ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

浅田真央は、あとがない

2016-03-31 00:00:00 | スポーツ

このブログがわりと大きなアクセスをいただいた理由のひとつは、浅田真央のことを悪く書いていることだと思います。私は浅田真央が大っ嫌いなので、彼女について批判できる点をいろいろさがしていたところ、自分のことを名前で呼んでいる(いた)ことと学校に行っていない点というのは彼女の最大の問題点だと思うわけでそれを批判しているわけです。

もっとも私はこのブログでお金をもらっているわけでは(当然)ないですし(BLOGOSも、当然ながら金をくれるわけではありません)、与えられるのはアクセス数だけです。あとは読者のコメントや反応かな。また名前で呼んでいるのは昨今だいぶ改善されているみたいだし(今年の1月でのイベントでの彼女は、若干自分のことを「真央」と呼んでいました)、学校は卒業したからこれはこれで決着はつきました。学校に通っていないという過去は不変ですが(笑)。

さて、私の個人的な好悪なんかはどうでもいいですが、浅田真央がフィギュアスケートの世界選手権に出場します。記事を。

>羽生に真央も…フィギュア世界選手権で公式練習

読売新聞 3月29日(火)20時21分配信

 【ボストン=前田剛】30日に開幕するフィギュアスケートの世界選手権に向けて28日、ボストンの試合会場などで公式練習が始まった。

 2季ぶりの優勝を狙う羽生結弦(ANA)、4度目の頂点を目指す浅田真央(中京大)らがリンクに姿を見せ、本番を見据えて滑りの感覚を確かめた。

 昨年末の全日本選手権以来の試合となる羽生は、4回転ジャンプを鮮やかに着氷するなど好調をうかがわせ、所属先の城田憲子監督は「(動きに)リズムがある。よく仕上がっている」と話した。浅田らも軽やかな滑りを見せ、日本スケート連盟の小林芳子・フィギュア強化部長は「みんな、しっかり準備してきている」と語った。

以前の彼女なら、金メダルかそうでないかというのが話題になりましたが、現状の彼女にそこまで期待することはできません。銅メダルも厳しいでしょう。

で、彼女自身の考える現実的な目標というのがどれくらいかはわかりませんが、とりあえずは入賞が目標、あるいは10位以内というところですかね。

それにしても10位に入れないくらいの成績だったら、彼女どうするんですかね。別に来シーズン続けてもいいけど、現実問題としては現役続行はかなり厳しくなるでしょうね。平昌まで五輪出場をねらうか、撤退をするか。すでに彼女も、往年ほどの社会的な注目はないと思いますので、引退してもそんなに引き止める声は大きくない(少なくともソチ五輪後ほどの話題にはならない)と思いますが、仮に金とまでは言わずとも銅でもメダルを取ったら、有森裕子じゃないけど「自分をほめてあげたい」ということで引退するほうがいいんじゃないんですかね。フィギュアスケートというのは、力が明らかに衰えても現役に固執する性質のスポーツじゃないでしょう。

同じフィギュアスケーターでも、カタリーナ・ヴィットみたいに、自分が過去のアスリートであることを全部承知で現役復帰するのなら別にかまいませんけど、私の勝手な想像では、浅田は現段階では、自分の可能性を信じている、あるいはそれに期待をしているのでしょうね。彼女は、たぶん最終的には、平昌での金メダルを夢見ているのでしょう。もちろん公言はしないにしてもです。

そう考えると、どうも彼女あとがなさそうですね。上で私は、

>仮に金とまでは言わずとも銅でもメダルを取ったら、有森裕子じゃないけど「自分をほめてあげたい」ということで引退するほうがいいんじゃないんですかね

と書きましたが、引退するかどうかは別として、これは彼女にとって最高のシナリオです。実際には、あまりいい成績を取れない可能性のほうが高いでしょう。そうするとパッとしないで引退、というコースをたどりそうな気がしますね。たぶん良い成績を取りながら惜しまれつつ引退するというコースは、いまの彼女には厳しいでしょう。

