marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

あるU(宇宙人👽)との会話(その1)『あなたはそういう人だ!』これはある女から言われた言葉である。

2023-05-18 17:02:18 | #日記#手紙#小説#文学#歴史#思想・哲学#宗教

 つまりこういうことなのです。自分の事を語ることなのです。どうですか?・・・ どうですかと言われても・・・ですね。いやいや、それは誰でもが行っていること。歳を重ねると誰でも自分の身体のことに気遣うでしょう。言葉に表すでしょう。音にしなくても、心に中にと言われるものです。

あぁ腰が痛い、とか、体調がすぐれないとか、まだ眠いとか・・・。音に発する言葉にしなくても誰もがその思い、つまり自分の身体からの行動への気づきに脳の中で言語化しているものでしょう。実態を知り、まず言語化する。それは誰もが逃れられない自分の体があるという事実です。***神は人を造り給うた。何故、この不完全な人を! しかも、そのことさえも自省する言葉さえも与えたもうたということです。

実存化とは、そういうことの一例です。すべてのドラマは私があって、まず、そこに存在する、実在することの認識を一度、行うということです。

人は始末が悪いことに、思考に肯定が起こらなくなり他者を批判することによりそれを解消しようとする脳の働きがあるのですね。所謂、初期段階の動物化が残っているものです。この闘争傾向による支配拡張は、もとは生命エネルギーの変形したものです。

彼らUに言わせると初期の段階で、その傾向を脳に残した人属があったということらしい。しかし、それは白か黒かではなく、傾向として人種としての大きな区分だったらしいのだ。音として発する言語が異なるように、と考えたらいいだろうか。

Uの話が続く

一般に世界が3次元の世界と言うのは分かるでしょう? 縦、横、高さという奴です。XーYーZ。それで、時間tを加えてみます。これで4次元です。イメージとしてはx-yの平面から、高さのzからそれが時間的にも動きがある。同時にすべてが絡み合って生じれば、それが3次元、アニメーションとなるわけです。これは数学では微分、偏微分というのでできるので人が数式化できる、それをコンピューターを用いてもっと複雑に制御していく訳です。

かなり簡潔な言いようですが、このままでは済まないものであることは誰でもがすぐ理解されることです。前振りのある次のような情景を思ってみます。あなたがこれから行こうとしている場所の情景です。彼らにはすべての人の思いはすべてお見通しのようだ。

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ある晴れた日の午後、あなたは軽い昼寝から目覚め、コーヒーを飲んでサンダルを履いて陽も傾けかけたある夕方に散歩で港に行って次のような情景を見たとします。海から緩やかな風が吹いている。

そこには、晴れた一日の終わりを惜しむかのようにまだ多くの人々がいたのですが、そこであなたはひとりの椅子に腰かけている男を見た。しばらく遠くから眺めていると、Uがこう質問して来た。(あるいは、あなたが香港で空港に向かう列車の中で見たあの男のことでもいいのだが)

あなたは男が何を考えているのか、分かりますか。・・・いきなり、目で見た情景の中のある男の心の中の思いが分かるかという問いに分からないと答えるでしょう。

何も考えていないかもしれない。いい景色だと眺めている運河の川沿いの向かいに停泊している船についてどこから来た船か、と思っているかもしれない。釣り人の姿に、今日は何が釣れているのかと考えているのかもしれない。そのようなことを思えばキリがないのだが、少なくとも自分が今、海からの風にあたるその最低の皮膚感覚は同じに感じているはずではあると改めて思う。

肯定的に考えることが出来ればそれは、出かけにコーヒーを飲んだのが原因かもしれない。それは、ブラックのカフェインが血管収縮させ、脳の血流を助長させた為かもしれない。多少のドーパミンが放出されてアレドナリンが血流に流れたためか。

その他からは不明なその男の、客観的に見れば他者から見れば自分も含め誰でもなのだが、人の心の思いは外部からは分からないものである、ということである。それで、例えのショートストーリーを語りながら、何を言いたいのかと言えばそれは5次元の世界にあたるものだろうか、という同調を求めるものであった。

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それが次元としての考えに正しいのかどうかとは、彼は言わなかった。しかし、人がそうであれば、その次元の上位あるいは下部において各個人の思いを結びつけるクラウドのような次元が存在すると彼はいうのであった。彼らは何も定義づけることを推奨はしなかったが、それが6次元ということになるだろうか。そこで、たまたま読みかけていたヘーゲルの『精神現象学』のその”精神”とも呼ばれるものか、と訊こうとしたがやめた。

地球人類のコンピューターのプログラムはそのような次元で進化していると言う。それは、いま語って来た人の思考の次元についてプログラム化してきたものである、という。バーチャル世界という言葉はすでにあなた達は知っているだろうから、と言って彼は空を見上げると突然消えた。