ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

ウォルター・マッソーの魅力をあらためて認識する

2011-03-31 05:39:41 | 映画
前に『サブウェイ・パニック』についての記事を書きました。で、あの記事を書いて、他のウォルター・マッソーのアクションものも記事にしなければいかんなあと考えましたので、今回は『マシンガン・パニック/笑う警官』を取り上げます。この作品は、昨年ようやくDVDが発売されました。

The Laughing Policeman (1973) Trailer


なお、この映画の題名もいろいろ紆余曲折があり、現代は「The Laughing Policeman」で『笑う警官』ですが、日本での劇場公開の際は『マシンガン・パニック』(この題名は、あるいは『サブウェイ・パニック』を意識したのかな?)。VHSビデオ化された際が『笑う警官/マシンガン・パニック』、DVD化でまた題名がひっくり返りました。原作もそれなりに知名度があるからかな。













今回も手抜きでってことはないですけど、私がallcinemaに書いたコメントを引用します。

>好きな映画です
投稿者:Bill McCreary 投稿日:2007-10-23 22:10:49
原作のストックホルムから、サンフランシスコに舞台を変えての映画化です。ウォルター・マッソーとブルース・ダーンもいいし、脇を固める俳優達も充実しています。上司役のアンソニー・ザーブもいやな奴を好演しています。また、保安官役をしょっちゅう演じているクリフトン・ジェームズがちらっと顔を出したり、『刑事コロンボ』の常連ヴァル・アヴェリーやルー・ゴセットJrなど、なかなかの顔ぶれです。同じ監督の『暴力脱獄』と出演者が複数重複しているのも個人的に興味深く思いました。

仕事馬鹿のマッソーと、やややる気に欠けるダーンの対比も面白いところです。このあたり、さすがにダーンの演技は絶品だと思います。また、70年代のサンフランシスコの下町や風俗街の描写も貴重なものがあります。

原作者はこの映画をあまり気に入っていないようですが、映画の出来としては高いものがあります。主人公の家庭のシーンなどはややもたつきますが。

ラストの落ちは、原作と同じ趣向なのですが、若干変えています。個人的には映画のラストの方が好きです。

実現することはありませんでしたが、マッソーとダーンのコンビをシリーズ化してもよかったなあとも思います。マッソーの執拗な聞き込み中心の捜査は、同じ時代のハリーやポパイよりも地味ですが、これもなかなかいいですよね。

最後に、この映画がDVD化されるのなら、ぜひ日本語吹き替え版を収録してほしいと思います。佐藤英夫のマッソーの声はとてもぴったりしていましたし、故・山田康雄のダーンもイメージによくあっていました。最近、マルティン・ベックがらみのDVD発売も相次いだのですから、ねえ、メーカーさんも考えてくださいよ。

(引用ここまで)



最後の段落は、正直実現はしないだろうと勝手に考えていましたが、あにはからんや日本語版が収録されました。これはとてもうれしく思います。

ウォルター・マッソーの声というのもいろいろな人が当てていて、これだという決定版の人がいないんですけど、『サブウェイ・パニック』では富田耕生が担当していまして、個人的にはいまいちでした。けっこう富田さんがマッソーの声をしていることが多いんですけどね。あ、まったくどうでもいい話ですけど、ドラえもんの初代の声(NTVで放送されたヴァージョン)が富田さんの担当だったって皆さんご存知でした?