いまにしてみれば、ソチ(と、次の世界選手権での。あれの日本開催は、明らかに浅田真央の花道のためのものでしたからね)で引退したほうがタイミングその他良かったんじゃないのという気がしますが、今回の世界選手権での彼女の演技は、引退するかどうかはともかくとしても、やはり浅田真央というアスリートにとって、大きな舞台になるかと思います。ここでいい成績を取れるかどうかで、彼女の今後がある程度予想できる。

彼女の成績がどのようなものであっても、世界選手権後にまた記事を書きます。なお写真は、昨年の日本選手権での写真。

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

友人Nと行く弾丸韓国旅行(LCC利用)(2016年2月)(7)

2016-03-30 00:00:00 | 旅(韓国)

翌日、ホテルをチェックアウトして(荷物は預けました)、まずはNの希望で広蔵市場へ向かいます。

ここは、婚礼関係のものを扱うところですかね。韓国には、結婚関係のものを集中して商う地区というのもいくつかあります。

中に入りますが、まだ早い時間なので営業はしていません。

運動会じゃありませんが、日本のもふくめたさまざまな国の旗が下がっています。

国連旗もあります。これって、やはり朝鮮戦争の絡みで国連に対する親しみがある(あった)ってことなんかが関係しているんですかね。いや、韓国人が国連に親しみを持っているかは知りませんが。ただいまの事務総長は韓国人ですけどね。

扇子にも韓国旗をデザインするのだなと思いました。

このあたりの店は、すでに開店の状況ですかね。

スンデ(韓国のブラックソーセージ)を食べさせる屋台が並んでいました。

女性たちがせわしく働いています。

細長い異様な物体がスンデです。

右手前に、韓国風海苔巻きキンパプもあります。

本当は、Nがいなければ、どこかの店で時間をつぶしてもいいのですが、今日は遺憾ながらあきらめます。

日本人もよく食べに来るのか、「スンデ」とありますね。

 焼酎の宣伝に、このような(いかにも整形をした)美女を使うのも、韓国らしいと思います。

(つづく)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

友人Nと行く弾丸韓国旅行(LCC利用)(2016年2月)(6)

2016-03-29 00:00:00 | 旅(韓国)

では本日の夕食を食べに行きます。目的地は、拙ブログの読者の皆さまにはおなじみですが、Nにはどこかを話さないでおきます。私についてこい、です。

5号線の馬場駅で降ります。

焼肉市場に入ります。Nに、「生肉のにおいがするだろう」と言いましたが、彼は気づかないと答えました。

Nも、このあたりは興味深かったと思います。

数回食べている焼き肉店に行きます。

この日は、いつもの土曜日ほど人通りが少ないように思いました。 

なぜかがらすきです。

が、韓国ですから、客はさすがに元気です。それにしても学生が多いですね。金のある人は、江南あたりの高級な店に行くのかもですが、私には、そんなところで高い焼肉を食べる気にはなりません。いや、たしかに江南のおいしい店は抜群においしいですけどね。

レバ刺しとセンマイをいただきます。Nは、少し戸惑ったかも。

右の女性が日本語堪能でした。はじめてみる女性ですが、日本語能力を買われて雇用されているのかなという気もします。

炭火です。

わざわざこうやって肉を示して、「さあ写真を撮ってください」と言ってきたのにはおったまげました。韓牛です。

最初は女性が焼いてくれます。

今日はあまり客が入っているとはいえません。

店の人が賄いをしています。

このように若いグループばかりでした。しかし女性3人に囲まれるとは、なかなかこの男性もやりますね。1人死角なのはごめんなさい。

焼肉盛り合わせ(カルビ、ロース、ハラミ)600gとビール1本(だいたい私が飲んじゃいまいたが)で84,000ウォンですので、クレジットカードで支払おうかと思いましたが、現金だと割引だというので、では現金でと払いました。もっともいきなり現金だったら、割引なしだった可能性はありますので、現金で支払う時もブラフでカードで支払う意思を見せてもいいかも。

店を出ます。タクシーでなく帰りも地下鉄です。

これは写真の宣伝ですが、韓国のこの種の写真て、ミニスカートが多いような気がします。

(つづく)

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クラウンガスライターという会社についてちょっと思ったこと

