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松井久子さんの映画を描く人生から学ぶ女性の生き方

2013年10月01日 09時37分32秒 | うたごえ

松井久子さんは ほぼ10年おきに自分の人生に節目を付けて来た

フリーのライターから プロダクションの設立へが30歳の頃

この間に離婚という大きな出来事もあった

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経済的には自分が働いて家庭を支えたが どこかで夫に頼っている

家を買うにも車を買うのも 最終的には夫に判断して貰った

これは夫が決めたんだという言い訳みたいなものが心の中にある

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しかし 離婚後は全て一人で決めていかねばならない

息子と一緒に生活を始めたが 中学卒業時には反抗期にもなっていた

息子は英国へ留学したいと言い出し これは説得も不可能だった

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この夢は実現させてあげるも その費用は莫大だった

数百万の金額を年に1.2度送金しなければならない

そのためにも必死で働いてきた

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ドラマなどの制作会社を設立したのが 39歳だった

仕事は一度決めたら 10年は続けようという強い意思があった

初の映画制作にあたつたのは50歳の時である 題名は「ユキエ」

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芥川賞作家 吉目木晴彦の「寂寥郊野」新藤兼人が脚本を担当した

筋書きは朝鮮戦争で来日していた米軍人リチャードと幸恵は知り合う

日本語を使用を禁止されながらも米社会の中に30年暮らした

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戦争花嫁は二度と日本の土を踏めない覚悟で渡米して行ったのだろう

渡米後の夫の事業は順調だったが 財産を失い細々と年金生活を送る

平凡な老夫婦の生活だが ある時から幸恵はアルツハイマーになる

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突飛な行動 そして突然日本語を話し出した 夫には理解できない

夫は 日本へは一度も連れて行かなかったことを反省し始める

この女性を描いてみたかったのだ 主演は倍賞美津子である

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2作目の映画は「折り梅」である 小菅もと子の手記「忘れても幸せ」

アルツハイマーの女性と介護の嫁の実話 原田美枝子 吉行和子主演

これにより福祉や高齢者 介護 家族を描く映画監督の評価が高まる

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この様な作品は大手映画会社だと 採算重視でどこも乗ってこない

彼女の作品は 公共団体 学校 医療団体など各地で自主上映された

観客総動員数は100万人という 更に講演会等で交流も深めて行く

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第三作は 彫刻家イサム・ノグチの母 レオニー・ギルモアを描く

日米合作費用は 試算で13億円という莫大な費用が見積もられた

彼女は6年半に渡り この資金集めに奔走した

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どうしても映画化したいという情熱は人々の心を動かし目処が付いた

脚本は新藤兼人に頼みに行き快諾を得たが 同時に監督も要請した

しかし彼は言う この情熱は貴女が描かなくて誰が出来よう

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映画のタイトルは「レオニー」日本と米国で何度も往復して撮影

女性の映画監督は例が無く 実際には現場でかなり困難を極める

しかし彼女の情熱と迫力は 現場のイニシアチブも取れるようになる

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レオニーは大学卒業後 教職に就き 様々な校正の仕事をしていた

ある時 新聞の広告欄に眼が留まった

野口米次郎という日本人の詩人が編集を募集していたのである

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彼は英語が得意でなく 自分の詩を何とか英語で表したいと言う

これをきっかけに いつしか愛し合い 彼の子供を宿していた

これを米次郎に告げると彼は歓迎するどころか日本に帰ってしまう

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正式に結婚はせず 生まれたイサム・ノグチは私生児である

折りしも米国では日本を排斥する排日移民法が成立し迫害を受ける

そんな社会から逃げるために 子供を連れて日本に来る

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米次郎はレオニーの生活の面倒は見るが日本人女性と結婚していた

彼の仕事を手伝い 小泉八雲の遺児の家庭教師 英語教師もした

イサム・ノグチについては 後にアメリカに行かせた

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その後レオニーも米国へ渡ったが イサムは普通の大学を目指す

彼女は猛反対をして 彼の芸術性を活かせる道を示唆したのである

才能を発揮したイサム・ノグチは世界的彫刻家 建築家に花開いた

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この映画を完成させた松井久子さんの達成感は計り知れない

そして講演の締めくくりにこう言った

女性は本能としての依存心から脱却しなければならない

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意思表示は明確に示さないと 結局誰も付いてこない

強いリーダーシップも必要 そして自分が揺れ動かないことだ

この映画の例の様に 強固な意思が 人の心に伝わり実現する

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これからの女性の考え方について 幾つかある

他人と自分を比較しないことだ これは意味無いことである

社会の既成概念や常識にとらわれず必要と思ったらチャレンジのみ

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自分が嫌になる時もある そんな時はそんな自分を許してあげよう

自己愛 自分を愛することである

何をやってもだめな時や 悲しさ辛さは 時が必ず解決してくれる

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人生は一度きり 死ぬ時に自分は不幸だったと思うなんて悲しい

精一杯生きてきたと言える人生を歩んでいこう

輝いて生きる そんな彼女の講演から学び取るものが多かった

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イサム・ノグチは数々の彫刻などを全国に残している
札幌には彼の遺作となる モエレ沼公園があり市民の憩いの場となる
李香蘭との結婚・離婚 米国との差別の中での人生 彼もまた波乱だった

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