shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

巣立ったばかりの幼鳥たち

2022-05-31 05:29:52 | 
■コゲラ
Japanese Pygmy Woodpecker

キツツキ目キツツキ科アカゲラ属
Dendrocopos kizuki
小啄木鳥/L15cm
独り立ちに向けて、頑張っています。








■スズメ
Tree Sparrow

スズメ目スズメ科スズメ属
Passer montanus
雀/L14cm
大きな声で鳴いて、お母さんを呼んでいました。








■カイツブリ
Little grebe

カイツブリ目カイツブリ科
Tachybaptus ruficollis
鳰/L26cm
カイツブリの赤ちゃんは、お母さんと一緒です。












2022/05/24 2022/05/28
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シジュウカラの子育て日記Ⅱ - その① 巣作り

2022-05-30 05:29:18 | 
今月、我が家の庭のヤマボウシの樹に架けた巣箱で、シジュウカラが子育てをしていた。
5月19日に雛(ひな)が無事に巣立ち、その後巣箱は空き家になっていたが、今日再びシジュウカラが入居した。
メスが巣材を運び入れていた。
■シジュウカラ
Japanese tit

スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属
Parus minor
四十雀/L15cm


運んでいたのは柔らかな綿のようなもので、これでベッドメイキングするのだろう。
巣の中に1分ほどいて飛び出していった。


メスが巣に入っている間、オスが電線に止まって「ツツピー ツツピー」と鳴いていた。




3年前にも同じ巣箱で2度子育てをしていて、その時は1度目の巣立ちから2度目の巣作りまで1ヶ月空いていた。
今回は間の期間が3年前よりも短い。

シジュウカラの子育て日記の第二幕、今度は巣立ちの様子まで観ることができるのだろうか。
楽しみが増えた。

今日はシジュウカラの他に、珍しい鳥がやって来た。電線に止まったのはカワラヒワである。
街の公園などでも見かけられる鳥だが、うちの近所で観るのは初めてだった。
■カワラヒワ
Oriental Greenfinch

スズメ目アトリ科ヒワ属
Chloris sinica
河原鶸/L14cm




おまけの写真は公園のタイサンボク(モクレン科モクレン属)。
公園のタイサンボクは大きく剪定され、花を観たのはこの樹だけだった。地上から4mほどの所に咲いた花を望遠レンズを使って獲った。


2022/05/29


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サボテン 花盛丸、Echinopsis tubiflora

2022-05-29 05:30:12 | みんなの花図鑑
花盛丸、Echinopsis tubiflora が今年も開花した。
このサボテンは、義母が育てていたものを貰い受けたもの。義母が亡くなって明日で9年になる。
毎年、命日が近づいたころに咲く。






夕刻に開き始め、雨が近いので玄関内に入れた。下の写真は夕刻に撮ったもの。他の3枚は翌朝に撮った。


花が終わった後に少量施肥するだけで何の世話もしていないが、大きな花を咲かせる。
どこにこのパワーを秘めているのか、不思議である。

2022/05/26,27


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ある花とある鳥を探して尾瀬ヶ原を散策(その③)

2022-05-27 05:29:52 | 山行・旅行
ある花とある鳥を探して尾瀬ヶ原を散策(その②)からの続きです。





※電池の消耗を防ぐため重なる区間を一時停止にした。この日歩いた距離は14kmだった。

2日目は朝から快晴だった。
前日16kmを歩いた疲れもあり夜はぐっすり眠れた。4時10分起床。冷え込んだのでテントはバリバリに凍っていた。
身支度を3分ほどで行い、カメラを持って尾瀬ヶ原へ向かった。

尾瀬ヶ原は周囲を山に囲まれていて、日の出は遅い。4時半を回って、先ず至仏山の頂上付近に陽が差し始めた。


至仏山の上半分が明るくなり、逆さ至仏が見事だった。


この時季、太陽は燧ヶ岳の南から登る。


陽が昇ると尾瀬ヶ原がいっきに明るくなった。






朝の散歩は牛首分岐までで、1時間余りで山ノ鼻に戻った。
川面に霧が出ていて遠望が利かないため、ミズバショウ群生地の撮影にはあらためて出かけることとした。

朝の散歩で見た鳥たち。
■オシドリ
Mandarin duck

カモ目カモ科オシドリ属
Aix galericulata
鴛鴦/L45cm






■ノビタキ
Siberian Stonechat

スズメ目ヒタキ科ノビタキ属
Saxicola torquata
野鶲/L13cm


■キセキレイ
Grey Wagtail

スズメ目セキレイ科セキレイ属
Motacilla cinerea
黄鶺鴒/L20cm






■キジバト
Oriental Turtle Dove

ハト目ハト科
Srreptopelia orientalis
雉鳩/L33cm


山ノ鼻に戻り朝食を食べた。目の前のビジターセンターにイワツバメが巣を設けていた。
■イワツバメ
House martin

スズメ目ツバメ科Delichon
Delichon urbica
岩燕/L15cm






ビジターセンターの屋根に付いているアンテナに見慣れない鳥が止まった。コムクドリだった。
コムクドリは夏鳥で、千島列島、サハリン南部、日本で繁殖し、冬季はフィリピン、ボルネオ島北部などに渡り越冬する。
私には初めて観る鳥だった。
■コムクドリ
Chestnut-cheeked Starling
スズメ目ムクドリ科ムクドリ属
Sturnus philippensis
小椋鳥/L19cm