2016-03-28 00:00:00 | スポーツ

昨日プロ野球のパシフィックリーグに詳しい方についての記事を書いたので、ついでですからパシフィックリーグネタを。

あるスポーツライターの死を追悼する

埼玉西武ライオンズという野球チームは、1979年から国土計画(後コクド。2006年にて解散)をオーナー企業としたわけですが、それ以前は2年間「クラウンライターライオンズ」なる名前でした。これは「クラウンライター」なる会社がオーナー企業だったというわけでなく、ネーミングライトを取得した企業だったというわけです。それ以前は「太平洋クラブライオンズ」という名前を3年間名乗りましたが、これもネーミングライト取得企業だったわけで、実際に運営していたのは、「福岡野球」なる企業です。

この会社の正式名称は、「クラウンガスライター」でしたので、本来ならこの野球チームは、「クラウンガスライターライオンズ」なる名前であるべきでしたが、名前が長ったらしいという判断とかで、「クラウンライターライオンズ」となりました。ネーミングライトをせっかく取得したのに、そんな精神でいいんかよという気がしますが、けっきょくその名前でチームが発足、2年この名前が続き、上記のように国土計画に売却されたわけです。

それでこの「クラウンガスライター」という会社ですが、81年に廣済堂(出版社や印刷業などを営むあの会社です)に吸収され、まもなくライター製造稼業をやめてしまいました。つまり、野球稼業から撤退したあと、たった数年しかライター稼業を継続しなかったようなのです。

それで考えます。やる気がねえな(苦笑)と。

どっちみちクラウンガスライターに明るい未来なんかなかったのかもですが、数年後に事業をしなくなってしまう会社だから、そんな程度のやる気のなさだったんだろうなという気はします。いや、実際のところはよく知りませんけどね。

それ以前の「太平洋クラブ」という会社も、スポンサー料が滞り、やむなくユニフォームの前面が大きな背番号だったことすらありました。つまり企業名をユニフォームに載せることができなかったわけです(笑)。アメリカンフットボールじゃないだろうと思うし、後にこの会社は会社更生法を適用されたくらいで、どっちみち経営が安定していない会社だったのでしょうが、つまりはその程度の企業しかネーミングライトの話にのってくれなかったということでしょう。いまなら、たぶん本拠地名とかを出してしのぐでしょうが、当時は肩などには入れても、そのような前面に出す発想がなかったのでしょう。

プロ野球の世界も、かつての大映みたいに、矢つき刃折れみたいに、ほぼどうにもならなくなってチームを手放したところもありますが(事実倒産しちゃったくらいですから)、ネーミングライトを取得したのにその名前すら、適当に済ませている企業もあるわけです。付き合いとかいろいろでしょうが、いずれにせよそれもどうかという気はします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あるスポーツライターの死を追悼する

2016-03-27 00:00:00 | スポーツ

あまり著名な方というわけではありませんし、たぶん読者の方々もそんな人知らんという方が大半でしょうが、ちょっと訃報記事を(魚拓)。

>作家の佐野正幸氏が急死 パ・リーグ愛あふれる「近鉄無念の三部作」など

スポニチアネックス 3月26日(土)15時2分配信

作家の佐野正幸氏が急死 パ・リーグ愛あふれる「近鉄無念の三部作」など
佐野正幸氏
 プロ野球のパ・リーグを中心とした著作で知られたスポーツ作家、ノンフィクション作家の佐野正幸(さの・まさゆき)氏が今月21日に不整脈のため亡くなった。63歳。北海道札幌市出身。

【写真】あの名将が就職を世話

 25日未明、スタッフが佐野氏のブログを更新し、発表。長男の可永夢さんは21日、フェイスブックで「突然のお知らせで申し訳ありません。父正幸は、本日3月21日午前4時頃、不整脈により他界致しました。昨日の夜に北海道から帰宅し、その時にはまだ元気に話をしていたのですが、あまりにも急な出来事でした。63歳と短い人生でしたが、皆様に支えられながら素晴らしい一生を送れたのではないかと思います。これまで父と少しでも関わっていただいた皆様に、家族一同心より感謝しております」と報告した。

