道尾秀介 著
経営していた会社も家族も失った家具職人の東口。川辺の空き地で仲間と暮らす彼の悩みは、アイツにつきまとわれていることだった。そこへ転がり込んできた謎の女・奈々恵。川底に沈む遺体と、奇妙な家具の修理依頼。迫りくる危険とアイツから、逃れることができるのか?
道尾秀介が贈る、たくらみとエールに満ちた傑作長篇。
終いのやっつけ感というか、帳尻合わせというかが都合良すぎる気がするのは否めませんが、全体的にはとても良かったと思いました。
主人公にはドンドン同情していくのだが、最終的に自業自得やんけ!ってなるのがなんかな~。。。。
ドラマチック感はないんだけどね、でもホームレスという世界をリアルに感じられる綴り具合が、知らない世界を垣間見れたのは良かったかな。
個人的には、まあまあ良かったです。