shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

2020年 ブログ納め

2020-12-30 04:39:52 | 日記(雑記帳)
新型コロナウイルスで明け暮れた2020年。
ブログの記事から1年を振り返ってみます。

先ずは山行から振り返ってみましょう。
元旦の朝を赤城山の地蔵岳山頂で迎えました。元旦の「旦」という字は、地平線から昇る太陽を表しています。
まさにその太陽を拝み、一年がスタートしました。


同月19日には、毎年冬の恒例行事となった赤城山黒檜山に登りました。


2月には黒斑山と茅ヶ岳に出かけました。黒斑山(浅間山の外輪山)は3度めで、いずれも冬に登っています。


茅ヶ岳には初めて出かけました。深田久弥さんの終焉の地。いい山を最後に選ばれたと思います。


3月から5月は、新型コロナウイルスの流行で山行を自粛しました。その中で唯一登ったのが、緊急事態宣言が出る前に出かけた大菩薩岳でした。
車で出かけ、誰とも会うことなく帰ってきました。丸川峠から見た富士山が美しかったです。


緊急事態宣言が解除され、6月に伊吹山に出かけました。早朝出発し午前中に下山したので、ほとんど人とは会いませんでした。
あいにくの曇り空ででしたが、お花がきれいで、小鳥の鳴き声もほとんど途切れることなく、満足のいく山行でした。


7月に入ってすぐに平ヶ岳に出かけました。コロナ自粛後の初めての本格的な登山で、行程21km、4万9千歩あまり、14時間の山行になりました。
この山はまさに花の山です。名前の通り頂上部が平たく、湿原が広がっています。そこに百花繚乱の高山植物が咲き乱れていました。


平ヶ岳から下りて、そのまま同級生との白山に出かけました。今年は南竜ヶ馬場のケビン(貸し切りのコテージ)を利用しました。
雨のなか、誰もいない早朝の南竜庭園の散策は思い出に残りましたが、ここでの高山植物の時期にはまだ早いようでした。


8月には再び白山に入りました。私にとって15回目の白山で、初めて北部からの入山でした。
加賀禅定道を歩くのも初めてで、これまでに歩いた越前禅定道、美濃禅定道と合わせて、3禅定道を全て歩けたのは大きな喜びでした。


9月の初めには、山の師匠夫妻と共にテント泊で赤岳に登りました。私にとって八ヶ岳は3度目で、赤岳は初登頂でした。
山に入って、山仲間と、山を語るのは最高にいいものです。ワインを飲みながら暗くなるまで語り合いました。


9月末から10月にかけて、鳥海山と月山に出かけました。どちらの山も私には初めてでしたが、何故か懐かしさを覚えました。
「いつか来たような、そして、いつかまた来るだろう、この山に」




10月末には荒島岳にも登りました。ここから見る白山はとりわけ素晴らしいです。いつかこの山頂に泊まり、朝夕の白山を観てみたいと思います。


そして、今年の山仕舞いは奈良の八経ヶ岳でした。ずっと来たい山でした。良い時期に登ることができました。
これで私の百名山巡りも52座になりました。同じ山に何度も行っていますが、それでも半分を過ぎました。さて、残りの人生でいくつまで行けるでしょうか。


続いて、撮ったお花をご覧いただこうと思いましたが、あまりにも数が多く整理できません。
6月に出かけた伊吹山、7月の平ヶ岳で撮った写真から、いくつかご覧いただきます。
タツナミソウ(伊吹山)


オドリコソウ(伊吹山)


シロバナイワカガミ(平ヶ岳)


タテヤマリンドウ(平ヶ岳)


ハクサンコザクラ(平ヶ岳)


また、白山の高山植物については、8月に白山花紀行を更新しました。その中から2葉をご覧いただきたいと思います。
タカネマツムシソウ


タカネナデシコ


次に、鳥については、毎年七次川調整池に来る鳥を撮っています。
今年は出かける頻度が増しました。あわせて水鳥以外も撮り始めました。
どれも最近の写真なので再掲は避けようと思いましたが、1つだけ選ぶとすると、この写真になると思います。
11月に撮影した、6羽のヒナを連れたハクチョウの大家族です。最近も時々姿を見かけますが、元気にしています。