 通夜は27日午後6時から、葬儀・告別式は28日午前10時から、東京都渋谷区西原2の42の1、代々幡斎場=(電)03(3466)1006=で。

 ファンレターで知り合った故西本幸雄監督の紹介で大学卒業後、近鉄百貨店東京店に就職。仕事の傍ら、近鉄バファローズ応援団長として全国の球場に駆けつけた。その経験と知識を生かし、パ・リーグを中心にスタンド視点でプロ野球の裏面史をつづった

 主な著書に「近鉄無念の三部作」と呼ばれる「1988年10.19の真実」「1989年・嗚呼!G戦上のバリア」「もうひとつの江夏の21球」などがある。

個人的には、スポーツ新聞のHPならともかく、Yahoo!ニュースで死が報道されたというのがちょっと驚きです。そこまでの知名度があるとも思えなかったので。というわけで、魚拓もとっておきました。同名の人で、ミュージカル俳優もいますが、俳優の方がたぶん知名度は高いでしょう。

なぜ私が佐野正幸氏の追悼記事を書くかというと、拙ブログで氏の本を書評したことがあるからです。

追憶のスタジアム

1988年10月19日の川崎球場はすごかった

いま読み返すと、非常にお恥ずかしいというか、生意気な記事ですが、氏のHPの中にあった今は閉鎖されているブログで、私のコメントにも丁寧にコメントを返してくださったのがとてもうれしく思いました。

写真は上の記事からのものです。みてお分かりのように肥満体ですが、最近の写真を見るとだいぶやつれた感があり(実際大病で入院されたこともありました)、正直大丈夫かなと思っていましたが、急死されたとなると非常に気の毒です。ご冥福をお祈りいたします。

さて、上の記事は26日午後の発表ですが、私はたまたま別件で調べているサイトから氏の死を24日に知りました。氏の地元の北海道では、早めに死が報道されていたみたいですね。こちらの記事魚拓)によると、22日には報道されています。

最近は野球以外の本も出版されていたみたいですが、当方未読ですのでそれについては論評できません。しかしやはり若くてやる気のある方の死は痛々しいですね。昨今の野球賭博の関係でも、氏の鋭い筆鋒を読んでみたいと思いました。それにしてもコメント欄で2回返信コメントをいただいただけの関係でも、何らかの形で対話した方の逝去はショックです・・・。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大人になった子どもの行動にまで、親は責任を持てない(3月25日発表)

2016-03-26 00:00:00 | 社会時評

過日の記事

清原亜希は、いかなる点でも謝罪する必要がないし、謝罪などしてはいけない

と同じ内容ですが、やはり指摘すべきことだと思いますので。

IS参加図った邦人拘束=シリア入国目指す―トルコ当局

時事通信 3月23日(水)22時38分配信

 【エルサレム時事】トルコの治安当局は23日、シリア国境近くの南部ガジアンテプで22日夜に、過激派組織「イスラム国」(IS)に参加するためシリアに入国しようとしたとして、日本人男性を拘束したと明らかにした。

 詳細は不明だが、トルコのメディアは24歳と報じた。

 在トルコ日本大使館は「現地当局に確認したところ、20代の日本人男性に対して事情聴取を行ったことを認めた。今後の手続きについては確認中だ」と述べた。

 巡回中の憲兵隊が、ガジアンテプのカルケミシュ地区に車で向かっていたこの男性を発見。携帯電話を調べたところ、ソーシャルメディアを通じてISと接触していた形跡があったという。当局は捜査が終わり次第、男性を国外退去させる方針。

<トルコ拘束日本人男性>退去処分、関空に帰国

毎日新聞 3月24日(木)21時17分配信

 過激派組織「イスラム国」(IS)に参加するためトルコからシリアに渡ろうとしたとして、トルコの治安当局に拘束され国外退去となった日本人男性が24日夜、関西国際空港に到着した。男性は和歌山県在住で、捜査員らに付き添われ車に乗り込んだ。和歌山県警が今後、シリアに向かった理由やISとの関係の有無などに関して任意で事情を聴く。

