町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

「バスの日イベント バスまつり2017in晴海」開催

2017年09月16日 | 都営バス

毎年恒例になった、東京都中央区の晴海ふ頭(晴海客船ターミナル)にてバスまつり2017が開催されました。例年通り参加事業者は都営・東急・関東・京急・京王・小田急と御馴染みの各社ですが、9時から10時の間に設けられた車両撮影タイムには普段絶対に使わないであろう行き先を出しての展示や、何かと話題の燃料電池バスも登場するとの事だったので参加して来ました。

今年の3月から運行を開始したTOYOTAの燃料電池バスTFCB(2017年式)、2台が導入された内の1台で深川に所属しています。深夜バスの表示を出していましたが、切れてしまいました。。。

南千住自動車営業所のQDG-LV290N1(2016年式)、所属している南千住車庫行きです。LED表示はシャッタースピードの数値がどれくらいなら切れないのかを見極めなくてはならない為、綺麗に撮るのが難しくなりましたね・・・。

東急バスからも新型エルガ・・・と思わせて日野自動車のハイブリッドバスQSJ-HL2ANAP(2016年式)が目黒営業所より登場しました。表示は林試の森入口行きです。

関東バスからは現在の主力になった三菱ふそう・エアロスターのQKG-MP38FKF(2016年式)が杉並区の五日市街道営業所より参戦していました。今年の展示車両では唯一の三菱車ですね。

京浜急行は新型エルガQDG-LV290N1(2017年式)、大森営業所に導入されたばかりの新車です。表示は団体輸送時の時に使用する事業者名でした。

京王バスからは府中営業所より、旧観光バスの復刻塗装を纏う日野自動車のブルーリボンⅡQKG-KV234L3(2015年式)が登場。行先が切れてしまっていますが、なんと「準特急 京王八王子」です。予想外の表示に会場からはどよめきが起こりました。

小田急バスからは初めてのフルカラーLED表示器を搭載して導入された吉祥寺営業所の16-A9367号車(QDG-LV290N1)が運転席にきゅんたを乗せて登場しました。近くにいた親子連れが「きつねさんが乗ってるね~」と指差してましたが、きゅんたは犬なんですけどね・・・(笑)

 

 

 

 

 

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東北本線に進出するキハ110系

2017年09月12日 | JR線

東北本線は上野~黒磯間は直流1500V、黒磯以北は交流50Hz・20000V電化となっており、境界となる栃木県那須塩原市の黒磯駅では日本で唯一の地上切り替え方式の設備がある駅として知られていましたが、2008年9月に保守点検中の作業員が誤って送電線に触れ感電死する事故が発生してしまい事態を重く見たJR東日本では、交流と直流が混在する構内の直流化を決定し、工事を進めて来ました。完成後はデッドセクションが黒磯~高久間に新設される為、交流電車の乗り入れが不可能になる事から10月14日のダイヤ改正で黒磯~新白河間はE531系が主体になる事が決まりましたが、一部にキハ110系の列車も加わる事になりました。

郡山駅中線に1両でポツンと停車していたキハ110系。実際に運用されるのは郡山派出所に在籍している磐越東線用の車両ですが、この写真の車両は磐越西線や羽越本線で使用される新津運輸区の所属車でした。車体がかなり綺麗だったので、検査後だったようです。

黒磯〜新白河間の県境を跨ぐ区間は旅客需要が少なく高価な交流・直流両用電車を閑散路線の為に増備するのは経済的にも得策とは言えない為、このような措置になったようですが、東北本線で架線の下を走る気動車列車の久々の再来ということで、運転開始を大変楽しみにしています。

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仙台地区の現行主力車・E721系1000番台と701系

2017年09月10日 | JR線

719系の練習も兼ねて、東北本線の仙台支社管内で現在の主力になっているE721系1000番台と701系も一緒に撮影しました。2016年秋より719系の置き換えを目的にE721系の増備が始まりましたが、これまで2両編成だった同系内で初めて4両編成が登場し番台区分も新たに1000番台になりました。今年3月で全編成が出揃い、4両編成19本の76両が運用されています。

単独で常磐線の運用に就く1000番台。仙台地区のステンレス車は赤+白+緑の三色帯でしたが、赤部分は船岡の一目千本桜など沿線に点在する桜の名所をイメージしてピンク色に改められています。色以外にも、前照灯がHIDからLEDに改められるなど微細な変更が実施されました。701系と連結して走る運用も多数設定され、朝夕の混雑緩和に大きく貢献しています。

中間車両の登場で、複数の編成を繋いだ時にデッドスペースになる乗務員室が無くなった事から2両編成2本の組成時より定員が増加(540名から574名へ)し、更にゆとりのある車内になりました。ドア部分に追加された注意喚起の黄色いステッカーが目立ちます。

仙台地区ではもう古株になりつつある701系。719系の投入が完了した後も残存していた寝台電車581・583系改造の715系など、通勤時間帯の運用に不向きで著しい老朽化が進む在来車を置き換えるために登場しました。京浜東北線などで活躍していた209系の思想を一部に盛り込んだロングシートの通勤電車です。新系列電車の仲間ではありますが、菱形パンタグラフや常用貫通路扉の上部に配置された丸型ライトなど、やや昭和の趣を感じさせるデザインが印象的ですね・・・。前回も触れたように、撮影場所の長町駅が在る仙台市副都心(太白区中心部)は急速に商業施設やマンションが立ち並ぶようになりましたが、それらの中を高架線でステンレス製通勤電車が行き交っている光景は、首都圏の何処かにいるかのような感覚になってしまいます。

