フィッシュストーリー☆新潟

釣りと映画と読書と家族の雑記です

十二人の死にた子どもたち

2021年05月29日 | 読書

冲方丁 著

 

 

 

廃病院に集まった十二人の少年少女。彼らの目的は「安楽死」をすること。決を取り、全員一致で、それは実行されるはずだった。だが、病院のベッドには“十三人目”の少年の死体が。彼は何者で、なぜここにいるのか?「実行」を阻む問題に、十二人は議論を重ねていく。互いの思いの交錯する中で出された結論とは。

 

 

 

冲方丁さんは時代小説専門の方だと思っていましたが、こんな感じの小説も書くのですね。

 

 

12人の安楽死を望む子ども達の集いに何故か最初から存在している13人目の死体を巡り議論が始まる。

 

 

始まりはまぁ面白そうではあったが、ただただダラダラと不毛な議論が続くだけで、結局のところ著者がミステリーを描きたかったのか、推理小説を書きたかったのか、はたまた人の命の大切さ、重さを伝えたかったのか、全てにおいて中途半端感は否めませんでした。。。。

 

 

もう少し鬼気迫るシーンや不安にさせられる展開なんかがあればちょっとは違っていたのかな。

 

 

個々のキャラクター付けは悪く無かっただけに、もうちょっと何とかならなかったかなぁ・・・。

 

 

つまらない事はないけど、オススメ出来るほどではない感じです。

 

 

ちなみに映画化もされているので、手っ取り早くそっちで消化させる手もありますよ。

 

 

もちろん私は鑑賞していませんので悪しからず。。。。。

 

 

 

 

 

コメント
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