 午後7時20分ごろ、トルコのイスタンブール発の直行便が関空に到着。男性は一般の乗客が降りた後、搭乗橋脇の階段を捜査員らに付き添われ、駐機場に降り立った。すぐに県警の捜査車両とみられる車に乗り込んだ。駐機場では数十人の報道陣が待機。「イスラム国に行こうとしたのか」という報道陣からの問いかけに男性は「してない」と短く答えた。【山田毅、道岡美波】

本人、自分が「イスラム国」へ参加する意思があったといいうことは否定しているということですので、当方それ以上その真偽を知る立場にありませんが、私が引っかかった報道がありました。こちら魚拓)。

>「イスラム国」に参加しようとした日本人男性の母親が謝罪

フジテレビ系(FNN) 3月24日(木)17時38分配信
過激派組織「イスラム国」に参加しようとした日本人男性が、トルコで拘束されるという問題があったが、この男性の母親が、24日午後、「お騒がせして申し訳ない」と謝罪した。
男性の母親は「まだ何も連絡来てないので、まだ何もわからないんですけど、親として、世間をお騒がせしたこと、大変申し訳なく思っています」と話した。
トルコのメディアによると、23歳の日本人男性は、トルコ南部のガジアンテプで、「イスラム国」に参加するため、シリアに向かっていたところを拘束されたということで、すでに強制送還され、日本に向かっている。
男性の母親は「本当に、お騒がせして申し訳ないです。ただ、入る以前で止めてくださったので、ありがたいなと思っています」と話した。
FNNの取材に応じた母親によると、男性は、3月14日に旅行に行くとして出かけて以降、連絡がなかったという。
最終更新:3月24日(木)20時59分

>過激派組織「イスラム国」に参加しようとした日本人男性が、トルコで拘束されるという問題があったが、この男性の母親が、24日午後、「お騒がせして申し訳ない」と謝罪した。
男性の母親は「まだ何も連絡来てないので、まだ何もわからないんですけど、親として、世間をお騒がせしたこと、大変申し訳なく思っています」と話した。

だからこれ、母親に責任ないでしょ。この男性が、仮に「これからイスラム国に参加する」って母親に話をしたら、それは警察に通報するということもあり得ますが、たぶんそういう話ではない。そんなことは何も知らないし、別に親が参加を煽ったわけでもないのでしょうから、何もどうしようもない。

そもそも論として、成人した子どもの行動に親は責任を持てないでしょう。親の育て方うんぬんなんて言う人もいるかもですが、そこまで親は責任は持てない。チョムスキーの言うチンギス・ハンの犯罪の話を繰り返します。

この場でチンギス・ハンの犯罪について論じても、それには何の道徳的価値もないのだ(チョムスキー)

>私たちの目の前で起きたことを許すことについて、私は君を非難し、自分を非難し、その他残りの人間も非難する。

>我々がどうこうできないことをやっている他人の行為について、私たちは道徳的責任を持たないのだ。それは残念なことかもしれないが、それについて私たちは何もできないのだ。

親が出てくるということは、この男性はまだ結婚していないのかもしれませんし、立場も学生か社会人か無職その他かわかりませんが、親なんかインタビューに引っ張り出すべきじゃないし、引っ張り出したってしょうがないとしか言えないでしょう。親も取材なんかに応じる義理もいわれもないと思いますが、たぶんこの母親は真面目な人なんでしょうね。それは気の毒です。

以上の文章は、この男性がイスラム国に参加しようと考えていたかどうかということとは無関係です。念のため。また、すでに3月25日分の記事は書いてありましたのですが、時事性の強い記事ですので26日の記事として発表します。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヨハン・クライフが亡くなった

2016-03-25 00:00:00 | スポーツ

伝説的なサッカー界のスーパースター、オランダサッカーの権化、ヨハン・クライフが亡くなりました。記事を。

>オランダの英雄クライフ氏が68歳で死去…3度のバロンドール受賞など数々の功績

SOCCER KING 3月24日(木)21時51分配信

オランダの英雄クライフ氏が68歳で死去…3度のバロンドール受賞など数々の功績
68歳で亡くなったクライフ氏(写真は2011年のもの) [写真]=VI Images via Getty Images
 元オランダ代表のヨハン・クライフ氏が24日に亡くなった。68歳だった。公式ツイッターが発表した。