下の動画に、富田さんの名前をみることができます。また、テレビ朝日のヴァージョンでのび太の声をしていた小原乃梨子はママの声を、同じくスネ夫の声をしていた肝付兼太はジャイアンの声を担当していたのですね。彼は「新オバケのQ太郎」でゴジラの声を担当していたので、その関係もあったのかな。なお富田さんは途中で降板して野沢雅子が引き継ぎました。

ドラえもん(日本テレビ版EDテーマ)


ついでだから、オープニングもご紹介しましょう。

日本テレビ版 ドラえもん OP




現在発売中のDVDには声は収録されていませんが、『突破口! 』では左右田一平が声を担当していました。これはかなりマッソーの雰囲気をつかんでいたと思います。録音が破棄されていなければ、ぜひソフトに収録してほしいんですけどねえ。

で、この映画では、佐藤英夫がマッソーの声をしています。趣味の問題ですので意見が合わなければ仕方ありませんが、私はこの映画でのマッソーの雰囲気に佐藤の声はとてもよくあっていたと思います。なお、佐藤氏は、ほかにもマッソーの声を『おかしな2人』で担当しているとのことですが、私は聞いたことがありません。また、上の「allcinema」の記事では知らなかったのですが、佐藤氏は06年にお亡くなりになっているそうです。知っていれば山田康雄氏にはつけたのですから当然「故」とつけるべきでした。



監督のスチュアート・ローゼンバーグは私の好きな映画監督です。器用に映画を作るといったタイプの人ではないのですが、重苦しいというか無骨な演出が好きです。







さてこの映画はさして派手なアクションシーンがあるわけではありません。最初の大虐殺のシーンは派手ですが、ラストはあんがいあっけなく片付きます。でもそこがこの作品の場合いいかなと思います。それからラストに見える高速道路は、89年だったかの地震で倒壊しています。遠くには、コイトタワーも見えますね。



なお、allcinemaでの記事にも書いたように、いやな上司を演じたアンソニー・サーブもいい味を出しています。それにしてもこの人、ほんとの悪相ですね。







また、小説の主人公であるマルティン・ベックがジェイク・マーティンとしてマッソーが、グンヴァルト・ラーソンがレオ・ラーセンとしてブルース・ダーンが演じていますが、本家スウェーデンでも映像化されています。こちらをご参照ください。

私は映画は観ていませんが、テレビドラマのほうは観ています。日本でも放送され、DVDボックスも出ています。

マイ・シューヴァル、ペール・ヴァールー夫妻はあんまりこの映画をきにいっていないようですが、ヨースタ・エクマンのヴァージョンには、シューヴァルが特別出演しているくらいなので、それなりに気にっているのかも。なお当方は、DVDボックスを持っていますので、これについても感想の記事を書こうかと思います。

それにしてもこの作品でのマッソーはうまいですね。時に暴力的、時にしつこく、時に上司をもたぶらかすという非常にずるい刑事をとても巧みに演じています。allcinemaの記事にも書きましたように、この作品がシリーズ化されても良かったなあとおもいますが、それはかないませんでした。ややコンビが地味だったかなと。それはそうと、情報屋の役でマリオ・ガロ(ギャロかな)という俳優が登場していますけど、この人は『レイジング・ブル』でデ・ニーロのトレーナーをやっていましたね。あと『キングコング』にも出ていたな。予告編の動画にも出てきます。帽子をかぶってマッソーと話をしている人物です。





というわけで、この映画は見て損はしないと思います。ぜひ見てよ。
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2010年12月 天橋立、丹後その他の旅(1)

2011-03-31 05:39:19 | 旅(国内)
青春18きっぷで昨年暮れに旅をしたので、その記録を記事にします。

この時は、もはや季節列車となってしまった大垣行きの快速列車ムーライトながらにのりました。でもほんと、夜行バスが夜行列車への致命的な一撃となってしまいましたね。











とちゅう浜松で時間調整のためもあるんでしょうか、長時間停車します。



そのあと大垣について米原行きに乗り、京都まで新快速で行って山陰本線に乗りかえました。この駅は、胡麻という駅です。











ここまでくると本当の田舎ですね。



駅前では、野菜や魚を商っていました。



ミニバスケットボールの選手募集のチラシが駅構内にはってありました(一部個人情報の部分を画像修整させていただきました)。





冬の京都の田舎の陽はやわらかです。

(つづく)
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どうもねえ

2011-03-30 06:52:05 | 東日本大震災他災害関係
こんな新聞記事がありました。

>東京電力、フランスに支援要請 福島原発事故で自力解決断念か(03/28 19:15、03/28 22:23 更新)