701系車内(ワンマン非対応車で撮影)、カラースキームは719系のそれを踏襲しています。先に秋田・盛岡地区に導入された当初は鉄道マニアを中心に(マニアだけかも知れませんが・・・)猛烈な批判の対象になったロングシートの車内ですが、通勤通学時間帯の混雑が激しい仙台地区では収容力の大きさが歓迎されたようで、701系による列車増発を望む意見もあったとのこと。混雑していない時は、車内が広く結構寛げるのと後ろ向きに運ばれる事が無いので、筆者としてはかなり好きな部類の車両だったりします。VVVF制御装置の更新工事を全編成が終えているので、今後もE721系と共に永く近郊輸送の主力として活躍して行くんでしょうね。

 

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引退進む東北本線719系

2017年09月08日 | JR線

仙台市営地下鉄南北線の撮影後は、E721系1000番台の増備により廃車が進み東北本線の仙台~白石間で僅かに運用されるのみになった719系電車を撮影するため、仙台の一つ手前、太白区の中心地に位置する長町へ向かいました。長町駅は再開発事業に伴い2006年から島式ホーム1面2線配置の高架駅になっていますが、上下線が離れる配線になっていることや列車の間隔が開いているため、被りなく手軽に東北本線の列車を収められる好撮影地として知られています。

2両編成×3本併結の6両で運用される719系。この電車が登場した1989年当時、仙台近郊輸送の主力は急行型電車や寝台特急の格下げ車でしたが、デッキの付いた2扉車両で詰め込みが利かず慢性的な遅延の原因になっており、それらを改善する為に登場しました。直流近郊型電車の211系を基本としながらも、正面のFRPマスクや乗務員室仕切りは213系と同じものを使用し客室からの展望にも配慮されていることが特徴です。

別の日に、通勤時間帯の431Mに運用中の同編成。現在の719系は東北本線の白石~仙台間で6両1本、仙台~岩切・小牛田間で4両1本の組成で運用されています。

基本2両から、最長は4本併結の8両編成まで柔軟に組成できるのが特徴でしたが、現在は8両での運用は終了し快速からも撤退、東北本線では白石~仙台間で6両が、仙台~小牛田(利府)間で4両が運用される程度にまで減少しています。

719系車内。211系をベースにしている事が窺えますが、側面窓は大型窓を3組配置し座席は極めて珍しい「集団見合い型」で、これ以後の車両では採用されなかった事から719系独自の設備になりました。クリーム色の化粧板に小豆色の座席と暖色系で纏めており、ロングシート部には寒冷地の車両らしくガラス製の風防が設置されています。戸閉装置は213系と同じく鴨居式で、開閉動作を緩やかにしました。見る限りでは、廃車にされるような車齢には感じません・・・。

まだラストランの発表がなく磐越西線の観光列車“フルーティア”との併結用として少数は残ると言われていますが、取りあえず東北本線からの撤退前にまた撮影に行きたいですね。

 

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開通から30年目を迎えた仙台市営地下鉄南北線

2017年09月06日 | 東北地方の地下鉄・路線バス

本年2017年で、仙台市営地下鉄南北線が開通して早くも30周年の節目を迎えました。南北線は、高度経済成長期以降、急速に宅地開発が進行し交通機関が路線バスだけでは追いつかない状況になっていたことから1981年に建設を開始し、1987年7月15日に八乙女(1987年当時の駅所在地は泉市、1988年に仙台市へ編入され政令指定都市へ移行後は泉区)〜富沢間(同仙台市富沢、現在の太白区)が開通した東北地方初にして唯一の地下鉄路線でした。開通から5年後の1992年には早くも八乙女から泉中央駅まで延伸され、2015年12月6日には新たに2路線目となる東西線も加わり、市内の重要な足として機能しています。

その南北線で開業当初から活躍しているのが、この1000系電車で開業に先駆け1985年に登場しました。開業からATOによるワンマン運転を実施しており、当時の日本の鉄道車両では初採用の技術だったため大変な話題を呼びました。アルミ合金の車体はエンゼルホワイトをベースにライトグリーンとエメラルドグリーンの2色帯を配した爽やかなカラーで、地下鉄の電車にしては極めて珍しく2900mmの広幅車体で設計されている事や、戸袋窓を設け側面窓と共にブラックアウト処理で一体感を持たせ、楕円形のドア窓ガラスを採用するなど大変に珍しい特徴を持っており、また写真でも判別できるように外付けディスクブレーキの台車も地下鉄車両では唯一の存在であるなど、趣味的目線からはかなり興味を惹かれる存在です。

南北線のホームは全て島式(泉中央は除く)で、ワンマン運転を実施する関係上ドアの開閉時には運転士がホームの状況を確認する必要がある為、普通の電車とは逆の右側に運転台を設置しています。

車内設備はオーソドックスなロングシートですが、定員を4両全車で揃える為に先頭車の全長は21.750mmで設計されています。これは在来線向けの電車としては最長の部類で、乗務員室後部にも座席を設置しました。2004年から大規模な更新改造を受けており、手すりや車椅子スペース、車内案内表示器の設置、冷房化改造(登場時は実は非冷房車でした)に伴う通風機撤去、走行機器の換装(電機子チョッパ制御からIGBTによるVVVFインバーターへ)などが実施され2013年に完了しています。

更新に伴い設置されたLEDの車内案内表示器、千鳥配置になっています。この他目に見えない変化として、東西線開通に伴い車内放送が東京メトロで御馴染みの森谷真弓さん(英語放送はクリステル・チアリさん)が担当するようになりました。登場から32年目になりましたが、外観は陳腐化・老朽化を全く感じさせず全編成が更新を終えた現状では、しばらくは安泰と思われますが、今後も長く強烈な個性を放ちながら活躍して欲しいものです。

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