「空飛ぶオランダ人(フライング・ダッチマン)」の異名を持ち、「トータルフットボール」の申し子として知られるクライフ氏は、現役時代に3度のバロンドールを受賞し、史上最高の選手の一人として名高いレジェンド。アヤックス時代にはUEFAチャンピオンズカップ(現チャンピオンズリーグ)の3連覇に貢献し、オランダ代表ではチームを1974年ワールドカップ西ドイツ大会の決勝まで導いた。指導者としても、バルセロナのクラブ史上初のチャンピオンズカップ優勝、リーガ・エスパニョーラ4連覇などを達成していた。

 現役時代からヘビースモーカーとしても知られていたクライフ氏は1991年に心筋梗塞で倒れ、バイパス手術で一命を取り留めた後は医師の指導によりタバコを断っていた。禁煙を始めてからはチュッパチャップスを舐めるようになり、カタルーニャの若者に向けた喫煙防止のコマーシャルにも出演。キャンペーンのコマーシャルには、「フットボールは私の人生に全てをもたらした。タバコはそのほとんど全てを奪った」というメッセージが映っていた。

 1996年以降はしばらく監督業から遠ざかっていたクライフ氏だが、2009年から2013年までカタルーニャ選抜の監督を務めた後、再び現場を離れていた。昨年10月に肺がんを患っていることを公表していた。

SOCCER KING

クライフの体調が悪いのは私も知っていました。だから、それなりの覚悟はしていましたが、しかしやはりクライフの死はショックですね。私はオランダサッカーのファンですが、それはやはりクライフがキャプテンを務めた1974年のオランダ代表が好きだからなわけで、クライフなくして私のオランダサッカー好きはないわけです。そういう人は、私以外にも少なくないはず。たぶんポストクライフの様々なオランダ人サッカー選手たちも、クライフの存在が大きな目標であり、またクライフなくして今にいたるまでのオランダサッカーの存在はあり得ません。

それにしてもクライフは、ワールドカップには74年大会しか出場せず、78年大会は、予選は出場したものの本選には出場しませんでした。当時のアルゼンチンが軍事政権下だったので抗議して出場しなかったのだとかいろいろ言及されましたが、Wikipediaによると、その前年の子どもの誘拐未遂事件が問題だったとのこと。

>大会の前年に子供の誘拐事件が発生した。私は犯人からライフル銃を突きつけられ妻と共に拘束されたが、子供に危害は与えられなかった。その後、4か月間は自宅周辺や子供の通学路では警察の警護を受ける状況となった。家族のことが心配となりオランダ代表としてワールドカップの舞台でプレーする気にはなれなかった。人生には何より代え難い物がある。

代表での実績は、国際Aマッチ48試合出場33得点で、出場試合が少ないのは時代の制約もありますが、得点の多さはさすがです。

それにしてもクライフが監督するオランダ代表、ほんと見たかったですね。それが成功したかどうか(たぶん成功したと思います)は神のみぞ知るというものでしょうが、ベッケンバウアーが監督した西ドイツ代表(当時)はあったのだから、クライフの監督するオランダ代表は、世界中のサッカーファンが見る夢だったのかもしれません。そしてそれが実現することはありませんでした。そう考えると、上の78年大会不出場もそうですが、彼は有り余る才能を出し惜しみした人間だったのかもしれません。

あらためて、ヨハン・クライフ氏のご冥福をお祈りいたします。なおオランダ代表の写真は、(たぶん)どれも74年のワールドカップの際の写真です。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画のギャグを真に受けられても困る

2016-03-24 00:00:00 | 映画

昔観たウディ・アレンの映画「泥棒野郎」より。非常に単純なギャグですが。

私が大学生のとき、映画のギャグで面白い(?)ものがあったので、知り合いの留学生の女性に話したのです。

私「××さーん、ある男がねえ、刑務所から脱走しようと思ったんですよ」

女性「・・・・」

私「で、その男が近くの仲間に言ったんですよ。『そのハンマーで、おれの足にはめてある鎖を切ってくれ』って」

女性「・・・・」

ここで私は、ハンマーを振り下ろすしぐさをしました。

私「で、どうなったと思います?」

女性「・・・・」

私「鎖じゃなくて、ハンマーが足を砕いちゃったんですよねえ。それでその男は足を引きずって・・・」

女性「(顔を引きつらして、口を手で押さえて)ええ!!!???・・・」

そんな映画のギャグを真に受けられても困りますよねえ。確かにまじめに聞けば、かなりすごい話ではありますが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