 【パリ共同】東京電力が福島第1原発の事故で、フランス電力(EDF)や核燃料会社アレバ、原子力庁などフランスの原子力関連企業・機関に支援を要請したことが分かった。ベッソン産業・エネルギー・デジタル経済担当相が28日、ラジオ番組で明らかにした。

 29日付フランス紙ルモンドによると、アレバは事故発生直後から東電側と連絡を取り合っていたが、事態が急展開したのは「この36時間」としており、26日ごろに緊急要請があったことを明らかにした。

 同紙は「東電が原発事故の統御不能に陥った可能性」との見出しを掲げ、事態を深刻視している。

 ベッソン担当相は「東電からの(フランス各機関に対する)支援要請は(事故発生後)初めて」と述べた。EDFは18日、専門家の派遣や原発事故に対応するロボットを含む資材130トンの搬送など独自の救援計画を発表。だが、ルモンド紙によると日本側はこれを拒否したという。

 フランスは日本の原子力業界と関係が深く、アレバは日本の電力会社の委託でプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料の加工を請け負っている。福島第1原発3号機で現在使われているMOX燃料は、1999年にフランスから運ばれた。

(引用ここまで)

>自力解決断念か

って、自力解決なんてそんなことできっこないだろっていう以上の話じゃないと思うんですけど。そんなことはとっくの以前からわかっていた話で。

より詳しい記事を見つけました。

>東電“白旗”仏に泣きついた…「統制不能」原発先進国へ支援要請
スポーツ報知 3月29日(火)8時2分配信

東日本大震災による福島第1原発の事故で、復旧に苦慮している東京電力が、フランス電力(EDF)や核燃料会社アレバ、原子力庁などフランスの原子力関連企業・機関に支援を要請したことが28日、分かった。ベッソン産業・エネルギー・デジタル経済担当相が明かしたもので、事故の統制不能に陥ったもの、と現地では深刻視されている。また、東電は同日深夜、同原発の敷地内の土壌からプルトニウムを検出したと発表。一部は今回の事故で放出されたとみられ、事態は一層深刻になった。

 事態収束に展望が開けない東電がとった手段は、フランスへの支援要請だった。29日付のフランス有力紙、ル・モンドによると、アレバは事故発生直後から東電側と連絡を取り合ってきたが、26日ごろに緊急要請を受けたという。ル・モンドは「東電が原発事故の統御不能に陥った可能性」との見出しを掲げ、当事者の東電が“白旗”を掲げた事態を深刻視している。

 ベッソン担当相は「東電からの(フランス各機関に対する)支援要請は(事故発生後)初めて」と話した。EDFは18日、専門家の派遣、原発事故に対応するロボットを含む資材130トンの搬送など独自の救援計画を発表。が、ル・モンド紙によると日本側はこれを拒否したという。

 フランスは日本の原子力業界と関係が深い。アレバは日本の電力会社の委託でプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料の加工を請け負っている。福島第1原発3号機で現在使われているMOX燃料は1999年にフランスから運ばれたものだ。

 フランス原子力安全局のラコスト局長は28日の記者会見で、今回の事故状況などから「30キロ圏外に汚染が広がり、農作物などにも影響が出ていることは明らか。汚染が100キロ圏に広がったとしても全く驚かない」とした上で、「(汚染除去などで)状況が管理できるまでに数年から数十年を要する」と警告している。

(引用ここまで)

