯覚に陥った。
やばい・・・・・・。

いつもなら 帰れなかったら宿探すかぁ。と、なるのだが
今日はそうはいかない。
昆明から大理(ターリー)に行く今夜の切符を持っているんだから。

焦りはどんどんと方向感覚を狂わせて行く。
時計を持っていない私達は今の時間さえわからない。
辺りは 石の柱に音が遮られているのか 吸い込まれていくのか 静まり返っている。
だいぶ傾いてきた太陽に夕暮れの時が来ていることだけははっきりとわかった。

さまようこと1時間ぐらいだろうか。
突然視界が開け車の走れる道に出た。

地図を片手に位置確認。
ぎりぎりバスに間に合ったのだった。