死ぬことを前提として行動されたらどうしようもない

2016-03-23 00:00:00 | 社会時評

ベルギーでテロがありました。記事を。

>ブリュッセルの空港と地下鉄で3度の爆発、警戒レベル最高に
CNN.co.jp 3月22日(火)19時6分配信

ブリュッセル(CNN) ベルギーの首都ブリュッセルの空港で2度の爆発があり、複数の死傷者が出た。また、市内の地下鉄でも爆発が発生し、全ての地下鉄の駅が閉鎖された。地元メディアの報道によれば、計3度の爆発で、少なくとも23人が死亡した。地下鉄で10人が死亡したほか、空港で少なくとも13人が死亡したという。

爆発の原因やテロとの関連は不明。

こうした事態を受け、ベルギーでは、4段階あるテロ警戒のレベルが最高レベルに引き上げられた。これにより、安全保障上の要請があれば、当局は市内に軍を配備できるようになる。

空港で22日、2度の爆発が発生し、地元公共放送RTBFによれば、複数の死者が出た。初期の報道では最大10人が死亡し、30人超が負傷したとしていた。

地下鉄でも同日、爆発が発生した。CNNの系列局RTLによれば、爆発が起きた駅は欧州連合(EU)の関連施設が集まる地区の近くだという。当局のツイッターによれば、市内の全ての地下鉄の駅が閉鎖された。

ブリュッセル空港の連邦警察はCNNに対して、爆発があり何かが起きたようだと語った。

同空港は短文投稿サイト「ツイッター」で、爆発が2回あり、建物からの避難が行われていると述べた。

空港近くのホテルにいた男性は、現地時間同日午前8時ごろ、空港ターミナルの建物から音が聞こえたと証言。「カーテンを開けると、人々が逃げ出してくるのが見えた」と語った。

私もブリュッセルの空港は使用したことがあります。そしてこのブログでもその時のことを記事にしました。

2012-13 ベネルックス(オランダ、ベルギー、ルクセンブルク)紀行(30)

で、先日中国に行きまして、鉄道のターミナル駅や地下鉄の駅などで、厳重な警戒をまた経験しました。今回は、上海のほか蘇州でも地下鉄に乗りましたが、やはり荷物をX線でチェックしました。1度は、中に入っている1.5ℓの水のペットボトルについて、再確認を求められたくらいです。その時は煩わしいと思ったのですが、しかし中国もテロがありますから、やはり警戒は厳しくなるのでしょう。そしてまた、ブリュッセルというEUの本部がある街で大規模なテロがあったわけです。中国は一党独裁の強権国家ですが、ベルギーは王政ですが、まさに民主的な国の典型なわけで、そういう国でテロが起きるのはやはり怖いですね。

それで上の記事ではそこまで書かれていませんが、自爆テロだったようですね。記事を。

>2016年3月22日(火) 18時2分掲載

空港爆発は自爆テロ=ベルギー
 ベルギー公共放送は、ブリュッセルの空港で22日に起きた爆発について、自爆テロだと報じた。 (時事通信)

自爆テロだとすると、なんともどうしようもないですね。人間だれでも、最低レベルとして、自分の命は惜しい、という感情があるわけです。だから人間というのは、あまりに非常識なことはしないというそれなりの制御がある。逆に死刑になるような犯罪をする人というのは、その瞬間は、そのような理性が吹っ飛んでいたり、あるいは少なくとも犯行時は、死刑になっても構わないという認識だったり、はたまたそもそも罪の意識などというものがきわめて低かったりするわけです。たとえば最初の例は、前に私が記事にした

