のびたとブレイク

生き生きと第三の人生を歩んでいます
うたごえ ウォーキング ボランティア 時々花と金魚

人生の 悲哀は秘めて 微笑みを

2019年06月21日 09時22分30秒 | うたごえ

サラリーマン川柳の紹介が 石神紅雀師匠からも紹介された

無礼講部長は薄目開けている

賞与の日廻らぬ寿司を食べている

石の上三年経てば次の石

入院の部長見舞いはあみだくじ

 

など いずれも読んだ方にはある程度共感 クスリと笑いが出そうになる

これが 川柳の醍醐味である 陰にはいろいろ悲哀も含まれていようが笑いに変える

 

川柳 てんがらもんラジオで始めて 3.4年になるが まだ この醍醐味には遠い

どうしても 発想の感性が狭い こんなに短い言葉で 共感と笑いを呼ぶのは難しいことだ

お題に対しても 自身の悲哀の方が先に立って それを詠みこんでしまう

 

読まれた方が そうなんですね 哀しかったでしょうと共感はするが 微笑むことは出来ない

どこか 沈んだ空気にしてしまうなら ダメとは言わないが 川柳の本質とは離れている

ある程度 分かっているけれど そんな句になってしまう

 

佳作

⑤ ⇒歳は増え年金下がり税上がる 新屋敷ばあちゃん

④⇒咲いてないしどろもどろのバスガイド たけ爺さん

③⇒色直し中の祝辞が浮いている 夢っこ

② うまい店探してゆけば定休日 ちどり

① 試合終え口惜しさこらえ駆けよる子 蓮子 

準特選2

 写真ではとても素敵な人でした  田舎もん

評:当人を目の前に、心の中でちょっと違うぞと思っている感じが楽しく表現されました

準特選1

 断捨離のあの洋服が着たくなり ちどり

評:残念ですよね。ゴミ袋を前にかなり迷った姿が見えます。断捨離は難しい。

 特選

 祝杯をあげたいときに休肝日   田舎もん

 

特選や準特選の常連の方たち この方たちの人生も 私たちと同じような悲哀があるだろう

それは秘めて 明るく周りをも照らし 勇気づけ 笑いを誘う

作り笑いで良い いつか本当の笑顔になれる そして 他人にも分けてあげられる

 

 

前回のお題 期待 これに反して 実際は 期待外れ 残念の方に詠みこむ方が多かった

私もその口である 従って今度のお題は 残念 これが どうしても悲哀を詠みこんでしまう

確かに 人には話せぬ悲しみを秘めている方が多い どうしても それを表現になる

講評)たくさんのご投句ありがとうございました。前回の「期待」で「期待外れ」の作品が

多かったので今回は「残念」として、違いを学習するつもりでしたが、「ほとほと残念な句

を」とお願いしたからでしょう、深刻な作品が多くなりました。

あまりに深刻だと川柳の持ち味である「軽み」がなくなってしまいます。

私も良い勉強をさせていただきました。感謝です。 紅雀師匠の講評です

次回のお題のうち 私が詠んだ 明暗二つが例題となるだろう

お題 折句 あのね このあのねを575の頭の部分に折り込む

● あわてずにのんびり待とう値が上がる 土地や株の持ち主その他を詠んで見た

● あれは初夏野辺の送りにねむの花 葬儀場へ向かう時に ふと見えたねむの花

 

どうですか 明暗二つ 下の句は皆さんに哀しみは伝わるが 笑顔にはなれない

これに近いものを 私は多く詠みこんでしまう

うたごえでは 多くの笑いが湧きおこるが 575 川柳は難しいなぁ

 

道の駅で買った来たピンクの百合 ゆり はつぼみで買っても必ず咲くので好きだ

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