最後に、植物クロスワードについて書いておきます。
クロスワードの掲載を8月から始めました。はじめは出題の間違いもありましたが、皆さまのお蔭様で今月まで続いています。
おまけのクイズも始めて、自己評価(≒手前味噌)ながら好評なようです。

さて、ここまで、今年のブログをまとめてみました。
ご覧いただいた皆様には、誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。

最後の最後に、おまけのクイズを出してお茶を濁します。
正解は挙げませんので、ご自由にお楽しみくださいませ。

次の(1)から(8)は日本のことわざです。①から⑧に入る適当な言葉を語彙らんのア~コの中から選び、記号で答えなさい。
(1) ( ① )の耳に念仏。
(2) ( ② )に釘。
(3) 言わぬが( ③ )。
(4) ( ④ )の祭り。
(5) ( ⑤ )八百。
(6) ( ⑥ )は災いの元。
(7) ( ⑦ )たけだけしい。
(8) ( ⑧ )で茶を沸かす。
■ 語彙らん
ア. アト イ. ウマ ウ. ヌカ エ. ハナ オ.スガ
カ. ウソ キ. クチ ク. ヌスット ケ. ヘソ コ.アベ

2021年が明るく希望の持てる年になりますように、そして皆様にとって良い一年となりますようお祈り申し上げ、今年のブログ納めとさせていただきます。
ありがとうございました。
来年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
コメント (10)
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アメリカヒドリ - 七次川調整池(千葉県白井市)

2020-12-25 11:46:11 | 




アメリカヒドリを初めて観ました。
Wikipediaによると、北アメリカ中部から北部で繁殖し、冬季は北アメリカ南部から中央アメリカ、西インド諸島に渡り越冬するようです。
東シベリアの一部の地域でも繁殖しているといわれるが、詳細は不明とのこと。
日本へは数少ない冬鳥として毎年渡来するが、1~数羽での渡来がほとんどだそうです。

下の写真で、中央に写っているのがアメリカヒドリのオスで、上はオナガガモのメスです。


一方、次の写真の上に写っているのは、明らかにオナガガモのメスとは違うので、アメリカヒドリのメスかもしれません。
嘴の色や、目元がアメリカヒドリのオスに似ています。


同じような写真ばかりですが、珍しい鳥なので載せておきます。












今週はこれでお仕舞いです。
メリークリスマス!
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野鳥の楽園「行徳近郊緑地」の近くを歩いてきました(千葉県市川市)

2020-12-22 23:43:25 | 
市川市の野鳥の楽園(行徳近郊緑地の近く)と、野鳥観察舎へ行ってきました。
行徳近郊緑地は、市のHPによると「野鳥の生息の場と緑地を保全することを目的に、人工的に造成された緑地です」とあります。
野鳥が好む木の実が生る樹が多く、たくさんの種類の野鳥が住んでいるようです。
園内観察会は日曜・祝日のみの開催で、平日観察会は毎月第1平日木曜です。今日は中に入れないのを承知の上で、近くを歩くだけでもと出かけてきました。

駐車場に車を停め歩き出すと、いきなり出会ったのがカワセミでした。
カメラの設定も確認せず、シャッターを切りました。遠くでよい写真ではありませんが、カワセミであることは分かると思います。


その後は、しばらくムクドリの群れに見惚れていました。
何枚か写真を撮りました。遠くから観るとそれなりに可愛いです。






ムクドリもヒヨドリも、センダンの実を丸呑みします。


こちらはヒヨドリのようです。
近くで見ると迫力があります。


センダンの樹にはオナガも群れで来ていました。
オナガはセンダンの実を足で押さえ、小さく砕いて食べていました。


別の樹に止まったところを望遠でパチリ。


2羽が並んだところをパチリ。


ついでにスズメもパチリ。


このポーズだと、スズメも凛々しいです。


近くで見た水鳥は数が少なかったですが、オオバンとバンが並んでいるのを初めて観ました。


白い嘴のオオバンは見慣れていますが、バンの嘴の先は黄色で、目が赤味を帯びています。


こちらはカルガモさんかなと思ったら、くちばしの先が黄色くないので、別のカモのようです。
何でしょう?