最悪の誘拐殺人事件

気になった話

での犯人などがそうでしょうし、真ん中の例では、大阪教育大学付属池田小学校の事件などがまさにそうでしょう。また最後の例は、私がこれも記事にした

行政その他の支援がなかったことが非常に悪い事態をもたらした大きな要因と思われる強盗殺人事件の実例

の犯人がまさにその典型でしょう。この犯人は、知的障害者で自分の犯した犯罪の重大さを認識していないように思われます。

そして、日本でも極左勢力による爆弾テロ(三菱重工爆破事件など)やオウム真理教によるテロ(地下鉄サリン事件)などの大規模なテロ事件が起きたことがありますが、これらはいわゆる自爆テロではありません。東アジア反日武装戦線のメンバーは、逮捕される際は自殺する意志がありましたが、自殺したのは一部のメンバーに限られました。オウム真理教の実行犯その他関係者は闘争したり隠れましたが、片端から逮捕されました。人間そう簡単に死ぬことは出来ません。

しかし、自分の死を覚悟してそれでテロを実行すれば、これはどうしようもないですね。死刑も射殺されることも、なにもこわくないんだから、死ぬ直前には後悔するかもですが、実行しちゃったんだからどうにもならない。事実、たとえばガンディーを暗殺した実行犯は死刑を執行されていますし、インディラ・ガンディー暗殺犯も死刑、その息子のラジーヴ・ガンディーは自爆テロにあって死亡しています。これらの事件は、ガンディーは極右のヒンズー過激派、インディラはシーク教徒、その息子はスリランカの関係者による犯行であり、それぞれ背景は違いますが、実行者たちはいずれも主観的には自分たちは正しいことをしていると考えているわけだから、どうしようもないわけです。ヒンズーの魂を踏みにじる裏切り者だったり、シーク教徒を不当に弾圧する抑圧者だったり、自分たちの組織に不当に介入する許しがたい敵なのですから、彼(女)らが殺されるのは当然の報いであり、そのためなら自分の命も惜しくないわけです。

上では、インドの話を書きましたが、イスラエルでも、イツハク・ラビン首相を暗殺したのは、イスラエル極右の学生です。Wikipediaによれば、彼は

>ラビン死去の報に接すると、彼はただ「満足だ」と言った。

公判で、彼はラビン殺害の理由について「神の律法によれば、ユダヤ人の土地を敵に渡してしまう者は殺すべきことになっている」と語った

くらいです。自分は正しいことをしたと考えているのだから、怖いものなどありはしません。そのためなら一生刑務所で過ごすことなど大したことではないわけです(イスラエルは一般犯罪での死刑はありません。裁判で死刑が確定し執行されたのは、かのアドルフ・アイヒマンのみ)。日本の二・二六事件での青年将校たちも、死を覚悟したからあれだけのことをやったわけです。もっとも松本清張昭和史発掘』によると、処刑される際一部の死刑囚は、刑場で抵抗したとのことです。

昭和史発掘 9 (文春文庫) 

現在の日本では、二・二六事件のような大規模クーデターが起きることは考えにくいものがありますが、しかしクーデターはともかく、テロというのは、やること自体に意義があるみたいに考える人たちがいますし、本気でやられたらそれまでです。例えば山手線と小田急線と新幹線をラッシュの時間に同時に襲うテロをされたら、犯人は逮捕されるかもしれませんが、その被害は甚大なものになるでしょう。死刑になったってかまわないと考えれば、後はどれだけ大規模にするかどうかです。うんなもん、警備だって完璧なものができるわけがない。

たしか立花隆も、何かの本で、イスラエルの治安当局者か何かの発言を紹介していました。つまり、死ぬ覚悟で向かってくる連中には対応しきれないという趣旨です。それはそうです。例の同時多発テロ事件は、その極端な例です。

死を恐れない人間ほど、始末に負えないものはありません。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上海に行ってきた

2016-03-22 00:00:00 | 旅(中国本土ー広州・深圳以外)

金曜日から昨日月曜まで上海に行ってきました。途中体調を崩したりしましたが、まあまあ面白い旅だったかと思います。

韓国旅行が終わったら、数回また記事にします。あれ、またアイルランド紀行が進まないな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする