shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

晩秋の赤城山ハイキング

2021-10-30 14:29:09 | 山行・旅行
昨日、半年ぶりに赤城山を歩いてきました。
赤城山にはカルデラ湖の大沼を囲んでたくさんの峰があり、その最高峰は黒檜山(標高1828m)です。
標高がそれほど高くないので、晩秋から初夏にかけて登るのに適した山です。

今回はザックに600mmの望遠ズームレンズと三脚を入れ、周囲の山々の写真を撮るのが目的でした。
重いザックを背負っても、標高差が500mほどしかない山なので手軽に登れます。
また、麓の紅葉も期待して出かけました。6時40分登山開始です。
さて、結果はどうだったでしょうか。

■ 赤城山から富士山
赤城山から富士山は139km離れています。
富士山を観るには赤城山の地蔵岳か長七郎岳に登るのが簡単ですが、今回は黒檜山の中腹から撮影しました。
登山道の標高1540m付近から、地蔵岳の東に富士山が見えます。


三脚を立て、望遠レンズで撮ったものをご覧いただきましょう。レンズの焦点距離は、最初が300mm、次が500mmです。
使用したカメラの撮像素子のサイズがAPS-Cなので、35mm換算では450mm、750mmになります。




■富士山以外の山々
黒檜山の山頂から北に100mほど進むと絶景ポイントがあります。晴れれば谷川岳をはじめとする上越国境の山々や、尾瀬や日光周辺の山々が見渡せます。
今回はそこへ8時20分に到着しましたが、ガスに被われ何も見えませんでした。必ず晴れると信じ三脚を立てて、50分寒い中我慢し待ちましたが、寒さに耐えられず下山しました。1枚も写真は撮っていません。
下山後、頂上がはっきり見えました。登山のあるあるです。

ところで、山頂近くで50分いる間に、不思議な光景を見ました。
3羽の真っ白な鳥が、頭上をゆっくりと、翅を広げ風を受けて飛んで行ったのです。
カラスくらいの大きさの、全身が透き通るくらい真っ白な、見たことのない鳥でした。
カメラを三脚につけたまま、離れた所に置いていたので、写真はありません。
幻覚ではなく、間違いなく見たつもりですが、なんだか気味が悪くなり、山を下りたのでした。

■山頂で撮った写真
黒檜山の山頂付近に多い樹木はダケカンバとミズナラです。どちらもすでに葉を落としていました。
黒檜大神にお詣りして、登山の安全に感謝しました。
 

■登下山中に撮った写真
 

朝の登山口での気温は1℃で、山頂付近は氷点下だったことは間違いありません。
今年初めて霜柱を踏みました。
 













■長七郎山から観えた山々
10時20分に下山し、ますます天気は快晴になっていきます。
このまま帰るのはもったいないので、車で小沼まで移動し、長七郎山(標高1579m)に登りました。
登山道から日光白根山(標高2578m)と皇海山(標高2144m)が見えました。




■長七郎山を歩きながら撮った写真
左はマユミ(カエデ科ニシキギ属)です。右はアブラツツジ(ツツジ科ドウダンツツジ属)ではないかと思いますが、自信はありません。
 

左はミネカエデ(カエデ科カエデ属)、右はミズナラ(ブナ科コナラ属)だと思います。後ろの樹はダケカンバです。
 

左は長七郎山の山頂、右はそこから観た荒山(標高1572m)、荒山の右の遠くに浅間山(標高2568m)が見えました。
 

 

■小沼湖畔で撮った写真
 







湖畔に赤い実がついた樹が並んでいました。帰って調べたら、ズミ(バラ科リンゴ属)のようでした。
 

 





■最後に
小沼の駐車場を12時過ぎに出て、麓の富士見温泉見晴らしの湯に向かいました。
赤城山の紅葉は、標高1200~1300m付近が見ごろでしたが、途中車を停められず、下の写真は姫百合駐車場(標高1020m)で撮ったものです。


今日も山は快晴で、多くのハイカーで賑わうことでしょう。
それほどの混雑もなく、晩秋の赤城山を歩けたことに感謝したいです。
ご覧いただき、ありがとうございました。

■参考 山と高原地図 赤城山
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秋の白山を歩いてきました(その③、最終)

2021-10-19 05:45:00 | 山行・旅行


秋の白山を歩いてきました(その②)からの続きです。


(地図は白山ベストガイドから引用しました)

この夜の月齢は7.7で、夜半に月が沈みます。
目覚ましを2時半にセットしていたところ、うまい具合に目覚ましの助けを借りず、1時半に目が覚めました。
そっと部屋を抜け出して、山小屋の前で撮った写真が、次の3枚です。
1枚目はオリオン座を狙って撮りました。他の2枚は適当に星の多いところに向けて撮ったものです。




カンサンさんから教えていただいた、上の写真の左上に見える、アンドロメダ星雲らしきところをトリミングしてみました。
標準レンズで撮ったものですが、銀河の形をしているように見えます。カンサンさん、ありがとうございました。(10/19追記)





思えば中学2年生の時に初めて登った白山で、星で埋め尽くされた天の川を見てから、山への憧れが強まったように思います。
半世紀を過ぎて同じ場所で観た星空は、夏とは違い天の川の星の密度は希薄でしたが、当時を思い出し感動しました。

山で星空を撮るのは初めての経験で、三脚などの機材を担いでの本格的な登山も初めてでした。
重い機材を担いで山頂まで登ったのはきつかったですが、それ以上の価値はあったと思います。
今回は撮影に標準レンズを使いました。次回は広角レンズを使い、天の川の撮影にも挑戦してみたいと思います。

さて、翌朝、山小屋の食堂からの眺めです。エコーラインの草紅葉が赤く染まりました。


この日は、初日に山頂まで登りお池めぐりもしたこと、星空の写真を撮れたこと、翌日の天気が下り坂なことから連泊せず、山を下りることにしました。
時間はたっぷりあるので、先ずは南竜周辺を散策し、その後のんびり下山することにしました。
先ずは、南竜庭園と呼ばれる、南竜周辺の湿原の風景からご覧ください。
 

 

 

 

庭園を一回りし終わって、少しずつ南竜に陽が差し始めてきました。
 

続いて、南竜庭園の植物です。左はイワショウブの果実、右はイワイチョウの葉です。
 

チングルマの綿毛です。
 

左はヤマハハコ、右はコウゾリナの仲間の綿毛のようです。
 

左のアザミはタテヤマアザミかノリクラアザミのようです。右の写真の中央に見えるのは、オヤマリンドウです。
 

左の植物の名は分かりません(ビジターセンターで聞いたのに、忘れてしまいました)。右はクロマメノキかクロウズコのようです。
 

いずれもミヤマアキノキリンソウの花後です。
 

いずれもクロマメノキのようです。
 

南竜庭園を一回りしたので、下山することにします。南竜道を西に進みます。
 

室堂に資材を運ぶヘリコプターが上空を飛んでいます。
 

左の写真で、ヘリコプターの左のピラミッド型の山は、荒島岳(標高1523m)のようです。右の写真はエコーライン分岐から、エコーラインを写しました。
 

南竜道で見た、ナナカマドとコウゾリナの仲間のようです。
 

さて、南竜の景色も見納めです。この先は砂防新道を歩きます。


砂防新道で見かけた植物です。先ずはナナカマド(バラ科ナナカマド属)。
 

センジュガンピ(ナデシコ科センノウ属)の花が残っていました。
 

次はガマズミ(スイカズラ科ガマズミ属)の仲間と思いますが、定かではありません。ミズキ(ミズキ科ミズキ属)のようです。
keitannさん、他1名の方から教えていただきました。ありがとうございました。
  

右はムシカリ(別名オオカメノキ、スイカズラ科ガマズミ属)です。ムシカリの葉の基部はハート形ですが、左は違います。
  

マユミ(ニシキギ科ニシキギ属)の果実です。
 

再びナナカマドです。
 

 

二段になって流れ落ちる、落差70mの不動滝です。滝壺横に不動尊が安置されていることから不動滝と呼ばれています。
 

中飯場で小休止し、別当出合へ向け下ります。ほとんどすれ違う人はいなくなりました。
 

吊り橋が見えてきました。いよいよ別当出合も間近です。
 

吊り橋を渡ります。途中で立ち止まり、山を見上げました。
 

鳥居をくぐり、振り向いて大きく一礼して、登山を終えました。
 

別当出合から車に乗り、市ノ瀬で下りてビジターセンターに立ち寄りました。
職員の方に写真を見てもらい、植物の名前を教えていただきました。白山ビジターセンターの方にはいつもお世話になっています。

最後に、白山高山植物園がある西山に向かいました。植物園は夏の短い間しか開いていませんが、そこから観る白山は絶景でした。






下山した翌朝、ホテルの窓から素晴らしい朝焼けと、日の出が見られました。正面の山は笈ヶ岳です。
残念ながら白山の山頂付近だけは雲に隠れていて、その日山頂からお日の出が見られたかは定かではありません。


10月17日、寒冷前線が北陸を通過し、白山もいっきに冬に入りました。これから白山は名前の通り白い山になっていきます。
3回にわたる秋の白山紀行文はこれで終了です。最後までお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました。

(完)

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秋の白山を歩いてきました(その②)

2021-10-18 05:45:00 | 山行・旅行


秋の白山を歩いてきました(その①)からの続きです。


(地図は白山ベストガイドから引用しました。残念ながらこれ以上拡大できません。)

白山御前峰(標高2702m)、山頂からの眺めをご覧ください。


先ずは、北アルプス遠望です。
白山から見える北アルプスの中で、最も大きく見えるのは御嶽山(標高3067m)です。上の写真では右端に見えます。


少し左に目を向けると、乗鞍岳が見えます。双耳峰のごとく見える左が、最高峰の剣ヶ峰(同3026m)で、右は屏風岳(2968m)です。


さらに左に目を移すと、穂高連峰が見えます。
中央が奥穂高岳(同3190m)、右は前穂高岳(同3090m)で、前穂高岳の手前に西穂高岳(同2909m)が重なります。
左は順に涸沢岳(同3110m)、北穂高岳(同3106m)です。北穂高岳の左の大キレットから、常念岳(同2857m)の頂が覗いています。


穂高連峰の左には、皆さまご存知の、槍ヶ岳(同3180m)が見えます。


次の4枚の写真の中には、双六岳(同2860m)、三方蓮華岳(同2841m)、鷲羽岳(同2924m)、黒部五郎岳(同2840m)、水晶岳(同2986m)、赤牛岳(同2864m)が写っているはずですが、いずれも登ったことがないのでよく分かりません。








大きな山塊は薬師岳(同2926m)です。


中央に見える台形の山は、立山(同3015m)です。すぐ左に真砂岳(同2861m)、少し離れて別山(2880m)です。


左に見えるピラミッド型の山は剱岳(同2999m)です。この山はどこから見ても目立ちます。


右が剱岳、左に白く見えるのは白馬槍ヶ岳(同2903m)のようです。


白馬槍ヶ岳の左に白馬岳(同2932m)が見えます。


近くの山も見てまいりましょう。
白山三山のひとつ、大汝峰(標高2684m)です。


剣ヶ峰(同2677m)です。


三方崩山(同2059m)です。


山頂で手早く昼食を摂り、12時15分過ぎにお池めぐりに出発しました。歩いた順に写真をご覧いただきます。
油ヶ池付近から大汝峰を観ています。


翠ヶ池です。空の青さを映して、青さが際立っていました。
三方崩山と北アルプスを背景に、別角度から撮った翠ヶ池を、今回の表紙に使いました。


百姓池付近から大汝峰を観ています。


ほぼ同じところから御前峰を観ています。


百姓池を過ぎて、室堂に向けて下っていくところです。


お池めぐりを終えて、14時過ぎに室堂に戻ってきました。広場のテーブルに座り、ザックを下ろしてお茶を飲み、くつろぎました。


室堂から南竜へ向けて出発し、トンビ岩から観た御前峰です。


トンビ岩に登ると、眼下に南竜の湿原を見渡すことができます(なにげに、岩の上に登らなくても十分見渡せます)。


同じく、トンビ岩の上から撮った御前峰です。


夏にはチングルマをはじめたくさんの高山植物が観られるトンビ岩コースですが、咲いていたのはミヤマアキノキリンソウ(キク科アキノキリンソウ属)だけでした。
 

左はウラジロナナカマド(バラ科ナナカマド属)、右はクロマメノキ(ツツジ科スノキ属)のようでした。
 

今夜泊まる南竜山荘(左の建物)はもうすぐです。


こちらはどちらもウラジロナナカマドです。
 

15時30分、山荘に到着しました。山荘の窓から撮った夕景です。


白山では久しぶりの小屋泊まりです。夕食まで生ビールを飲んでまったりと過ごし、夕食後は星空撮影に備えて6時過ぎに就寝しました。
星空の写真と2日目の様子は、続編でご覧いただこうと思います。

秋の白山を歩いてきました(その③)に続きます。
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秋の白山を歩いてきました(その①)

2021-10-17 05:45:00 | 山行・旅行


10月14、15日の二日間、白山を歩いてきました。
今回歩いたコースです。
■1日目
別当出合→慶松平→殿ヶ池避難小屋→黒ボコ岩→室堂平→御前峰→お池めぐりコース→室堂平→トンビ岩→南竜山荘(泊)
■2日目
南竜山荘→南竜ヶ馬場散策→南竜分岐→甚之助避難小屋→別当覗→中飯場→別当出合

(地図は白山ベストガイドから引用しました)

それでは、歩いた順に、山の様子をご覧いただきたいと思います。
別当出合を6時1分に出発しました。登山客の姿はまばらです。今回は観光新道から登りました。
 

高度を上げていくと、東に別山尾根の大屏風が見えてきます。太陽は尾根に隠れて、まだ顔を出していません。


10月も半ばになると、見られる花はごく僅かです。左のシソ科らしい花は、アキギリ(シソ科アキギリ属)でしょうか。右は、アキノキリンソウ(キク科アキノキリンソウ属)です。
 

ナナカマド(バラ科ナナカマド属)が現われました。白山には、ナナカマド、ウラジロナナカマド、タカネナナカマドの3種が生育しています。
ナナカマドとタカネナナカマドは、葉の先が尖っていて、この高度で見られるのはナナカマドです。


登っていくと、喜市郎坂と書かれた標柱が現われました。最近建てられたものです。
永井喜市郎は、市ノ瀬にある永井旅館の創業者で、別当出合から慶松平に至る新道(観光新道)を戦後に開設した人です。観光新道は全体に勾配が急ですが、この坂は登っても下ってもきついです。
 

喜市郎坂の途中で、別山尾根から太陽が昇ってきました。いっきに暑くなり、長袖のシャツを脱ぎました。。
 

7時14分、慶松平に着きました。景色が広がります。ここで白山禅定道(越前禅定道)と合流し、この先は尾根道を歩きます。
 

慶松平で朝食を摂りました。今朝早くコンビニで買ったおにぎりは、米粒がカチカチで、よく噛んで食べました。さて、再出発です。
高度を上げるにつれ、見える景色が少しずつ変わっていきます。
 

黄色く色づいている樹は、ミネカエデです。


ハクサンボウフウ(セリ科カワラボウフウ属)が現われました。この先を含めて、花が残っているのを見たのは2株だけでした。


半分落葉した樹々の下を、落葉を踏んで歩いていきます。
 

アザミ(キク科アザミ属)が咲いていました。アザミはこの先でもかなり見ました。


続いて、オヤマリンドウが現われました。この先を含めて、花が残っているのを見たのは、ここで観たものだけでした。
 

紅葉する樹々や、ヤマハハコ(キク科ヤマハハコ属)の残花などを見ながら登っていくと、疲れを感じません。
 

仙人窟という大きな岩の下をくぐります。隙間はしゃがむことなく通れるだけの高さがあります。
今から11~16万年前の、古白山火山の活動で噴出した岩だそうです。
ここを抜けると、左に白山釈迦岳の姿が大きく見えます。これからしばらく、釈迦岳を眺めながら歩きます。
 

白山釈迦岳(標高2053m)です。この山に通じる釈迦新道は、雪崩で林道の橋が流出したため、2018年から通行止めが続いています。


そして、向かう先の御前峰は、まだまだ遠いです。


9時20分、殿ヶ池避難小屋を通過しました。
4年前に観光新道を登った時は、暑さでバテバテになりましたが、この季節は気持ちよく歩けます。
避難小屋を見下ろす高さまで登ってくると、花の名所、馬のたてがみです。ここで脱いでいたシャツを着ました。
  

さすがにこの季節に花はないだろうと思っていましたが、タカネマツムシソウ(マツムシソウ科マツムシソウ属)が咲いていました。
 
コウゾリナの仲間(キク科ヤナギタンポポ属)、さらにミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属)も見られました。
 

10時13分、蛇塚(じゃづか)を通過します。


黒ボコ岩には、10時25分ごろに着きました。周辺に大勢の登山客がいて驚きました。
5分ほど休んで、自分のカメラでは写真を撮らなかったものの、初めて白山に登るという方の写真を撮ってあげました。
黒ボコ岩を過ぎると弥陀ヶ原です。




韓国語を話すグループが、大きな声で話していました。不思議なことに、あちこちの山で、韓国語、中国語、大阪弁が際立って聞こえます。
韓国語が後ろから追いかけてきたので、速足で五葉坂を登り切り、室堂に11時ちょうどに着きました。


室堂でほとんど休むことなく、奥宮の鳥居をくぐります。


五葉坂を急いで登ったので、息が荒いままです。


結局、途中で休む羽目になりました。 


シラタマノキの実が随所に見られました。


振り返ると、室堂と別山がきれいに見えています。


御前峰山頂に12時ちょうどに着きました。




北アルプスの大展望を眺めながらの昼食です。素晴らしい眺めについては、続編でご覧いただきます。


秋の白山を歩いてきました(その②)に続きます。
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植物クロスワード(16)の解答

2021-10-12 05:30:00 | クロスワードパズル
植物クロスワードの第16回の解答です。


■ タテのカギ
1 キク科━━属の一年草または二年草。葉は互生し、茎の下部の葉は長さ10~30cmで逆向きの羽状に裂ける。茎の上部の葉はほとんどが全縁で小さい。頭花はふつう淡黄色、まれに白色、淡紫色で、昼間開き、夕方にはしぼむ。花期は8~11月。
2 器物・刀剣・書画などの真偽・良否について鑑定すること。また、その能力があることや、その能力を備えた人。
3 1里あまり。「進むこと━━にして至る」。
4 サトイモ科ハンゲ属の多年草。葉は1~2個根生し、3小葉からなる。小葉は長さ5~11cmの楕円形~長楕円形で先はとがる。葉柄の途中と小葉の基部に珠芽をつけ、これで増える。花茎は高さ20~40cmで葉より高く、緑色または帯紫色の仏炎苞に包まれた肉穂花序をつける。花期は5~8月。
5 氷。
6 絵をかくことを職業とする人。
7 南アメリカ原産の、━━科━━属の多年草。1600年ごろに渡来した。葉は広卵形で、対生する。花は夏から秋にかけて咲き続け、色は紅・白色や絞りなどがあり、らっぱ状で、夕方に開く。花弁に見えるところは萼片で、そのつけ根に苞がある。江戸時代、種子の白い粉をおしろいの代用にした。
10 熱帯アメリカ原産の、クマツヅラ科の小低木。日本には慶応年間(1865~1868)に渡来した。全体に毛があり、葉は卵形でやや厚く、対生する。夏から秋、筒状の小花を半球状につけ、初め黄または淡紅色から橙色・濃赤色に変化する。
13 小麦粉などの混ざりもののない、純粋なそば粉。「━━打ちそば」。
17 春の夜の夢。また、人生のはかなさのたとえ。「栄光も一場の━━でしかない」。
19 「━━はさようなら」は、1966年に公益財団法人ハーモニィセンターの金子詔一によって作詞作曲された日本の歌曲。森山良子の歌唱により日本ビクターからリリースされ、ヒット曲となった。若かりしころキャンプファイアーを囲んで歌いました。
23 漢字では「矩差」と書く。曲尺 (かねじゃく) のこと。大工道具のひとつ。
25 和歌山市の地名。戦国時代、石山本願寺と結んだ━━衆が織田信長・豊臣秀吉と戦った━━一揆の中心地。
26 歌舞や音曲などで、酒宴の座に興を添えることを業とする女性。
28 福岡県南部の市。中心の福島はもと田中氏の城下町。━━茶の産地。電照菊の栽培も盛んで、仏壇・提灯・石灯籠・和紙を特産。岩戸山古墳がある。
30 ━━科の鳥のうち、ガン・ハクチョウ類以外の総称。中・小形の水鳥。先の丸い平らなくちばしをもち、指に水かきがある。一般に雄の羽色は派手で、雌は褐色。日本には秋に渡ってきてつがいをつくり、春に北方の繁殖地に戻るものが多い。

■ ヨコのカギ
1 熱帯アメリカ原産の、ヒルガオ科サトイモ属の一年草。花色は淡い赤紫色から水色、白。葉は3裂~5裂する。1882年に東京の小石川植物園で栽培されていた記録があるが、全国に広がったのは1950年代で、輸入穀物に混入して拡散したと推定されている。
8 陶淵明 (とうえんめい) の言葉から、官職を退いて故郷に帰ろうとすること。単身赴任を経験された方は、いろいろと思い出もおありでしょう。
9 一団の人々を統率する人。統領。
11 「━━を貸して母屋を取られる」とは、一部を貸したばかりに全部を取られることのたとえ。「庇(ひさし)を貸して・・」ともいう。
12 イネ科の大型の多年草。茎は叢生して大きな株を作る。葉は長さ50~80cm、幅0.7~2cmの長線形でかたく、ふちは非常にざらつく。秋の七草のひとつで、尾花の名でも親しまれる。
14 「━━より証拠」とは、あれこれ論じるよりも証拠を示すことで物事は明らかになるということ。
15 タカ科の鳥。全長約60センチ。全身茶色で、翼の下面に白斑がある。尾は凹形。ピーヒョロロと鳴きながら羽ばたかずに輪を描いて飛ぶ。ユーラシアに広く分布。漁港や市街地に多く、魚や動物の死体を食べる。
16 男の袴 (はかま) の後ろ腰に当てる板。現在では厚紙を共ぎれで包んで用いる。
18 「━━を飛ばす」とは、自分の主張や考えを広く人々に知らせ同意を求める。また、それによって人々に決起を促すこと。
20 ある家系の最初の人。「徳川家の━━」。ある物事を最初に始めた人。創始者。
21 鉱泉や温泉の噴き出し口や流路に生じる沈殿物や付着物。硫黄 (いおう) 泉の硫黄、石灰泉の石灰華、珪酸泉の珪華など。
22 江戸時代、村落の長。地方 (じかた) 三役の最上位。年貢納入責任をもち、村の自治一般をつかさどった。主に関西での呼称で、関東では名主 (なぬし) 、北陸・東北では肝煎 (きもいり) と称した。
23 ━━科の多年草。高さ1~2メートル。葉は広楕円形で、下部は鞘 (さや) になる。夏から秋にかけて紅・黄・白色などの大きい花を総状につける。中南米の原産で、ヨーロッパで改良され、日本には明治末に渡来。
24 マメ科━━属の一年草。葉がネムノキに似ていることによる。花は淡黄色で長さ約1cm。花期は7~10月。
27 弓道で手に持つ2本の矢のうち、2番目に放つ矢。
29 相手を誘って一緒に事を始めるときや思いきって行動しようとするときに発する語。「━━、出かけよう」。
30 「先ず━━より始めよ」とは、遠大な事業や計画を始めるときには、まずは手近なところから着手するのがいいというたとえ。また、物事は言い出した者から始めよというたとえ。
31 北アメリカ原産の、キク科イズハハコ属の一年草または越年草。明治維新のころ渡来し、鉄道線路に沿って広がったので、御一新草、明治草、鉄道草などとも呼ばれる。1株で60~70万超まで結実した種子は、だいたい50mの範囲に落ちるといわれる。

今回は、植物の名前は、すべてなつみかんさんの道草日記から出題しました。いかがでしたでしょうか。
なつみかんさんに、いまいちど感謝申し上げます。
なつみかんさんは、道草日記を毎月末に投稿されています。そして、ブログ自身は毎日更新されています。ぜひフォローをお願いいたします。

今回、登場した9種の植物を、あらためてご紹介します。

■アキノノゲシ
 キク科アキノノゲシ属の一年草または二年草。葉は互生し、茎の下部の葉は長さ10~30cmで逆向きの羽状に裂ける。茎の上部の葉はほとんどが全縁で小さい。頭花はふつう淡黄色、まれに白色、淡紫色で、昼間開き、夕方にはしぼむ。花期は8~11月。
■カラスビシャク
 サトイモ科ハンゲ属の多年草。葉は1~2個根生し、3小葉からなる。小葉は長さ5~11cmの楕円形~長楕円形で先はとがる。葉柄の途中と小葉の基部に珠芽をつけ、これで増える。花茎は高さ20~40cmで葉より高く、緑色または帯紫色の仏炎苞に包まれた肉穂花序をつける。花期は5~8月。
■オシロイバナ
 南アメリカ原産の、オシロイバナ科オシロイバナ属の多年草。1600年ごろに渡来した。葉は広卵形で、対生する。花は夏から秋にかけて咲き続け、色は紅・白色や絞りなどがあり、らっぱ状で、夕方に開く。花弁に見えるところは萼片で、そのつけ根に苞がある。江戸時代、種子の白い粉をおしろいの代用にした。
■ランタナ
 熱帯アメリカ原産の、クマツヅラ科の小低木。日本には慶応年間(1865~1868)に渡来した。全体に毛があり、葉は卵形でやや厚く、対生する。夏から秋、筒状の小花を半球状につけ、初め黄または淡紅色から橙色・濃赤色に変化する。
■アメリカアサガオ
 熱帯アメリカ原産の、ヒルガオ科サトイモ属の一年草。花色は淡い赤紫色から水色、白。葉は3裂~5裂する。1882年に東京の小石川植物園で栽培されていた記録があるが、全国に広がったのは1950年代で、輸入穀物に混入して拡散したと推定されている。
■ススキ
 イネ科の大型の多年草。茎は叢生して大きな株を作る。葉は長さ50~80cm、幅0.7~2cmの長線形でかたく、ふちは非常にざらつく。秋の七草のひとつで、尾花の名でも親しまれる。
■カンナ
 カンナ科の多年草。高さ1~2メートル。葉は広楕円形で、下部は鞘 (さや) になる。夏から秋にかけて紅・黄・白色などの大きい花を総状につける。中南米の原産で、ヨーロッパで改良され、日本には明治末に渡来。
■クサネム
 マメ科クサネム属の一年草。葉がネムノキに似ていることによる。花は淡黄色で長さ約1cm。花期は7~10月。
■ヒメムカシヨモギ
 北アメリカ原産の、キク科イズハハコ属の一年草または越年草。明治維新のころ渡来し、鉄道線路に沿って広がったので、御一新草、明治草、鉄道草などとも呼ばれる。1株で60~70万超まで結実した種子は、だいたい50mの範囲に落ちるといわれる。

植物クロスワードは、毎月10日に投稿しています。次回の投稿は11月10日です。
前回の植物クロスワードは、こちらからご覧になれます。

13日から17日まで留守にしますので、その間ブログの更新とコメントへのご返事が出来なくなります。
ご了承くださいませ。
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植物クロスワード(16)

2021-10-10 05:30:00 | クロスワードパズル
今回は、なつみかんさんの道草日記(2021年9月)に写真付きで載っているお花から、9個のカギを選びました。
なつみかんさんには事前に了承をいただいています。なつみかんさん、ありがとうございました。
道草日記に写真がある植物は、ミカン色で記載しました。

なつみかんさんの道草日記は、京都府宇治市周辺でその月に観られた植物を、アイウエオ順に紹介してくださっている素晴らしいブログコンテンツです。
もしご存知でなければ、この機会に是非ご覧になってくださいませ。

植物の説明は、山渓ハンディ図鑑、帰化&外来植物見分け方マニュアル、goo辞書によりました。
その他の説明は、主にgoo辞書とWikipediaによりました。

クロスワードパズルの解答は10月12日にアップします。
それではどうぞお楽しみくださいませ。


■ タテのカギ
1 キク科━━属の一年草または二年草。葉は互生し、茎の下部の葉は長さ10~30cmで逆向きの羽状に裂ける。茎の上部の葉はほとんどが全縁で小さい。頭花はふつう淡黄色、まれに白色、淡紫色で、昼間開き、夕方にはしぼむ。花期は8~11月。
2 器物・刀剣・書画などの真偽・良否について鑑定すること。また、その能力があることや、その能力を備えた人。
3 1里あまり。「進むこと━━にして至る」。
4 サトイモ科ハンゲ属の多年草。葉は1~2個根生し、3小葉からなる。小葉は長さ5~11cmの楕円形~長楕円形で先はとがる。葉柄の途中と小葉の基部に珠芽をつけ、これで増える。花茎は高さ20~40cmで葉より高く、緑色または帯紫色の仏炎苞に包まれた肉穂花序をつける。花期は5~8月。
5 氷。
6 絵をかくことを職業とする人。
7 南アメリカ原産の、━━科━━属の多年草。1600年ごろに渡来した。葉は広卵形で、対生する。花は夏から秋にかけて咲き続け、色は紅・白色や絞りなどがあり、らっぱ状で、夕方に開く。花弁に見えるところは萼片で、そのつけ根に苞がある。江戸時代、種子の白い粉をおしろいの代用にした。
10 熱帯アメリカ原産の、クマツヅラ科の小低木。日本には慶応年間(1865~1868)に渡来した。全体に毛があり、葉は卵形でやや厚く、対生する。夏から秋、筒状の小花を半球状につけ、初め黄または淡紅色から橙色・濃赤色に変化する。
13 小麦粉などの混ざりもののない、純粋なそば粉。「━━打ちそば」。
17 春の夜の夢。また、人生のはかなさのたとえ。「栄光も一場の━━でしかない」。
19 「━━はさようなら」は、1966年に公益財団法人ハーモニィセンターの金子詔一によって作詞作曲された日本の歌曲。森山良子の歌唱により日本ビクターからリリースされ、ヒット曲となった。若かりしころキャンプファイアーを囲んで歌いました。
23 漢字では「矩差」と書く。曲尺 (かねじゃく) のこと。大工道具のひとつ。
25 和歌山市の地名。戦国時代、石山本願寺と結んだ━━衆が織田信長・豊臣秀吉と戦った━━一揆の中心地。
26 歌舞や音曲などで、酒宴の座に興を添えることを業とする女性。
28 福岡県南部の市。中心の福島はもと田中氏の城下町。━━茶の産地。電照菊の栽培も盛んで、仏壇・提灯・石灯籠・和紙を特産。岩戸山古墳がある。
30 ━━科の鳥のうち、ガン・ハクチョウ類以外の総称。中・小形の水鳥。先の丸い平らなくちばしをもち、指に水かきがある。一般に雄の羽色は派手で、雌は褐色。日本には秋に渡ってきてつがいをつくり、春に北方の繁殖地に戻るものが多い。

■ ヨコのカギ
1 熱帯アメリカ原産の、ヒルガオ科サトイモ属の一年草。花色は淡い赤紫色から水色、白。葉は3裂~5裂する。1882年に東京の小石川植物園で栽培されていた記録があるが、全国に広がったのは1950年代で、輸入穀物に混入して拡散したと推定されている。
8 陶淵明 (とうえんめい) の言葉から、官職を退いて故郷に帰ろうとすること。単身赴任を経験された方は、いろいろと思い出もおありでしょう。
9 一団の人々を統率する人。統領。
11 「━━を貸して母屋を取られる」とは、一部を貸したばかりに全部を取られることのたとえ。「庇(ひさし)を貸して・・」ともいう。
12 イネ科の大型の多年草。茎は叢生して大きな株を作る。葉は長さ50~80cm、幅0.7~2cmの長線形でかたく、ふちは非常にざらつく。秋の七草のひとつで、尾花の名でも親しまれる。
14 「━━より証拠」とは、あれこれ論じるよりも証拠を示すことで物事は明らかになるということ。
15 タカ科の鳥。全長約60センチ。全身茶色で、翼の下面に白斑がある。尾は凹形。ピーヒョロロと鳴きながら羽ばたかずに輪を描いて飛ぶ。ユーラシアに広く分布。漁港や市街地に多く、魚や動物の死体を食べる。
16 男の袴 (はかま) の後ろ腰に当てる板。現在では厚紙を共ぎれで包んで用いる。
18 「━━を飛ばす」とは、自分の主張や考えを広く人々に知らせ同意を求める。また、それによって人々に決起を促すこと。
20 ある家系の最初の人。「徳川家の━━」。ある物事を最初に始めた人。創始者。
21 鉱泉や温泉の噴き出し口や流路に生じる沈殿物や付着物。硫黄 (いおう) 泉の硫黄、石灰泉の石灰華、珪酸泉の珪華など。
22 江戸時代、村落の長。地方 (じかた) 三役の最上位。年貢納入責任をもち、村の自治一般をつかさどった。主に関西での呼称で、関東では名主 (なぬし) 、北陸・東北では肝煎 (きもいり) と称した。
23 ━━科の多年草。高さ1~2メートル。葉は広楕円形で、下部は鞘 (さや) になる。夏から秋にかけて紅・黄・白色などの大きい花を総状につける。中南米の原産で、ヨーロッパで改良され、日本には明治末に渡来。
24 マメ科━━属の一年草。葉がネムノキに似ていることによる。花は淡黄色で長さ約1cm。花期は7~10月。
27 弓道で手に持つ2本の矢のうち、2番目に放つ矢。
29 相手を誘って一緒に事を始めるときや思いきって行動しようとするときに発する語。「━━、出かけよう」。
30 「先ず━━より始めよ」とは、遠大な事業や計画を始めるときには、まずは手近なところから着手するのがいいというたとえ。また、物事は言い出した者から始めよというたとえ。
31 北アメリカ原産の、キク科イズハハコ属の一年草または越年草。明治維新のころ渡来し、鉄道線路に沿って広がったので、御一新草、明治草、鉄道草などとも呼ばれる。1株で60~70万超まで結実した種子は、だいたい50mの範囲に落ちるといわれる。
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今井の桜並木を歩いてきました(花編)

2021-10-09 10:39:23 | みんなの花図鑑
昨日の鳥編に続いて、今日は花編です。

一番目立ったのは、センダングサ(キク科センダングサゾク)の仲間です。
いきなりですが、この花の名前は何でしょう。ご存知でしたら、教えてくださいませ。
黄色い花びらが8枚あります(センダングサの舌状花は5個、まれに2~3個)。名前が分からないので、教えてgooで尋ねているところです。
⇒ イヌキクイモ(キク科ヒマワリ属)でした。北アメリカ原産の多年草です。






こちらはコセンダングサ(キク科センダングサゾク)です。熱帯アメリカ原産です。
チョウやハチの仲間がたくさん集まっていました。最初のチョウはキタテハというようです。
白いチョウの翅が透けて見えたのが面白かったです。










白い筒状花があるのは、アイノコセンダングサ(キク科センダングサゾク)だと思います。


昨年同時期に同じところを歩いた際は、シロバナセンダングサ、アメリカセンダングサも見たのですが、今年は鳥撮りに夢中になっていて、見逃したようです。

続いては、アキノノゲシ(キク科アキノノゲシ属)です。今年もたくさん咲いていました。






ハキダメギク(キク科コゴメギク属)です。北アメリカ原産です。




次は、マルバルコウ(ヒルガオ科サツマイモ属)です。この時期でも元気に咲いていました。熱帯アメリカ原産です。




ツユクサ(ツユクサ科ツユクサ属)もたくさん見かけました。たまには正面から撮るのもいいかと・・


えっ、こんなところに。ハナカタバミ(カタバミ科カタバミ属)のようでした。南アフリカ原産です。


カタバミといえば、イモカタバミ(カタバミ科カタバミ属)も咲いていました。南アメリカ原産です。


紫色つながりで、イヌタデ(タデ科イヌタデ属)。


同じく、紫色でミゾソバ(タデ科イヌタデ属)も咲いていましたが、撮った写真の花が傷んでいたので載せないことにします。

セイヨウタンポポ(キク科タンポポ属)でした。ヨーロッパ原産です。


ヒレタゴボウ(アカバナ科チョウジタデ属)です。別名をアメリカミズキンバイといいます。北アメリカ原産です。




きれいなカラスウリ(ウリ科カラスウリ属)の実を見つけました。


最後は、ここでもたくさん観られたセイタカアワダチソウ(キク科アキノキリンソウ属、北アメリカ原産)と、日本の秋を代表する花ススキ(イネ科ススキ属)です。






明日10日は、植物クロスワードの第16回を掲載します。是非ご参加くださいませ。
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今井の桜並木を歩いてきました(鳥編)

2021-10-08 19:53:29 | 
今日の午前中、白井市内の今井の桜で有名な、桜並木を歩いてきました。
桜の時季には賑わいますが、この季節は誰も歩いていません。

ブログは「鳥編」と「花編」の2回に分けでご覧いただこうと思います。
先ずは、鳥編です。
見かけた順に写真を並べました。

歩き出してしばらくして、大きな声で鳴いている鳥がいました。
すぐにモズだと分かりました。いわゆるモズの高鳴きです。






モズは、秋から冬にかけて、縄張りを持ちます。モズの高鳴きはいってみれば縄張り宣言です。
11月には秋の縄張り争いは終わり、モズは1羽きりで冬を迎えるようです。
こちらは別の樹に留まって鳴いていたモズです。




しばらく歩くと、田んぼに白いサギがいました。ダイサギです。
しゃがんで餌を捕っているようでした。


しばらく見ていたら、ダイサギが飛び立ちました。






30mほど離れた所に降り立ち、今度は2羽で飛んでいきました。


ダイサギを見送った後、歩いていくと急に道ばたからアオサギが飛び立ち、田んぼに下りました。


その後、まったく動きません。しびれを切らしてこちらが歩き出したら、アオサギは飛んで行ってしまいました。

その後見かけたのはトビです。頭の上を旋回して、まったく翼を動かさないのに高度をどんどん上げていきます。
この技術が活かされれば、省エネで空を飛ぶことができるでしょう。


最後に観たのもモズでした。帰り道は逆光で、シルエットしか捉えることができませんでした。


猪苗代湖にはハクチョウが飛来してきたそうです。
そろそろこちらでも、冬鳥の姿を見ることができるでしょう。
今日は、二十四節季では寒露です。寒露とは、夜が長くなり、露がつめたく感じられるころ。朝晩の冷え込みはきつくなりますが、空気が澄んだ秋晴れの過ごしやすい日が多くなるようです。

10日は、植物クロスワードの第16回を掲載します。是非ご参加くださいませ。
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台風一過 秋の尾瀬沼~尾瀬ヶ原を散策(その⑤、最終)

2021-10-07 21:44:29 | 山行・旅行


台風一過 秋の尾瀬沼~尾瀬ヶ原を散策(その④)からの続きです。



今回歩いたところは、下の地図の左下にある三条ノ滝分岐から、右上にある御池駐車場までです。
地図には燧裏林道と書かれています。距離は5km、コースタイムは2時間半です。途中に数多くの田代(高層湿原)があるのが特徴です。


また、国土地理院のHPから、上記地図を3D加工してみました。手前の燧ヶ岳(柴安嵓)との位置関係が分かりやすいです。


さて、それでは出発です。
初めのうちは、代わり映えしない山道を歩いていきます。全体としては、この辺りはきれいに紅葉する樹々が少ない印象です。
 

シボ沢大橋を渡ったところで昼食としました。今朝作った五目ごはんに熱い緑茶を注ぎ、お茶漬けとしました。


天神田代に向けて登っていくと、徐々に紅葉している樹々が増えてきました。真っ赤に色づいているのはハウチワカエデです。
 

天神田代に着きました。湿原はササが繁茂していて表情を変えていました。それでも空が広がって樹々がきれいです。また、燧ヶ岳の一角を観ることができました。
 

右の写真をご覧ください、ピンクのリボンがダケカンバの樹の6mほどの高さのところに付いていました。冬に道を誤らないために付けたものです。
ということは、雪が5mほど積もるということです。
 

こちらは大きなダケカンバの樹です。すぐ横の木道と比べると大きさが分かります。
根元で幹が折れ曲がっているのは、幼少期に積雪の重さで曲がったものです。ダケカンバやブナはしなやかで、雪で曲がった樹が各所で見られました。


西田代です。小さめの田代ですが、ここは日本庭園のような趣がありました。
 

続いて横田代、ノメリ田代、上田代の中を歩いていきます。
 

 

 

池塘に写る空の青さが印象的でした。


上田代に入りました。正面に見える山は荒沢岳(標高1969m)だと思います。
 

上田代は広々としていて、途中に2ヶ所ベンチがあります。左の写真に見える山は大杉岳(標高1922m)です。
シリーズ第5回の表紙に、この写真を使いました。
 

平ヶ岳が見えるところまで歩いて写真を撮り、その後ベンチに戻って休憩しました。


正面に平らに見える山が平ヶ岳(標高2141m、日本百名山)です。


平ヶ岳を眺めていたら、1羽の鳥が飛んで来て、頭上を越え20mほど先のマツに留まりました。
はっきりとは見えなかったのですが、ホシガラスのようでした。樹の天辺に留まった鳥は、こちらに顔を向けず、またすぐに飛び立って行きました。




     
    
        
   
            

            

        

    



その後、姫田代、御池田代を抜け、燧ヶ岳の登山道との分岐を経て、12時30分少し前に御池の駐車場に着きました。
黄色く色づいていたのは、ミネカエデだと思います。
 

5回にわたってのシリーズにお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
来シーズンも元気で尾瀬に出かけられるよう、シーズンオフのトレーニングとケアに努めたいと思います。

台風一過 秋の尾瀬沼~尾瀬ヶ原を散策(完)
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台風一過 秋の尾瀬沼~尾瀬ヶ原を散策(その④)

2021-10-06 22:53:42 | 山行・旅行


台風一過 秋の尾瀬沼~尾瀬ヶ原を散策(その③)からの続きです。



尾瀬行2日目の朝食はカップ麺で済ませ、同時に昼食用にフリーズドライの五目ごはんを作りました。
テントを仕舞うと、何だかんだで6時を過ぎました。
弥四郎清水をボトルに汲み、見晴を出たのは6時半です。山小屋の前で団体客がラジオ体操を始めていました。


早朝の至仏山です。この景色を左手に見ながら、尾瀬ヶ原を北へ進みます。


といっても、この日の木道は半端なく滑りました。霜が降る直前まで冷え込んだようです。木道はスケートリンクのようでした。
木道の脇で見かけた花を挙げておきましょう。
■オクトリカブト(キンポウゲ科トリカブト属)です。
 

■アザミ(キク科アザミ属)の仲間です。
 

■オゼミズギク(キク科オグルマ属)が残っていました。


■ウメバチソウ(ニシキギ科ウメバチソウ属)も見られました。


■イワショウブ(チシマゼキショウ科イワショウブ属)の果実です。


■こちらは地衣類だと思いますが、種類は分かりません。


歩いている周りの風景です。
 

東電分岐を通過しました。ここまでで木道で滑って転ぶ人を数人見かけました。幸い大きな怪我はなさそうでした。


左手に見えていた至仏山が、山陰に隠れて見えなくなり、右手には森が迫って来ました。紅葉する樹々が鮮やかです。
 

温泉小屋と元湯山荘を通り過ぎます。
三条ノ滝へ向かう道との分岐です。滝の方へは行かず、御池の方へ進みます。


道は山道に変わりますが、滑る木道よりはずっと歩きやすいです。朽ちかけた木道を踏まずに、主に両脇を歩きました。
といっても、橋は渡らないといけませんので、慎重に歩きました。
 

小さなアップダウンがある、このような道が1時間余り続きました。
 

途中で見たセリ科の花です。シラネセンキュウ(セリ科シシウド属)だと思います。
 

うさぎ田代手前の、三条ノ滝との分岐です。ここにザックを置いて、三条ノ滝へ向かいました。


うさぎ田代です。田代を抜ける手前に、ナナカマドが実をつけていました。
 

うさぎ田代を抜けると森の中を歩きます。右手に大きなホオノキがありました。
 

その先で道が二つに分かれ、左の三条ノ滝の方へ進みます。道は急な坂道となり、途中に大きな樹が並んでいました。


1本はマツで、もう1本はオオシラビソのようでした。マツは幹が2本に分かれて伸びていました。
 

樹々の脇には根が幾重にも張り出していました。


坂道を30分ほど歩いて、三条の滝の展望台に着きました。前夜の雨を集めて、水量は多めです。
只見川にかかる、落差100m、幅30mの直瀑です。日本最大級といわれますが、白山の百四丈滝や立山の称名滝に比べると規模が小さく感じられます。
やはり滝を斜めに見ていたのでは、迫力が感じられないのかもしれません。


岩に当たる水しぶきの様子を300mm望遠、1/2500secで切り取ってみました。この写真を今回の表紙に使いました。


展望台手前の樹々の間から覗いた滝つぼです。説明がないと何の写真か分かりませんね。


来た道を分岐まで戻り、そこでおやつタイムとしました。
あとは御池へ向けて5.5kmを歩くだけです。さて、どんな風景が待っているのでしょうか。

台風一過 秋の尾瀬沼~尾瀬ヶ原を散策(その⑤、最終)に続きます。
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台風一過 秋の尾瀬沼~尾瀬ヶ原を散策(その③)

2021-10-05 23:01:09 | 山行・旅行


台風一過 秋の尾瀬沼~尾瀬ヶ原を散策(その②)からの続きです。

沼尻の休憩所を出て、尾瀬ヶ原に向かって西へ進みます。
尾瀬ヶ原までの距離は5km、白砂峠までは標高差80mの登りで、そこから尾瀬ヶ原の見晴まで280m下ります。


歩き出してすぐに白砂田代を通ります。
以前歩いた時は、この辺りは全部雪に覆われていて、広い雪野原でした。


池塘が点在していて、何やら芽が伸びていました。水底には根が広がっています。ミツガシワかもしれません。
 

白砂峠への登りはあっという間で、いつの間にか通り過ぎました。これからが長い下り、滑る木道との戦いです。
 

50分ほど歩いたら沢が現われました。イヨドマリ沢と書いてありました。名前の由来は「魚(イオ)止まり」のようです。


滑る木道の下り坂が続いたので、いったん休憩することにしました。
足元には動物が食べたような栃の実の残骸が多数落ちていました。見上げると大きなトチノキです。
付近を入念に調べて、ようやく食べられていない栃の実を見つけました。
 

 

さて、出発です。再び滑りやすい木道を慎重に歩きます。
 

燧ヶ岳への登山道(見晴新道)との分岐まで来ました。ここから先は5月にも6月にも歩きました。見晴までは15分です。
 

青空も出てきました。12時30分、見晴到着です。


テント場へ直行します。この時間でもすでに40張りほどのテントが張られていました。
テント場を一周して、一番奥の草地に平らな場所を見つけました。トイレや水汲み場には遠いですが、木道からはすぐです。

早速テントを張って、受付を済ませました。水汲みも済ませました。
そして、昨夜からの睡眠不足解消のため昼寝です。夕刻の撮影適時までには目が覚めることでしょう。おやすみなさい・・

1時間半ほど眠って目が覚めました。カメラを持って尾瀬ヶ原を散策します。
見晴の小屋群と、その上に聳える燧ヶ岳です。定番の景色ですが、何度見てもなぜか安心できる景色です。


至仏山に向かって歩きます。


振り返って見る燧ヶ岳です。何度もなんども振り返ります。


シラカバの樹林と至仏山。




振り返って燧ヶ岳。


今日は遠くに見晴の小屋と燧ヶ岳が見えるこの景色を表紙に使いましょう。


お目当ての撮影地に着きました。尾瀬ヶ原が真っ赤に燃えています。




池沼に太陽が輝きました。




いつまでもここにいたい、そんな時間を過ごしました。




20分ほど同じ場所にいたでしょうか。写真もたくさん撮ったので、帰ることにしました。


帰路に見かけたオクトリカブトです。


こちらは地衣類のようです。


こんな小さな花も見つけました。


見晴へ帰ってきました。


先ほどよりテントの数が増えていました。夕刻まで時間があるので、まだまだテントの数は増えそうです。
原に近いところにもテントがあります。最終的には全部で100張りほどになったでしょう。


この日はこの後夕食を作り、時間をかけてビールを飲みました。
6時ごろに急に雨が降り出し、夜半にかけて強く降りました。しかし、2時半に目覚めた時は、満天の星空に変わっていました。
2日目も好天が期待できそうです。

シリーズ第3回はこれでお仕舞いです。シリーズ第3回では三条ノ滝へ向かいます。
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台風一過 秋の尾瀬沼~尾瀬ヶ原を散策(その②)

2021-10-04 23:42:29 | 山行・旅行


台風一過 秋の尾瀬沼~尾瀬ヶ原を散策(その①)からの続きです。

大江湿原をゆっくりと歩いて、尾瀬沼に到着しました。
近くに咲いている花はほとんどなく、ほぼ花が終わったミヤマワレモコウやイワショウブの果実にレンズを向けてみたものの、風に揺られて上手く撮れません。


尾瀬沼ビジターセンターへ行ってみました。
これまで何度も訪ねたことがある馴染みの建物(旧館)は、使われていません。今年7月に隣の敷地に移動したとのことです。
しかし、玄関前の屋根付きテラスのベンチは使用可能で、乾いたベンチに座り朝食を摂りました。

朝食後、真新しいセンターの建物に入ってみます。旧館とは歩道ひとつを挟んで隣の建物です。
写真の右に写っているのは長蔵小屋です。


展示を一通り見た後、センターの方にトリカブトとリンドウについて尋ねました。

尾瀬に生育しているトリカブトは、オクトリカブト1種だけだそうです。また、リンドウはオヤマリンドウとエゾリンドウの2種とのことでした。
展示されている写真からは、この他にツルリンドウがあるようでしたし、春にはタテヤマリンドウも見かけます。私の訊き方が悪かったようです。

センターを出た後、長蔵小屋の前で湧水を1リットル、ボトルに汲みました。
公衆トイレの前でも水が汲めますが、味は断然こちらの方が美味しいです。

尾瀬沼に沿って、三平峠下へ向かって木道を歩きます。


尾瀬沼と燧ヶ岳のビューポイントに着きました。テレビなどでよく紹介される場所です。
残念ながら燧ヶ岳に雲がかかっていて、沼も波立っていました。


三平峠下からさらに湖畔を西へ進みます。


この道はあまり人通りがなく、今回も数人とすれ違っただけでした。
ここでもムシカリ(オオカメノキ)の実が黒くなっています。


大清水平、皿伏山(標高1917m)、セン沢田代、白尾山(標高2003m)を経て富士見峠へ至る縦走路との分岐です。
尾瀬の秘境ともいえるところを歩く道で、ほとんど人が歩いていないところです。


空が幾分曇ってきました。
樹々の間から燧ヶ岳が見えます。しかし曇り空の上、山頂にも雲がかかっていて絵になりません。


対岸の風景も、曇り空ではいまいちです。


紅葉も陽が当たらないと冴えません。


同じような写真を何枚か撮り、あとはひたすら歩いて沼尻を目指しました。


沼尻手前の小沼湿原です。晴れていれば正面の燧ヶ岳を背景に草紅葉の風景が鮮やかですが、曇っていては仕方ありません。


結局、曇り空のまま沼尻に着きました。
沼尻からの尾瀬沼の風景です。今日はこの写真を表紙にさせていただきました。


地味なシリーズ第2回はこれでお仕舞いです。
第3回では尾瀬ヶ原への道中の様子と、見晴キャンプ場の様子、そして天気が回復した後の尾瀬ヶ原の絶景をご覧いただきます。

台風一過 秋の尾瀬沼~尾瀬ヶ原を散策(その③)へ続きます。
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台風一過 秋の尾瀬沼~尾瀬ヶ原を散策(その①)

2021-10-03 23:50:52 | 山行・旅行


10月2、3日で、秋の尾瀬沼~尾瀬ヶ原と、その周辺を歩いてきました。
今回は福島県桧枝岐村の御池(みいけ)駐車場に車を停め、沼山峠までバスで移動。そこから大江湿原を通って尾瀬沼湖畔に入りました。
これまで尾瀬沼湖畔へは群馬県側の大清水から三平峠を経ての入山ばかりで、福島県側から入るのは初めてでした。
今年7月に新装移転した尾瀬沼ビジターセンターに立ち寄り、長蔵小屋の前の湧水をいただいて、尾瀬沼の南岸をぐるっと回って北側の沼尻へ。そこから沼尻川のせせらぎを聴きながら歩き、尾瀬ヶ原の見晴に入りました。見晴キャンプ場でのテント泊は、5月、6月に続いて今年3回目となりました。
2日目は尾瀬ヶ原を北に歩き、うさぎ田代近くの分岐にザックをデポし三条ノ滝へ。戻って、横田代、上田代などを経て、御池駐車場へ戻りました。
ちょうど、燧ヶ岳の周りを一周したコースになりました。


さあ、それでは歩いた順に、尾瀬の風景と見かけた植物をご覧いただきましょう。

この電気バスで御池から沼山峠まで行きました。


バスを降りた6時50分にはまだ雨が残っていましたが、休憩所で20分ほど待つ間に雨は上がりました。


雨に濡れた木道はよく滑ります。ゆっくり時間をかけて大江湿原まで歩きました。




沼山峠を越えて大江湿原に着くまでに、よく目についたのがムシカリ(オオカメノキ)とナナカマドの紅葉と果実でした。
いくつか写真を撮りましたので、ご覧ください。
■ムシカリ(オオカメノキ、スイカズラ科ガマズミ属)








■ナナカマド(バラ科ナナカマド属)








その他の植物についても挙げておきます。
■シラタマノキ(ツツジ科シラタマノキ属)


■ゴゼンタチバナ(ミズキ科サンシュユ属)


大江湿原に着いた頃には青空が出ていました。草紅葉の湿原の中を歩いていきます。


尾瀬沼が見えてきました。沼の向こうに見えるのは笠ヶ岳のようです。


そして、大江湿原のシンボル、三本カラマツです。この写真をシリーズ第1回の表紙にしました。


沼山峠同様、大江湿原でも花はほとんど咲いていませんでした。その中で見かけた貴重な花です。
■エゾリンドウ(リンドウ科リンドウ属)


さて、シリーズ第1回はこれでお仕舞いです。第2回では尾瀬沼の周りを沼尻まで歩きます。

台風一過 秋の尾瀬沼~尾瀬ヶ原を散策(その②)へ続きます。
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キンモクセイの二度咲き

2021-10-03 22:01:04 | みんなの花図鑑
先ほど帰宅しました。すると玄関先がとても芳い香りに包まれていました。
キンモクセイです。

キンモクセイが二度咲きする現象は、よく知られています。
我が家における今年の最初の開花は9月13日でした。

キンモクセイの花芽分化が起きるのはは8月上旬で、その後50日程度で開花します。花芽分化の後に、気温が低いほど早く開花します。
では、なぜ9月に咲いたかというと、昨年できた花芽が開花せずに残っていて、それが8月の異常低温により開花したと考えられます。

上の2枚は枝を切って室内で撮りました。3枚目の写真はフラッシュ撮影です。近くの枝しか写っていませんが、樹全体に花がついています。
一度目の9月の開花より、見た目では花数が多いです。
まだつぼみなのか、あるいはこの花は夜には開かないのか分かりませんが、花弁が閉じています。
しかし、香りは強烈です。明日の朝まで待てずに撮影し、投稿しました。






<追記その1>
翌朝6時40分に確認したら、どの花も開いていました。何時に開いたのかは不明です。




<追記その2>
翌日の夜10時過ぎに観たところ、花はいずれも開いていました。前夜にはつぼみの写真を撮ったことになります。
キンモクセイは、開花直前のつぼみの状態でも、強い芳香を発することが分かりました。

コメント (4)
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