最後はエサ取りが下手なコサギさん。
やっと取ったと思ったら、ヨシか何かの地下茎のようでした。


途中、今年できたばかりの野鳥観察舎「あいねすと」にも立ち寄り、また来ることを前提に「入館証」も発行していただきました。
次回は観察会に合わせて出かけて、水鳥などもしっかり観察してきたいと思います。
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マイヤーレモンの収穫

2020-12-18 08:42:36 | みんなの花図鑑
今年は表年で、100個ほど実をつけました。
11月の初めのグリーンレモンの時期から採りはじめて、昨日はまとめて60個ほどを採りました。


こちらは、レモンの近くに植えてあるマンリョウ。


室内では、カネノナルキの花が咲きだしました。




ペンタスもまだ咲いています。


※マイヤーレモン (Wikipediaより抜粋)
ミカン科ミカン属の常緑中低木。中国原産でレモンとマンダリンオレンジまたは一般的なオレンジを掛け合わせたものと考えられている。
高さは約2から3mまで成長する。葉は深緑色で光沢をもつ。花は紫をベースとした白色で、香りが良い。実は黄色で、一般的なレモンよりも丸みがある。
果皮は薄くて香りが良く、濃い黄色で熟すとほのかにオレンジ色となる。皮ごと食べることもできる。
精油は香りが良いためアロマセラピーや香水に利用される。

(写真はマイヤーレモンの花 2020/05/13)



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オオハクチョウの6羽の幼鳥 - 七次側調整池(千葉県白井市)

2020-12-16 00:41:13 | 
11月23日に6羽の幼鳥を連れたオオハクチョウ家族を紹介しました。
その後、この家族になかなか会えませんでしたが、ようやくそれらしい家族を見かけることができました。


全員元気そうです。
幼鳥の優しい瞳にうっとりです。


おまけは住宅地で見たハクセキレイです。
調整池にはセグロセキレイがよく来ますが、住宅地で見るのはハクセキレイです。
後ろ姿しか撮れませんでした。

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植物クロスワード(6)の解答

2020-12-12 05:30:00 | クロスワードパズル


■ タテのカギ
1 シソ科イヌハッカ属の多年草。北海道、本州(中部地方以北、奈良県)、四国(石鎚山)に分布する。花冠は長さ2.5~3cm、上唇はふくれる。葉には鋭い鋸歯がある。花期は7~9月。田中澄江氏は「新 花の百名山」の中で北岳を代表する花のひとつとしてこの花を挙げている。
ミソガワソウ(2017/07/31 白山弥陀ヶ原)


2 トンボ類の幼虫。
3 北海道南西部、内浦湾に面する市。明治初年に伊達支藩の亘理 (わたり) 藩の藩主と家臣団が入植した。
4 かたくなに意地を張ること。
5 しっかり守って交通事故を防ぎましょう。
6 これが合わないと、とかく苦労する。もともとは刀身と鞘 (さや) との関係から出た言葉。
7 バラ科ナナカマド属の落葉低木。北海道、本州の中部地方以北の亜高山帯から高山帯に分布し、樹高は1~3m。枝は帯紫色で、若枝にも毛がない。6~8月に白い花を咲かせる。
ウラジロナナカマド(2019/07/21 白山室堂平)


11 延命長寿を祝って年頭に飲む酒。
13 賃金・料金を払わないこと。〇〇〇乗車。
15 イヌの品種の一つ。ディズニー映画『101匹わんちゃん』のモデルとしても有名。
16 「永谷園の・・」といえば、これか鮭茶漬けが定番。
20 単位はピクセル。
22 花王の入浴剤。
23 一軒家。
26 高きが故に貴からず。
27 入れ歯のこと。
29 アルファベットの11番目の文字。
■ ヨコのカギ
1 バラ科ダイコンソウ属の多年草。北海道、本州(中部地方以北、大峰山)、四国(石鎚山)、千島に分布する。花は黄色で、直径1.5~2cm。花期は7~8月。田中澄江氏は「新 花の百名山」の中で笠ヶ岳を代表する花のひとつとしてこの花を挙げている。
ミヤマダイコンソウ(2020/08/14 白山加賀禅定道)


