marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

Uとの会話(その2)一度死にそうになったのは彼らUが背中にビームを発して殺そうとしたからなのか?

2023-05-20 02:50:44 | #日記#手紙#小説#文学#歴史#思想・哲学#宗教

今は深夜の3時である。最近というかここ数ヶ月、彼ら(宇宙人👽:U)が現れるのは深夜である。姿は見えない、音も聞こえる訳でもない。曰く、心の声だ、という奴。早くなった。真夜3時か4時だったのが、一昨日は1時頃だった。それから、君はずうーと1日、昼寝もせずに過ごした訳だ。特に眠気が襲う訳でもなかった。

時折、背中の肩甲骨の下部、血管が心臓が詰まり気味なのだろう、痛くなる。僕はこれが原因であと数十年生きて地上の障害を終えるだろう。そろそろ帰ろう、と彼らが迎えに来るだろう。僕はそう思っている。

生まれたばかりの赤子のお尻に蒙古斑という青い斑点ができることがある。成長につれてそれは消えた行くのだが、僕は尻では無く、心臓の後ろだったらしい。「・・・ったらしい」というのは、背中は見えないからね。誰も本人が病気とも思わず、通常生活も送れていれば、他者と異なることは特にいちいち誰も言わないだろう。

無論、それは消えずに年老いた今でもある。そして、これが問題なのは、時折痛むのである。昔のことであるけれど、社員旅行で同僚と共同風呂に入ろうとした時、親しい奴から、いきなりどこかにぶつけられましたか、と言われて、改めて気がついたことを思いだす。年老いてその背中が、鈍痛という奴で思いついたわけであったがそれを今も引きずっている。

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 僕の生まれた田舎の家の裏庭は、古い時代、潟と呼ばれた海に繋がっていた沼だった。幼稚園にもあがる前の小さな子供の頃、と言っても部落には幼稚園などなかったが、その沼に落ちて僕は一度死んだのだ。生まれた田舎の、生まれた家あの裏庭に繋がる沼にはまって(落ちて)死んだのである。正しくは、今生きている訳だから死にそうになったと書くのが正しいのだが。

なぜ、そんな危なっかしい処にいたのだろう。定かで無い。誰かがその場所に連れていったのだが、誰だったか。姉だったような気もするが、どうして一人になったのか。誰かが観てゐれば、そんな危なっかしい場所に一人であちこち動き回れないような小さな子供をほっとくことはしないだろうに。

どちらにしろ、その沼のかび臭い水を飲んで僕の魂は肉体を抜け出す狭間にいて、死にそうになったのだった。誰が突き落としたのか。

時間は定かで無いがおそらく夕方だったろう。沼に浮かんでいるその子供を発見したのは、その沼に風呂の水を汲みに来たお袋だった。****