汚染が100キロ圏ですって。そうなったらどうなるんでしょうね、ほんと。

こんな記事もありました。

><東日本大震災>6万人離職か 大半が原発事故圏内 福島
毎日新聞 3月29日(火)12時58分配信

福島労働局(福島市)は29日、東日本大震災で被害が大きかった沿岸部と県南を中心に、福島県内で労働者928人が解雇されたり、解雇の予定だと発表した。さらに、東京電力福島第1原発の半径30キロ圏内は原発事故により立ち入れないため調査できないが、圏内約5万8000人の大半も最終的に解雇や休業に追い込まれると見込んでいる。

 従業員100人以上の事業所を28日時点で調べ、68事業所で6046人が休業、928人の解雇や解雇予定が分かった。同労働局は「原発事故が収束すれば周辺の調査が進み、爆発的に離職者が増えることは間違いない」としている。

 また、震災で内定を取り消されたのは15社24人、就職の延期が20社86人に上ることも判明した。【松本惇】

(引用ここまで)

こんなんどうしようっていうんですかねえ。東電、あるいは政府が損害を弁償するんでしょうか。

これもなかなかすごい記事です。

>東日本大震災:容疑者十数人釈放 福島地検いわき支部
 東日本大震災の発生後、福島地検いわき支部が逮捕・送検されていた容疑者十数人を釈放していたことが28日分かった。地検は「起訴に必要な捜査が困難だと判断した」などと説明するが、警察関係者からは治安維持の観点から疑問視する声が上がっている。

 小池隆・福島地検次席検事らによると、11日の震災発生後、いわき支部管内の警察署に勾留されていた起訴前の容疑者十数人を処分保留のまま釈放した。同支部は、震災で警察官が足りなくなり参考人聴取など容疑の裏付け捜査が困難になるうえ、容疑者への食事の提供も十分できなくなると判断したという。

 小池次席は「市民に不安を与えたくない」と罪名や人数を明らかにせず「治安に影響がないよう考慮した」と説明。検察幹部は「釈放したのは窃盗などの微罪で、重要事件の容疑者はいない」としている。これに対し、警察関係者は「中には強制わいせつ事件の容疑者や住所不定者もおり、治安上問題がある」と指摘している。

(引用ここまで)

関連してこちらも。

><東日本大震災>福島地検本庁でも容疑者釈放 
毎日新聞 3月29日(火)13時9分配信
東日本大震災の発生後、福島地検いわき支部が逮捕・送検されていた容疑者を釈放していた問題で、福島地検は29日会見し、いわき支部のほか福島地検本庁と郡山支部でも容疑者を釈放していたことを明らかにした。

 地検によると、11日から16日にかけて、いわき支部も含め計31人の容疑者を処分保留のまま釈放したという。地検は「釈放されたのは、窃盗、覚せい剤取締法違反、強制わいせつなどの容疑者だった」と説明している。

 地検は釈放の理由について、起訴に必要な捜査や食事の提供も十分できなくなるなどと説明していた。これに対し、福島県警は29日、「震災があろうと、裏付け捜査や護送のための警察官は配置し、留置場の食事の確保もできていた。釈放の理由を警察の事情とするのは論外だ」とコメントした。

(引用ここまで)

検察や警察のコメントが実態通りなのか妥当なものかどうかは知りませんが、なかなかすごい事態だとは思います。
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2011年3月 鶴見線にて(4)

2011-03-30 06:51:33 | フォトログ
電車の発車までわずか十数分しかありませんが、周辺の写真を撮ってみます。



























前回は曇りでしたが、今回は陽が落ちる時間でこれはこれでけっこうよかったかなと思いました。



この日はネコからあんまり相手にされませんでした。



このあとさいたま新都心へ行きましたらなんだかものすごい人だかりでした。





AKB48(「よんじゅうはち」にあらず)のミニコンサートというかイベントがあったみたいですね(こちら参照。魚拓)。私も1回社会勉強で彼女らのイベントに行ってみようかな。

AKB48はともかく、鶴見線は大川駅へまだ行っていないので、また行くつもりです。そうしたら写真を撮りますのでお楽しみに。

(完)
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今年も京都と関西の桜を楽しみたい

2011-03-29 06:05:05 | 旅(国内)
実は、地震があった3月11日は、このブログにとって近来にないアクセス数の少なさとgooでのブログ順位の低さでした。やはりあのような災害があった日は、違うタイプのブログのほうが人気があるんだろうなと考えました。非国民通信さんも、アクセス数・順位ともにあまりよくなかったようですね

さてさて、地震で苦しんでいる方々には申し訳ないのですが、この3年ほど私は京都、あるいは関西の桜をたのしんでいまして、 今年もまた京都と大阪その他の桜をたのしむことにしました。そしてまた大量の写真や動画を撮るつもりですので、読者の方にも期待していただきたいと思います。

08年は、哲学の道と岡崎公園(こちらこちら)、09年は疏水を通って南禅寺まで(こちらこちらこちらこちらこちら)、10年は嵐山、清水寺、円山公園に行きました(こちらこちらこちら)。今年も、いままでに行かなかった桜の名所(あるいはでないところ)へ行ってみようかなと思います。

私の旅行ですから公共交通をつかって京都の街を歩きまくろうかと。体力的にきつい旅行になると思いますが、数回記事を書くことになろうかと。またよろしくお願いします。

…と考えていたんですが、しかし今年は桜と私が関西に行く日がうまく合うかな…という心配があります。仕事の都合があるので、私が行くことを予定している日以外京都へ行くことはできそうにありません。

もし桜がが咲いていなかったら、ぜんぜん違う趣旨の旅にするしかなさそうです。
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2011年3月 鶴見線にて(3)

2011-03-29 06:04:44 | フォトログ
電車はすぐに折り返しますから、そろそろ乗らなければなりません。ついでながら書くのを忘れていたことを書きますと、終点時の車内放送で折り返しの案内放送までありました。つまりは、この電車の終点まで乗る客は、東芝の関係者でない人以外はみんな折り返す(しばらく公園でのんびりしたい人以外は)ということです。











このような時刻表です。私がこれから乗るのは、土日ダイヤの15時45分の電車です。





こんどは扇町駅行きです。



ここは扇町駅です。









前にも書きましたように、この駅はネコスポットです。







しかしこの日にいたネコは、やや警戒心の強いネコでした。



少し付近を散策します。

(つづく)
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遅ればせながら『アンチクライスト』を観にいった

2011-03-28 04:16:50 | 映画


先日の土曜日、『アンチクライスト』を見に行きました。私は渋谷で映画を見ることが多いのですが、今回は新宿の新宿武蔵野館で見ることにしました。

最初に、残念なのが、上映の方法です。ブルーレイ上映というのがなんともです。理由は知りませんが、なんでまた。



この映画については拙ブログも何回か記事を書いています(こちらこちらこちら)。シャルロット自身かなりきついシーンがあることを認めているくらいなので、どんなもんかなと思ったのですが…。

さて内容ですが、あんまり決定的なことを書くつもりはありませんが、ネタばれも一部ありますのでその辺は認識したうえで続きをお読みください。



まず大胆な性描写は知っていましたが、暴力描写にはさすがに「う」でした。日本版は要所要所にぼかしを入れているので決定的なシーンは分かりにくくなっていますが、かなりすごいシーンがあります。

一部で話題になったのが、全裸のシャルロット・ゲンズブールが木の根元へ行ってマスターベーションをするシーンでしょうが、ここも一部ぼかしが入っていました。



しかし私がきつかったのは一部の暴力シーンです。ちょっと忘れがたいものがあります。詳細は書きませんので、興味のある方はご自分でご確認ください。

映画が終わった後げんなりした顔の観客が数人いました。それなりの覚悟はしてきた観客でしょうが、それにしても、です。

個人的にはラスト近くのシャルロットの表情は…たしかにイヴァン・アタルや子どもたちにはきついかも。私も、正直そんなにこの手のものを気にする人間ではないのですが、この記事を書いているいまも頭から離れません。



この映画は、「面白い」とか「感動」とかの映画ではありません。もし読者に皆さんが未見でこれからご覧になるのなら、上にも書いたようにそれなりの「覚悟」をしてください。
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2011年3月 鶴見線にて(2)

2011-03-28 04:16:23 | フォトログ
ホームから京浜運河をのぞみます。













女性同士のお客もいました。





ほんとは、このアングル撮っちゃいけないみたい。



逆光の海芝公園です。







(つづく)
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連休中、物置を整理した

2011-03-27 06:29:34 | 身辺雑記
最初にお断り:書きためている記事が完全にパンクしたので、しばらく1日2記事以上発表します。読みにくいかもしれませんがご了承ください。

先週の連休中日の日曜日、ちょっと物置を整理しました。

物置と言っても、私の家の物置というのはほとんど本ばかりあるので、これを涙をのんで大量に処分したわけです。

正直古本屋(ブックオフとかでなく)にもっていけばことによったらけっこう高い値段で引き取ってくれる可能性がある本も(たぶん)複数はあったと思うのですが、保存状態が悪いしあまりそう言ったことに執着するという性格でもないので、すべてゴミあつかいです。ネットオークションなどで高値で取引されたと知っているものは処分しませんでしたが。

さて、それは仕方ないのですが、昨年末に押入れを整理した時と同様「おお!」という本も出てきました。といいますか、それを期待して整理していた部分もなきにしもあらず。

いくつかはこのブログのネタに活用できる可能性があるので、私なりに今回の成果を生かしていこうと思います。

それにしてもやはりある程度の出費は覚悟してコンテナでも借りようかなという気になります。本というのはそれなりに貴重なものもあるので、別に売って小遣いをかせがなくてもいいけど、やはり捨てるというのはもったいないところはあります。

ところで阪神淡路大震災があった後、古書の値段が下がったという話を聞いたことがあります。

いうまでもなく、地震で家に損害がでたので、これを機に蔵書を大量に処分する人が続出して、それによって価格が下がったということです。私が蔵書を整理したのは地震とは関係ありませんが、今回の地震でもそのようなことがあるんですかね。今回の東日本大震災では、津波とかで相当本もいたんだでしょうが、しかしこれを機に本を処分するひとも多いでしょうから、あるいは同じようなことがあるのかも。
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2011年3月 鶴見線にて(1)

2011-03-27 06:27:56 | フォトログ
09年に鶴見線扇町駅に遊びに行った時の写真で記事にしてみたらけっこう面白かったので、3月5日にふたたび鶴見線に乗ってみました(ちょうどこの日、父が不慮の事故にあいました)。

最初に関係ない写真を。この日の午前、横浜市鴨居を歩いていたら、富士山が見えました。富士山に登ることにしたので、やはり富士山を見ると心がときめかないではいられません。





JR鶴見駅の鶴見線ホームです。









鶴見線@鶴見駅 2010 3 5


電車が入線します。これに乗車します。



扇町行きでなく、海芝浦行きです。



土曜の午後なのに意外とお客がいました。



終点海芝浦です。京浜運河に面しているなかなか面白い駅です。



この駅は、東芝京浜事業所敷地内にあるので、部外者は降りることさえできない(というか、降りる意味がない)という駅です。部外者が事業所に用事があるときは、wikipediaによると

>事業所に用事のある外訪者は、新芝浦駅で下車し、京浜事業所の正門に回るように守衛から誘導される。

だそうです。

というわけで、この駅に来る人は、海を見に来る人ばかりです。駅自体東芝の私有地ですが、「海芝公園」なる私設(東芝)の公園がありますので、デートスポットとしてもいいかも。ただし終電をのがすとえらいことになるので、その辺はご注意を。









もう少しこの駅からの眺めをご紹介しましょう。

(つづく)
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