8 物事がうまくかみ合わないこと。
9 手の甲や手首をおおい保護するもの。屋外労働や旅行、また、武具として用いられた。
10 ライラックの別名。
12 実際の具体的な仕事。
14 ナデシコ科ワチガイソウ属の多年草。花径約1cmの白花を、4~5月に咲かせる。田中澄江氏は「新 花の百名山」の中で蓼科山を代表する花のひとつとしてこの花を挙げている。
蓼科山(2019/02/17 2530m、日本百名山)


17 最近は露天風呂付の客室が人気。
18 太陽日。おもに地球以外の天体における太陽日を意味する。
19 監督が映画を撮ることを○○○○を握る、○○○○を取るという。
21 ニシキギ科の多年草。北海道、本州、四国、九州、周北極地方に分布する。7~9月に花径2cmほどの白花を咲かせる。田中澄江氏は「新 花の百名山」の中で上州武尊山を代表する花としてこの花を挙げている。
ウメバチソウ(2020/09/05 八ヶ岳赤岳)


23 フランス南西部のヌーヴェルアキテーヌ地域圏にあるドルドーニュ県のコミューン。フランス語では Paunatと書く。
24 JR・東急・京王・東京メトロが乗り入れるターミナル。
25 トランプ氏は大統領選挙に不正があったとして訴訟を連発したが、大半は(あるいは全てが)こうなる見込み。
27 歯車。
28 魚などを出汁醤油に漬け込むのが一般的なやり方。
30 めしをいう幼児語。
31 マフィアなどの大規模な犯罪組織。
32 出世魚であるボラは、関東では、オボコ→イナッコ→スバシリ→イナ→ボラ→○○、関西では、ハク→オボコ→スバシリ→イナ→ボラ→○○となる。

さて、皆さま、お楽しみいただけたでしょうか?
次回は、明年1月10日にブログアップの予定です。
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植物クロスワード(6)

2020-12-10 05:30:00 | クロスワードパズル
植物クロスワードの第6回です。
今回も、田中澄江氏の「新 花の百名山」から、いくつかの設問を出題しました。
解答は、12月12日にブログアップします。
※問題のクロスを印刷するには、ここから下(↓)をドラッグして(青色に変わる)コピーし、Word、ペイントなどに貼り付けると簡単です。


■ タテのカギ
1 シソ科イヌハッカ属の多年草。北海道、本州(中部地方以北、奈良県)、四国(石鎚山)に分布する。花冠は長さ2.5~3cm、上唇はふくれる。葉には鋭い鋸歯がある。花期は7~9月。田中澄江氏は「新 花の百名山」の中で北岳を代表する花のひとつとしてこの花を挙げている。
2 トンボ類の幼虫。
3 北海道南西部、内浦湾に面する市。明治初年に伊達支藩の亘理 (わたり) 藩の藩主と家臣団が入植した。
4 かたくなに意地を張ること。
5 しっかり守って交通事故を防ぎましょう。
6 これが合わないと、とかく苦労する。もともとは刀身と鞘 (さや) との関係から出た言葉。
7 バラ科ナナカマド属の落葉低木。北海道、本州の中部地方以北の亜高山帯から高山帯に分布し、樹高は1~3m。枝は帯紫色で、若枝にも毛がない。6~8月に白い花を咲かせる。
11 延命長寿を祝って年頭に飲む酒。
13 賃金・料金を払わないこと。〇〇〇乗車。
15 イヌの品種の一つ。ディズニー映画『101匹わんちゃん』のモデルとしても有名。
16 「永谷園の・・」といえば、これか鮭茶漬けが定番。
20 単位はピクセル。
22 花王の入浴剤。
23 一軒家。
26 高きが故に貴からず。
27 入れ歯のこと。
29 アルファベットの11番目の文字。
■ ヨコのカギ
1 バラ科ダイコンソウ属の多年草。北海道、本州(中部地方以北、大峰山)、四国(石鎚山)、千島に分布する。花は黄色で、直径1.5~2cm。花期は7~8月。田中澄江氏は「新 花の百名山」の中で笠ヶ岳を代表する花のひとつとしてこの花を挙げている。
8 物事がうまくかみ合わないこと。
9 手の甲や手首をおおい保護するもの。屋外労働や旅行、また、武具として用いられた。
10 ライラックの別名。
12 実際の具体的な仕事。
14 ナデシコ科ワチガイソウ属の多年草。花径約1cmの白花を、4~5月に咲かせる。田中澄江氏は「新 花の百名山」の中で蓼科山を代表する花のひとつとしてこの花を挙げている。
17 最近は露天風呂付の客室が人気。
18 太陽日。おもに地球以外の天体における太陽日を意味する。
19 監督が映画を撮ることを○○○○を握る、○○○○を取るという。
21 ニシキギ科の多年草。北海道、本州、四国、九州、周北極地方に分布する。7~9月に花径2cmほどの白花を咲かせる。田中澄江氏は「新 花の百名山」の中で上州武尊山を代表する花としてこの花を挙げている。
23 フランス南西部のヌーヴェルアキテーヌ地域圏にあるドルドーニュ県のコミューン。フランス語では Paunatと書く。
24 JR・東急・京王・東京メトロが乗り入れるターミナル。
25 トランプ氏は大統領選挙に不正があったとして訴訟を連発したが、大半は(あるいは全てが)こうなる見込み。
27 歯車。
28 魚などを出汁醤油に漬け込むのが一般的なやり方。
30 めしをいう幼児語。
31 マフィアなどの大規模な犯罪組織。
32 出世魚であるボラは、関東では、オボコ→イナッコ→スバシリ→イナ→ボラ→○○、関西では、ハク→オボコ→スバシリ→イナ→ボラ→○○となる。
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八経ヶ岳(大峰山)大峯奥駆霧氷ロードを歩いてきました(ハイキング)

