笑子のフォト俳句ブログⅡ

写真と俳句で日々を紡ぎます

花火と恋・・・ その2

2011-08-11 21:08:05 | フォト俳句
大輪の花火の如く恋消ゆる  笑子
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夜空に パーっと花火の花が咲いた・・・
辺りは一瞬まるで 昼間のように明るくなり
私たちは 目をキラキラさせながら 見ていたね

ブロックの塀の上に 二人並んで腰かけて
何色もの花咲く 明るい空に夢中になっていた

その花火は 何もかもを包みこみそうな大きさだった
私は その明りに浮かび上がる
あなたの横顔を ずっと見ていたのに
あなたは なかなか気がつかなくて・・・
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それはまるで 夢のような時間だった
じゃまなものは 夜の闇が全て隠してくれて
美しいものだけが 見えるような気がした
この時間が 永遠に続けばいいのに・・・とそう願っていたのに
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花火は さらさらと流れるように消えていった
これが 最後の花火なの? 淋しいな・・・
花火大会の終わりを告げるアナウンスが 遠く微かに聞こえた
「もう帰ろうか・・・道が混んじゃうよ・・・」
「・・・うん、わかった、でももう少しだけ、ここにいたいよ」
この恋が 花火のように消えてなくなることなど
なんの疑いもなく二人ブロック塀の上に並んで
花火の余韻を楽しんでいた
遠い夏の日の花火大会の夜・・・・・

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コメント (22)
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