山の名を地図に探して秋澄む日 笑子
やまのなをちずにさがしてあきすむひ
上野村の旧黒澤家住宅を見学してきました
(国指定の重要文化財です)
徳川時代 現在の上野村は幕府の天領となり
山中領として27代の代官が支配したそうです
山中領は上山郷・中山郷・下山郷の三郷に分けられ
黒澤家は代々上山郷の大総代を務めた旧家だったそう
当時、上山郷には鷹の保護地区が27か所指定され
毎年、将軍家に「鷹狩り」の巣鷹を献上していました
黒澤家は代々その御林守として御巣鷹山の管理にも当たりました
(御巣鷹山・・・日航機の事故でその名をご存じと思いますが
その名には将軍家に鷹を献上したという歴史があったのですね)
黒澤家の果たした役割の重要性をうかがわせるの
西側に一列に並んでいる4つの座敷
幕府の代官等がこの地を訪れたときに使用されたそうです
「上段の間」と「中段の間」の境にある欄間は、両面の絵柄が異なるなど、隅々にきめ細やかな意匠がほどこされています