2020-12-06 12:40:09 | 山行・旅行


八経ヶ岳(はっきょうがたけ)は、紀伊山地の最高峰であり、近畿・中国地方の最高峰でもある山です。
標高は1915mあり、深田久弥氏の「日本百名山」の中では、大峰山(おおみねさん)の一角として紹介されています。

大峰山は修験の山であり、その中心をなす山上ヶ岳(標高1719m)は今でも女人禁制となっています。
そのため、百名山を巡る登山者は、山上ヶ岳ではなく八経ヶ岳の山頂を踏むことを目指しています。

私も百名山の一つとして、また近畿・中国地方の最高峰の山として、予てより八経ヶ岳に登る計画を持っていました。
新緑の季節を選ぶか、紅葉の時季がよいか、はたまた冬がよいのか・・
調べてみると、登山道に通じる国道309号線(旧 行者還林道)は12月15日から冬季通行止めとなるとのことで、それを前に急遽出かけてきました。

■ 旅程
12月3日 自宅→羽田空港→関西空港→洞川温泉(泊)
12月4日 洞川温泉→弥山登山口→大峯奥駆道→弥山→八経ヶ岳(帰路同じ)→洞川温泉(泊)
12月5日 洞川温泉→関西空港→羽田空港→自宅

12月4日は前日に日本海にあった低気圧が消滅し、穏やかな西高東低の冬型の気圧配置となりました。
そのため、紀伊半島の山は朝方まで雲に覆われ、その後冬晴れの快晴となりました。風も穏やかで霧氷には絶好のコンディションでした。
ということで、今回は霧氷の写真を中心にご覧いただきます。

弥山登山口、標高が1100mあります。
登山口は、国道309号線の行者還(ぎょうじゃがえり)トンネル西口にあります。
ちなみに、この国道は林道から昇格したもので、片側が切り立った崖で反対側は谷、車のすれ違いができない箇所が長く続き、酷道と呼ばれています。


歩き出して200mほどで沢を渡り、渡るとすぐに急登になります。


標高が1400mほどになると霧氷が現れました。


そして、しばらくすると大峯奥駆道(主稜線)に出ました。標高は1500mです。
左(写真では正面)へ行くと山上ヶ岳方面、これから向かう弥山、八経ヶ岳は右です。


ここからずっと霧氷ロードが続きます。
霧氷は太陽が照ると、たいてい30分ほどで解けて落ちます。一方、太陽に照らされた霧氷はキラキラ輝き、とても綺麗です。
晴れて欲しい反面、少しでも長く霧氷を見ていたいという複雑な思いで先を急ぎました。


複雑な思いが反映したのか、お天気は時々青空が覗く曇り空。晴れ間を見つけて写真を撮ります。
あれあれ、霧氷と一緒に蝶が凍ているではありませんか・・
蝶は氷が解けると再び飛び始めるといいます。元気に快復してくれるといいのですが。




標高1500m付近では、樹々は落葉広葉樹がほとんどですが、それより標高が上がると針葉樹が増えていきます。
針葉樹の葉にも霧氷がびっしりです。


こんな感じの道を弥山まで1時間50分ほど歩きました。




弁天の森(標高1600m)を通過します。


最初に目指す山、弥山が見えてきました。


時間が経つにつれ、晴れ間が増えてきました。気温が低くく風もほとんどないので、思いのほか霧氷はしっかりしていて落ちてきません。




所々、道が分かり難いところにはしっかりと道標があります。雪で踏み跡が隠れていても安心です。
もちろん地図と磁石はしっかり持っていますし、今回はGPSも持参しました。


聖宝ノ宿址(標高1560m付近)で、行者さんに手を合わせて通過しました。
行者さんは寒い中でも笑顔でした。


標高が上がると空が広くなり、一段と青空に霧氷が映えます。


弥山に近づき登りがきつくなっていきます。先に登山者がいるので写真を撮りながら時間を空けて登りました。








南側の展望が得られる、国見八方睨と言われる稜線に登り詰めました。ここで先行者に追いつき、先へ行かせていただきました。


ここから弥山までの間は、一段と霧氷がきれいでした。


すぐに弥山の避難小屋に着きました。避難小屋の奥には宿泊の出来る小屋(弥山小屋)もありましたが、冬季は休業しているようです。


八経ヶ岳には道を南下しますが、先ずは弥山山頂へ赴き、神社に参拝します。


弥山は標高が1895m、山頂にある弥山神社には多くの神々をお祀りしてあるようで、縁起を読んでもよく分かりませんでした。
ベンチが置いてありましたので、時間はまだ10時過ぎでしたが、ここで昼食としました。




さて、道を戻って八経ヶ岳へ向かいます。しばらくすると、八経ヶ岳が目の前に見えてきました。




標高が上がるにつれ、周囲の山が見えてきました。もうじき山頂です。


着きました。八経ヶ岳1914.9mです。日本百名山とも書いてありました。










山頂から辺りを見渡し、ある程度写真を撮ったところで、先ほど追い抜いた登山者が次々と上がってきました。
短い時間でしたが、十分満喫できたので、下山することにしました。
下山中も何枚か写真を撮りましたので、ご覧いただきたいと思います。

弥山の避難小屋まで下りてきました。


避難小屋の前の樹々を見上げてみました。霧氷が落ちてきそうで、これ以上近づくのはやめました。


お天気は完全な快晴になりました。日焼け止めを塗り忘れたので、かなり日焼けしました。


霧氷はかなり長時間持ちましたが、徐々に解け始め落ちてきました。
小さな霧氷は頭に当たっても平気ですが、背中に入ると冷たいです。


これから歩く稜線も、まだ霧氷が残っているのが見渡せます。


まるで吉野の桜のようです。


この階段、結構滑りました。この日の一番の難所だったかもしれません。注意して降りました。


さて、最後に凍り付く寒さの中、樹々はもう春の準備をしていました。
いくつか写真をご覧いただきたいと思います。
”冬来りなば春遠からじ” です。




長文を最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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水路に来る鳥 - 七次川調整池(千葉県白井市)

2020-12-02 23:02:46 | 
七次川調整池に流れ込む水路には、時々カワセミも降り立ちます。
でも、よく見かけるのはセグロセキレイです。

セグロセキレイを撮っていたら、キジバトが来ました。
水を飲みに来たようです。




そうかと思うと、オナガガモの雌も来ていました。
1羽が何やらくわえていますが、食べられないと分かったのか、捨ててしまいました。




この日は11月の満月の日。ビーバームーンと言うそうですが、馴染みがありません。
7時過ぎに、雲間から月が顔を出したところを撮りました。
半影月食だそうですが、この写真ではよく分かりませんね。


画像を暗くしてみると、そんな風にも見えなくもありません。


明日から関西方面へ出かけます。コメントのご返事が遅れますが、ご容赦願います。
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