朝食の後、7時ごろから再び尾瀬ヶ原を歩いた。目的は下ノ大堀川のミズバショウを撮ることである。
途中、鳥がいれば立ち止まり撮影した。
■トビ
Black Kite

タカ目タカ科
Milvus migrans
鳶/L60cm




■コガモ
Common Teal

カモ目カモ科マガモ属
Anas crecca
小鴨/L38cm




さて、今回の尾瀬行のご報告も残り僅かである。最後に下ノ大堀川のミズバショウと、尾瀬ヶ原の景色をもう一度見ていただくこととしたい。






尾瀬ヶ原を後にし、山ノ鼻のテント場で早めの昼食を食べた。すっかい乾いたテントをザックに仕舞い、鳩待峠へ向かったのは10時半であった。
帰路、エンレイソウ(別名タチアオイ、シュロソウ科エンレイソウ属)とオオバキスミレ(スミレ科スミレ属)を観たのは運がよかった。




鳩待峠への途中、近くでウグイスの囀りを聞いた。すぐそばに居るのは間違いない。15mほど先に藪があり、どうやらその辺りにいるだろうと目星をつけてじっと待った。10mほど先にある手前の樹が邪魔で、藪の様子がよく分からない。すると、手前の樹の枝からウグイスが飛び去った。

ウグイスは近くのササ藪に入ったが、大きな声で囀りが続いていた。木段を上がり回り込むようにしてササ藪を覗き込んだ。
すると、何と3~4mほど目の前にある、ササ藪から突き出た木にウグイスが止まって鳴いているではないか。
夢中でシャッターを切った。
写真は87枚のショットの中から、自分が気に入ったものを1枚選んだ。
■ウグイス
Japanese Bush Warbler

スズメ目ウグイス科ウグイス属
Horornis diphone
鶯/L14~16cm


鳩待峠へ向かう道では、尾瀬ヶ原に出かけるハイカーとずいぶんすれ違った。中の一人が、先ほどクマが出たと教えてくれた。
今回の尾瀬行では、ザゼンソウ、ウグイスに加え、オシドリ、ニホンジカまで見ている。これにクマが加わればジャックポット、ロイヤルストレートフラッシュ、大三元四暗刻だと思ったが、クマとの出会いはなかった。
11時50分のバスにぎりぎり間にあい、今回の尾瀬行が終わった。

ある花とある鳥を探して尾瀬ヶ原を散策(完)

★☆尾瀬のミズバショウについてもっとご覧になりたい方は、こちらをご覧くださいませ。☆★
昨年、同時期に尾瀬ヶ原に行っています。今年より雪解けが早く、尾瀬ヶ原のあちこちでミズバショウが満開でした。
やっぱり尾瀬のミズバショウはすごかった(その1)
やっぱり尾瀬のミズバショウはすごかった(その2)
やっぱり尾瀬のミズバショウはすごかった(その3)
やっぱり尾瀬のミズバショウはすごかった(その4)
雪解け直後の尾瀬で見かけた草花


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ある花とある鳥を探して尾瀬ヶ原を散策(その②)

2022-05-26 05:01:40 | みんなの花図鑑
ある花とある鳥を探して尾瀬ヶ原を散策(その①)からの続きです。



ザゼンソウを観たので来た道を引き返す。
沼尻川を渡ると群馬県だ。東北地方から関東地方へ戻って来た。
 

川の上流を見るとカモがいた。オスのマガモだった。この時期尾瀬ヶ原でカモが見られると聞いていたが、本当だった。
■マガモ
Mallard

カモ目カモ科マガモ属
Anas platyrhynchos
真鴨/L59cm


鳥の話題になったので、山ノ鼻から歩いてきた途中に観た鳥を紹介しておきたい。
先ずはホオアカ。夏の尾瀬ヶ原で一番よく観られる鳥の一つだ。
■ホオアカ
Chestnut-eared bunting

スズメ目ホオジロ科ホオジロ属
Emberiza fucata
頬赤/L16cm


次にノビタキ。ホオアカと共に木道沿いでよく観られる鳥だ。
胸のさび色が特徴だが、なかなかこちらを向いてくれなかった。
■ノビタキ
Siberian Stonechat

スズメ目ヒタキ科ノビタキ属
Saxicola torquata
野鶲/L13cm




やっとこちらを向いてくれた。


あっ、飛んだ。


今回探していたのは、皆さんご存知のウグイスだ。声は聞けども姿は見えずの代表的鳥で、まだ藪がうるさくない尾瀬では撮影チャンスがあると思っていた。
ところがなかなかそうはいかない。やはり声は聞けども姿は見えないのだ。遠くにいるのをやっと見つけたと思ったら、すぐに飛んで行った。
■ウグイス
Japanese Bush Warbler

スズメ目ウグイス科ウグイス属
Horornis diphone
鶯/L14~16cm






ウグイスの鳴き声はその後何度も聞いた。尾瀬ヶ原の中の藪は川沿いに限られていて、木道から見られるところは僅かだ。
残念ながら尾瀬ヶ原でのウグイスの撮影は諦めて、翌日鳩待峠へ向かう時にチャンスを伺おうと決めた。

竜宮十字路まで戻って来た。もう辺りにはほとんど人影がない。東・西・南・北を向いて写真を撮った。
東は今しがたザゼンソウを観たところから戻って来た方向。


西は山ノ鼻へ真っすぐ向かう方向。


南は富士見峠・アヤメ平へ向かう方向。積雪があるので注意を要する旨の表示があった。


そして北がヨッピ吊橋へ向かう方向だ。先行者が2人見えた。時間があるのでヨッピ吊橋の方へ向かった。


途中で先行者のひとりを追い抜き、もう一人にも追いついた。この方は環境省の方だった。
この日、尾瀬ヶ原周辺でニホンジカの捕獲を行っているとのことだ。捕獲とは具体的には鉄砲でシカを撃つことだ。
私はヨッピ吊橋を渡らず牛首へ向かったが、環境省の方は吊り橋を渡り東電小屋の方へ向かわれた。この後山ノ鼻に戻るまで、誰とも会うことはなかった。
 

雨は上がっていたが、空はまだ暗かった。花や鳥がいないか周りを見ながら先へ進む。
 

牛首分岐が近づくころ、100mあまり先に何かが走っているのが目に止まった。ニホンジカだ。10頭はいただろう。急いでカメラを向けた。




ニホンジカは向きを北に変え、藪の中へ消えて行った。

牛首分岐まで戻って来た。山ノ鼻まで2.2kmだ。30分ほどで戻れるだろう。
 

この日はミズバショウをほとんど撮っていなかったので、数枚を写した。


逆さ燧を通過し、もう10分ほどで山ノ鼻という所で、大きな水たまりに尖った形のものを見た。鳥の頭に似ているがまさか本当の鳥だとは思わなかった。
それが急に動き出したので、あわててカメラを向けた。メスのカモだった。


近くに目を向けると、なんとオスのオシドリがいた。
■オシドリ
Mandarin duck

カモ目カモ科オシドリ属
Aix galericulata
鴛鴦/L45cm
オシドリはカメラを向けても急に逃げることはなかった。たくさん写真を撮らせてもらった。


このきれいな鳥が水浴びする姿は、ちょっと滑稽だった。


などと思っていたら、急に飛び去った。


後にはメスが1羽残った。→メスのコガモのようです。


さらに木道を進むと、別のオシドリのペアがいた。→このメスはオシドリの雌です。


メスは潜水して餌を採っていた。メスが顔を上げたので、夫婦が揃ったところを撮った。目が大きくてかわいい。


オスが水から上がって、その後メスも上がっていった。


このペアは最後までオシドリ夫婦でいた。


探していた鳥はウグイスだったが、オシドリの登場は期待以上のものであった。

山ノ鼻の手前で、北の森の中から銃声が聞こえた。先ほど見たニホンジカのどれかが捕獲されたと思った。心の中で掌を合わせた。

山ノ鼻のテント場に戻ると、やはり誰もいなかった。これまで何度もここで泊ったが、誰もいないのは初めてだ。
もちろん目の前にビジターセンターがあり、少し離れて山小屋も3軒並んでいるが、とても静かな夜を迎えようとしていた。
食事を終えて、テントの中で横になると今日一日のことが思い出された。とても満足のいく一日だったことは言うまでもない。

ある花とある鳥を探して尾瀬ヶ原を散策(その③)では、快晴の尾瀬ヶ原とミズバショウをたっぷりご覧いただきます。そしてウグイスの写真は撮れたのでしょうか?

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ある花とある鳥を探して尾瀬ヶ原を散策(その①)

2022-05-25 05:05:21 | みんなの花図鑑


昨年10月以来の尾瀬である。今年は雪解けが遅く尾瀬ヶ原にも雪がたくさん残っていた。
冒頭の写真は雪解け時期の尾瀬ヶ原に見られるアカシボだ。アカシボは微生物の増殖や鉄分などによって生じる。例年5月初旬に広大な雪面で見られる。そのアカシボが池塘に凝縮されたように残っていた。
そんな尾瀬で探したのは、ある花とある鳥。
はたして見つかったのだろうか?

出かけたのは5月23、24日。週間予報では両日とも晴れだったが、前日の予報で、23日は雨のち晴れに変わっていた。
下の地図に実際に歩いた軌跡が出ている。さらにその下の地図は昨年載せたものだが、地名が詳しく書いてあるので参考として載せた。今年は2枚目の地図とほぼ同じコースを歩いているが、右に突き出たところがある。目当ての花を探して歩いたところだ。




さて、スタートは鳩待峠。まだ雨が残っていて、雨具を着て歩き出した。
歩き出してすぐに雪が現われた。雪が乗った木道は滑るので注意が必要だ。
へっぴり腰で歩く日帰り装備のハイカーを、80Lのザックを担いで大型カメラを抱えた爺さんがすいすいと追い抜いていく。
 

10分ほど歩いて道端にショウジョウバカマを見つけた。でも、今回探す花はそれではない。


雪道は山ノ鼻に着くまで続いた。ウグイスやカラ類の囀りがよく聞こえていた。
川上川は雪解け水に加えて昨夜からの雨で増水していた。川原に鳥の気配はなかった。
 

林の中では鳥を探して立ち止まるが、残念ながら見つけられない。例年雪解けが早くミズバショウ(サトイモ科ミズバショウ属)が見られる辺りだが、今年は花の数が少ないように思った。ミズバショウも今回探す花ではない。
 

山ノ鼻に着いたら真っ先にテントを張った。私の他にはひと張りのテントもなかった。一旦止んでいた雨が再び降りだした。


テントの中で雨が止むのを待った。結局1時半になっても止まず、出かけることにした。
ビジターセンターに出向いて、ある花の情報を仕入れた。前日に見晴近くで見られたそうだ。

尾瀬ヶ原をひたすら東へ向かって進む。
 

 

竜宮に差し掛かる所でリュウキンカ(キンポウゲ科リュウキンカ属)を見つけた。でも、探していた花はこれではない。


龍宮小屋を過ぎて、沼尻川を渡る。この川を渡ると福島県だ。探している花はどこにあるのだろう。


可愛いミズバショウが現われたので写真を撮った。高さが10cmほどしかなかった。


さらに歩いていく。この森を越えると見晴の小屋が見えてくるはずだ。


見晴の小屋が見えてきた。でも探している花は見つからない。


探していた花は突然現れた。木道に寄りかかるように咲いていた。尾瀬でザゼンソウ(サトイモ科ザゼンソウ属)を観たのは6年ぶりだと思う。


角度を変えて撮ってみる。この角度の方がザゼンソウらしい。さらに木道を進み探したが、他では見つからなかった。
これで今回の尾瀬行の目的の半分が達成された。後はあの鳥を撮ることだ。


復路は竜宮十字路を北に曲がり、ヨッピ橋経由で帰ることにした。
この後、探していた鳥との出会い、そして思わぬ鳥や動物と出会ったが、長くなるので続きはその②で書くこととしたい。
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宝篋山ハイキング

2022-05-23 05:30:19 | 山行・旅行
5月20日に、茨城県の宝篋山(ほうきょうさん、標高461m)を歩いてきた。この山へ出かけたのは2年ぶりだ。
人気の山で、平日でも表側の登山道は混雑している。この日は裏側の山口コースから登った。


登山時と下山時に撮った宝篋山。
 

この日は、森の中で普段見かけない鳥を探すこと、すなわち探鳥を目的としていた。
重いカメラを持って歩くためペースは遅めで、また鳥の気配がするたびに立ち止まるので、山頂まで2時間かかる計画とした。
スタートは10時30分だった。

歩き始めてすぐに、大池公園でカルガモを発見。幸先は良さそうだ。


スズメもゲット。


続いてホオジロを発見。よしよし。


ところが集落を抜けて登山道に入った途端、鳥の声は聞こえども姿は見えずで鳥果はゼロ。重いカメラが恨めしくなってきた。
沢伝いに歩く。こんなところにミソサザイでもいたら嬉しいのだが、まったく気配がなかった。
 

結局山頂に着くまで鳥果ゼロで、12時30分に山頂に着いたのが慰みだった。

山頂の広場では探鳥ならぬ探蝶に早変わり。蝶の写真をいくつか撮った。麓でも探鳥はあきらめ探蝶に。
■アオスジアゲハ。






■ツマグロヒョウモン(♂)。




■モンシロチョウ。








■名前の分からない蝶?(その1)。グーグルレンズで調べたらマドガ(窓蛾)で、日本の固有種だった。
名前の由来は、翅の中室にある半透明の白色斑を窓に見立てたものとのこと。食草はボタンヅル。幼虫で越冬すると推定されている。


■名前の分からない蝶?(その2)。グーグルレンズではヨーロッパジャノメが示唆された。でも日本にはいないはず。
タテハチョウの仲間を順に調べていくと、メスグロヒョウモン(♀)、あるいはイチモンジチョウに似ているように思われた。


この日見かけた花ではアザミがきれいだった。




背景は筑波山。


黄色の花。
ヤマニガナ(キク科アキノノゲシ属)。


ウマノアシガタ(キンポウゲ科キンポウゲ属)。


キツネノボタン(キンポウゲ科キンポウゲ属)。


樹木の花では、暗い森を背景に真っ白な花を樹々いっぱいに咲かせるのは・・?


ガマズミ(スイカズラ科ガマズミ属)のように見えるが自信がない。


山中で見たフジ(マメ科フジ属)は、里よりひと月ほど遅れて咲いていた。


里ではスイカズラ(スイカズラ科スイカズラ属)が甘い香りを漂わせていた。


本日より尾瀬に出かけています。電波の状態によりコメントをいただいてもご返事が遅くなるかもしれません。
帰宅は25日の予定です。
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白井市内の川 - 神崎川沿いを歩く(その⑥)

2022-05-22 05:50:46 | 白井市内の河川沿い散策
【本日の1枚】アメリカオニアザミの葉


5月19日、シジュウカラが巣立ったのを見届けて散歩に出かけた。
今回ご覧いただくのは、前回(5月15日)歩いたところの上流に当たる。国土地理院の地図には左岸に小道が記してあるが、はたしてどこまで道がつながっているのか不安だった。

結論からいうと、西白井駅の南側にある、けやき台の防災調整池まで川(水路)を遡ることができた。


今回は自宅からスタート地点(地図にで表示)まで歩いて行った。
国道464号の沿線に、オオキンケイギク(キク科ハルシャギク属)が群生していた。また、空地にはブタナ(キク科エゾコウゾリナ属)の群落があった。
オオキンケイギクは白井市内でも毎年駆除を行っている。しかし、減っているように思えない。今では初夏を代表する花のひとつになっている。
ところがこの植物は、川沿いで一切見られなかった。常に交通量の多い道路沿いで繁殖する、不思議な植物である。
 

さて、スタート地点までやって来た。近くに京葉ガスのガスタンクが見える。上流に向かって左岸の歩道を進んでいく。
 

土手に黄色い塊が見えた。写真をもとにグーグルレンズで検索すると、オノマンネングサ(ベンケイソウ科マンネングサ属)の名前が挙がった。


スタート地点から130mほどで車道を横切った(写真は振り返って撮ったもの)。そのまま左岸の歩道を進む。何とかこのまま歩いて行けそうだ。
 

神崎川の上流に向かって左岸を進んでいく。土手に藪が続いていて、遠くからウグイスの鳴き声が聞こえた。鳥撮り用のセットを持ってきたが、ここまで鳥は見かけなかった。
歩き始めて800mほど進んだ所で、住宅が立ち並ぶところに出た。
 

土手に白い花が見えた。ノイバラ(バラ科バラ属)のようだった。


さらに進むと、土手の藪はますます濃くなって、川面が見えにくいほどになった。ここは西白井駅から徒歩10分ほどで、ニュータウンの端になるが、ずいぶんワイルドなところだ。川向うには競馬学校の敷地が見える。
競馬学校とは聞きなれない名前かもしれない。何もギャンブルを指南する学校ではない。日本中央競馬会に所属する騎手や厩務員の候補生を育成する学校である。日本中央競馬会の騎手はここで1年間の寮生活を行い、その後騎手デビューを果たすのである。
 

道端に見慣れない草が生えていた。幅が50cmほどある大きな株で、葉の切れ込みが深く、葉に鋭い棘がついていた。
花はないがアメリカオニアザミ(キク科アザミ属)だと思った。私が白井市内で観たのは初めてだった。これは駆除した方がよいと思ったが、その場ではどうしようもなかった。


さらに進んでいくとアスファルトの歩道が突然行き止まりとなった。この先はフェンスで仕切られ、川沿いに進むことが出来なかった。
右の草むらの中に踏み跡が続いていた。そして踏み跡はガードレールにぶつかって終わったので、ガードレールを跨いで車道に出た。
 

神崎川はどうなっているかを回り込んで見てみた。どうやらここから先は暗渠になっているのだ(写真は暗渠部分から下流に向かって撮影)。暗渠の上は立入禁止と書いてあった。
 

カルガモが1羽いた。この日初めて鳥撮り用のセットが本来の役に立った。
■カルガモ
spot-billed duck

カモ目カモ科マガモ属
Anas zonorhyncha
軽鴨/L61cm


暗渠部分は地下で二手に岐れ、けやき台の防災調整池からの流れが合流しているようだった。調整池の方へ行ってみた。
調整池からの流れは普段はなく、大雨の時に溜まった水が流れるようだった。
 

調整池の周りを歩いて見た。残念ながら水鳥の姿はなかった。
 

調整池の西側は芝生広場になっていて、ちょうど草刈の真っ最中だった。作業が休憩になったところで、すぐにムクドリがやって来た。
何か餌を見つけたようだった。
■ムクドリ
White-cheeked Starling

スズメ目ムクドリ科ムクドリ属
Sturnus cineraceus
椋鳥/L24cm


池の周りに生えた樹にスイカズラ(スイカズラ科スイカズラ属)が繁茂し、水辺にはチガヤ(イネ科チガヤ属)の群落が見られた。




この日の神崎川沿いの散歩はここまでとした。歩いた距離は1.2kmだった。
ここから先、倍ほどの距離を歩いて自宅へ帰った。
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シジュウカラの子育て日記 - その④

2022-05-20 04:44:07 | 


5月2日に孵化したシジュウカラの雛(ひな)が、5月19日に巣立った。
(前報はこちら→リンク

9時過ぎにテニスに出かけようとしたら、親が巣箱の前で雛の巣立ちを促していた。
巣箱の穴から雛の顔が見えていた。急いで家に入り動画をセットした。動画は20分しか撮れない。はたして20分で巣立ちが撮れるのか。
テニスの予定を急遽キャンセルするわけにいかず、後ろ髪を引かれるような気持ちで(後ろ髪などほとんどないが・・)出かけた。

11時にテニスが終わり、急いで自宅へ戻ったら、すでに雛が巣立った後だった。
取る物も取り敢えず(お茶も飲まず、シャワーも浴びず)動画を見た。のっけから雛が顔を出していた。このまま巣立つのかと思ったら引っ込んでしまった。
その後親が一度中に入り、糞をくわえて出て行った。
さらに悪いことに宅配業者が来た。一旦仕切り直しとなる。しばらく動きがなくなった。

しばらくして、親が巣箱に入っていった。下の動画は20分のうち、最後の4分を残して(生かして)トリミングしたものである。
この4分で動きがあった。
先ず親が2羽、同時に巣箱に入った。同時に2羽入ったのは初めて見た。
さて、その後どうなるのか? 雛の巣立ちは見られるのか? どうぞご覧あれ。
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白井市内の川 - 神崎川沿いを歩く(その⑤)

2022-05-19 05:29:42 | 白井市内の河川沿い散策
【今日の1枚】キツネアザミとアゲハチョウ


今回ご覧いただくのは、5月15日に歩いた神崎川のやや上流の続きである。
地図にで示したスタート地点から上流(地図では下)に向かって、アスファルトで舗装された道を歩いた。





歩き出すとすぐに「七次橋」を通過し、さらに100mほどで西側から七次川が合流する。写真は合流地点で、この辺りは土手に樹々が密集していた。
 

ノイバラとクサイチゴが見られた。両者は遠くから見るとよく似ている。
 

休耕田が立派なお花畑になっていた。




黄色い花はブタナ(キク科エゾコウゾリナ属)、白いのはハルジオン(キク科アズマギク属)、ムラサキツメクサ(マメ科シャジクソウ属)とチガヤ(イネ科チガヤ属)、それにスギナ(トクサ科トクサ属)も混じっているように見えた。

チガヤについては、昨日載せるべきだったが、野口川の河口付近できれいな群落を見ていた。


【ここで緊急割り込みチェック!】
5月17日の投稿で"イヌカキネガラシ"と書いた草花だが、MIMI69さんから"カキネガラシ"だと教えていただいた。両者は共にアブラナ科キバナハタザオ属の1年草(カキネガラシは1年草または越年草)で、花だけ見ると似ている。
見分けるポイントとして、帰化&外来植物見分け方マニュアル 森昭彦著(以下マニュアルと記す)には次のように書かれている。
イヌカキネガラシ
①果実は四方八方に伸びる。
②果柄の大きさは果実の大きさとほぼ同じ。
③萼片は多毛で角状突起はない。
④葉の幅は狭めで矢印型になる。
カキネガラシ
①果実は花序の軸に密着する。
②葉はさながらロールシャッハテストのごとく不規則に切れ込む。
※ロールシャッハテストとは、被験者にインクのしみを見せて何を想像するかを述べてもらい、その言語表現を分析することによって被験者の思考過程やその障害を推定するものである。
では、5月18日に撮った写真から見ていこう。
 

 

 

 

8枚の写真のうち、カキネガラシの特徴がよく分かるのが3~6枚目(特に6枚目)だ。マニュアルには「背丈も大きく、よく分岐して横に広がるため、慣れれば遠目でも本種と知れる。とりわけ果実が花序の軸にピタリと密着しているのがよいサイン」とある。
ということで、カキネガラシであることは間違いないと思う。MIMI69さん、本当にありがとうございました。

神崎川をさらに上流へ進んでいくと、水道タンクやガスタンクが見えてくる。国道464号はもうすぐだ。
 

国道464号の橋梁が見えてきた。その間ずっと、道はアスファルトで舗装されていて歩きやすい。散歩する方ともすれ違った。
国道は上下の橋が分かれていて、その間に鉄道の橋がある。川沿いの歩道はその下を通っていく。しばらく待っていたら、上りのスカイライナーがやってきた。
 

その辺りに多かったのがキショウブ(アヤメ科アヤメ属)だ。もともと園芸用に導入され、ビオトープなどにも植えられてきている。しかし、ノハナショウブなどと競合するため、「日本の侵略的外来種のワースト100」に選出されている。


2本目の国道464号の橋の下をくぐると西白井駅周辺の建物が見えてきた。今回はここで引き返し、帰路は同じ道を歩いて帰った。
 

最後にこの区間で見たホオジロとムクドリをご覧いただきたい。
■ホオジロ
Meadow Bunting

スズメ目ホオジロ科ホオジロ属
Emberiza cioides
頬白/17cm




■ムクドリ
White-cheeked Starling

スズメ目ムクドリ科ムクドリ属
Sturnus cineraceus
椋鳥/L24cm


【おまけの動画です】
シジュウカラの巣立ちが近づいてきました。今日(5月18日)も親が忙しく餌を運んでいます。
動画は1分38秒あります。開始直後に親(恐らくメス)が巣箱へ入っていきます。その後1分ほど中にいます。その親が出たら入れ替わるようにもう1羽の親(恐らくオス)が入っていきます。この親はすぐに出ていきます。
動画に生活音が入っています。お耳障りだと思いますので、ミュートでご覧くださいませ。


2022/05/15 2022/05/18(カキネガラシ) 2022/05/18(おまけの動画)
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白井市内の川 - 神崎川沿いを歩く(その④)

2022-05-18 05:30:20 | 白井市内の河川沿い散策
【今日の1枚】スズメ


今回は5月15日に歩いた、神崎川のやや上流部についてご覧いただこうと思う。
そこは、5月10日に歩いた神崎川の中流部から、国道16号の「新所沢橋」を挟んで上流側(地図では下側)に当たる所だ。そして、国道464号と北総線の橋梁をくぐったところまでを今回歩いた。
YAMAPの軌跡が入った地図をご覧いただこう。歩いた距離は4.7km。時間は1時間40分かかった。


前回歩いたところとの関係が分かるように、縮尺を変えたYAMAP地図と、白井市の河川地図も用意した。




今回歩いた範囲で、七次川と野口川が合流している。いずれこの2本の川についても、いずれ歩こうと思う。

それでは、歩いた順に川沿いの様子をご覧いただきたい。
今回は「七次橋」と「庄左エ門橋」の間からスタートし(一番上の地図の印)、下流(地図では上側)に向かって歩き始めた。

「庄左エ門橋」のたもとの風景と、そこに咲いていたシロバナアカツメクサ(別名セッカツメクサ、マメ科シャジクソウ属)だ。
この辺りは舗装されているが、通るのは農作業車が主で、一般車両はほとんど通らない。
 

ナシ畑に農薬を散布するスピードスプレイヤーが通っていった。舗装されているのは「戸崎橋」までで、ここから先はほとんど踏み跡もない。
 

何とか歩けそうなので草を踏んで進んでいく。生い茂っているのは主にイネ科の植物で、花も咲いていた。ここは右岸も同様で、帰りは迂回した。
 

白いチョウが止まっていた。野口川が合流するところで先へ進めなくなったので、野口川に沿って西へ迂回し、車道に出た。
 

野口川に架かる車道の橋を渡り、田圃のあぜ道を歩いて神崎川に出ようとしたが、堀があり神崎川には出られなかった。結局、野口川合流地点から「野口橋」までは、川から離れた車道を通った。
 

「野口橋」は、本来車の往来もそこそこあるが、この日は橋の東側で工事をしていたので車の通行は見られなかった。「野口橋」のたもとから左岸を「所沢小橋」に向けて歩いた。
川岸の道は草刈りがされていなかったが、踏み跡はあった。草を踏んで歩いた。右の写真は「野口橋」から下流(これから進む方向)を見た様子。河川敷はなく川岸に樹々が生えている。
 

踏み跡の周辺に小さな花も見られた。黄色い花が3つ並んでいるが、1つ目はハハコグサ(キク科ハハコグサ属)、2つ目はタチカタバミ(カタバミ科カタバミ属)だと思う。3つ目はグーグルレンズではカキネガラシ(アブラナ科キバナハタザオ属)となった。拡大したものを右に並べた。イヌカキネガラシと比べると、茎は太く花は小さい。
 

 

野口橋から「所沢小橋」にかけて、左岸には田圃が作られているが、休耕田も見られた。そこにはキツネアザミ(キク科キツネアザミ属)らしい植物が乱立していた。図鑑ではキツネアザミの高さは60~90cmとあるが、ここでは120cmほどあった。
 

近くでスズメが遊んでいた。河川敷に生えた樹がスズメのお宿になっていた。別の休耕田ではブタナがお花畑を作っていた。
■スズメ
Tree Sparrow

スズメ目スズメ科スズメ属
Passer montanus
雀/L14cm
 

 

生活道路として往来が多い「所沢小橋」から先は草刈りがされていた。道沿いにウスベニアオイ(アオイ科ゼニアオイ属)が群生していた。栽培していたものが流出したのだろう。




こちらはコメツブツメクサ(マメ科シャジクソウ属)と、コマツヨイグサ(アカバナ科マツヨイグサ属)。
 

ほどなく国道16号に架かる「新所沢橋」に出た。「新所沢橋」から歩いてきた方向の上流側を見ると、川岸に生い茂った樹々のせいで、ほとんど水面が見えない。
 

「新所沢橋」を渡り、今度は神崎川の右岸を上流に向かって歩いた。写真は「所沢小橋」とその先の風景。左側にナシ畑が広がる。
 

この後「野口橋」まで右岸を歩き、「野口橋」を渡り車道を通ってスタート地点に一旦戻った。さらにスタート地点を通り過ぎ、上流に向かい国道464号と北総線(鉄道)に架かる橋まで歩いた。
「野口橋」の手前の川岸にクワ(クワ科クワ属)の樹があり、実をつけていた。

※クワはクワ科クワ属の総称で、養蚕に使われるクワは、ヤマグワに対してマグワと呼ばれるが、品種名ではない。


鳥果としては、スズメ以外はホオジロを見た他、ウグイス、キジの鳴き声を聞いたが、写真は撮れなかった。
長くなるので、続きは明日ご覧いただきたい。
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白井市内の川 - 神崎川沿いを歩く(その③)

2022-05-17 05:44:51 | 白井市内の河川沿い散策
【今日の1枚】カキネガラシ
MIMI69から教えていただき、種名をカキネガラシとしました(5/18)。


今日は、5月10日に歩いた、神崎川の中流域の様子をご覧いただこうと思う。
歩いた区間は、5月7日に歩いた区間のすぐ上流に当たる。
国道16号線に架かる「新所沢橋」からスタートし、左岸を歩いて5月7日に渡った「河原子橋」を再び渡った。
「河原子橋」で折り返し、今度は右岸を歩いたが、「初崎橋」の100mほど南で工事中のため東側に迂回した。その後「所沢橋」から再び右岸を歩き、「新所沢橋」に戻った。
YAMAPのログによると、歩いた距離は3.0kmで、標高差は7m、時間は1時間ちょうどであった。




この区間は川の両側に農作業用の小道がついているが、一部は使われておらず草刈りがされていなかった。
そんなところに多く生えていたのが、今日の1枚に選んだカキネガラシ(アブラナ科キバナハタザオ属)だ。
MIMI69から教えていただき、種名をカキネガラシとしました。5月19日の投稿でカキネガラシについて詳しく書きます。(5/18)。


カキネガラシはヨーロッパ原産の1年草で、日本では1902年に青森県で初めて見つかっている。

もう一つ黄色い花をご覧いただこう。キショウブ(アヤメ科アヤメ属)である。こちらもヨーロッパ原産で「日本の侵略的外来種ワースト100」に選ばれている。


イヌカキネガラシ、キショウブ共に5月7日に歩いた川沿いでも見られた。

次に鳥であるが、今回は目ぼしい鳥果はなく、遠くでモズとホオジロを見ただけであった。
■モズ
藪の中で動く鳥を見つけたら、メスのモズだった。ウグイスの鳴き声を近くで聞いたものの、姿は見つけられなかった。


■ホオジロ
いずれも20mほど離れていて、近づこうとしたらすぐに逃げられた。ホオジロは高い樹の枝先に止まって鳴いているので、容易に見つけられる。








最後に、歩いた順に、川沿いの様子をご覧いただこうと思う。
■国道16号に架かる「新所沢橋」(トラックが通っているところ)と、橋の下の様子。
 

■「新所沢橋」から「所沢橋」までの小道(10日ほど前に草刈りされていた)と、「所沢橋」。
 

■「初崎橋」へ向かう左岸と、「初崎橋」を過ぎた辺りで左手に見た田圃。田植えを終えたばかりだった。
 

■「折立橋」と「河原子橋(右岸側から撮影)」。
 

■右岸のナシ畑とハリエンジュ(白井市内で見たのは初めて)。
 

次回は神崎川のさらに上流を歩こうと思う。


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レモンとミカン - 我が家の庭

2022-05-16 05:41:36 | みんなの花図鑑
5月初めに咲き始めた、庭のマイヤーレモンとシラヌヒの花が、盛りとなりました。

■ マイヤーレモン(ミカン科ミカン属の常緑中低木)
中国原産でレモンとマンダリンオレンジまたは一般的なオレンジを掛け合わせたものと考えられている。中国では主に、マイヤーレモンは花卉として植木鉢で育てられる。(Wikipediaより抜粋)



我が家のマイヤーレモンは、年ごとに表年・裏年を繰り返していて、今年は表年です。
それにしても今年は花数が多く、驚いています。




すでに地面に落ちた花弁の数も、こんなに多いです。


花を観ていると、両性花と雄花だけの単性花があることが分かりました。
庭にマイヤーレモンを植えてから15年以上、実が生り出してから8年は経つと思いますが、知りませんでした。


一方、シラヌヒも表年です。昨年は3つしか結実せず、しかも途中で実が落ちてしまい、まったく収穫できませんでした。
今年は家族の数だけでも採れるといいと思っています。

■ シラヌヒ(ミカン科ミカン属の常緑中低木)
「清見」と「ポンカン」の交配により作られた品種である。 デコポンはシラヌヒとその近縁種における登録商標であり、規格に適合したものにのみ冠することができる名称である。(Wikipediaより抜粋)





2022/05/06、2022/05/15

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シジュウカラの子育て日記 - その③

2022-05-15 05:30:22 | 
我が家の庭のヤマボウシの樹に架けた巣箱で、シジュウカラが子育てをしている。
(前報はこちら→リンク
5月2日に雛(ひな)が孵った。ただ今は親のオス・メスが揃って雛に餌を運んでいる。

親がどのくらいの頻度で餌を運んでいるのかを調べた。
■5月6日(くもり)12時50分~13時50分。 1時間で8回餌を運んだ。途中メスが巣の中から15分間ほど出てこないことがあった。雛の体温調整のために添い寝していたものと思われる。

■5月9日(くもり)9時15分~10時15分。 1時間で10回餌を運んだ。途中メスが巣の中から15分間ほど出てこないことがあった。まだ添い寝が必要だったのだろう。

■5月13日(雨)14時20分~15時20分。 1時間で12回餌を運んだ。途中に親が巣の中に籠ることはなかった。雛が十分育ち、自分で体温調整ができるため、添い寝の必要がなくなったと思われた。

雛の成長と共に、親が餌を運ぶ頻度が高くなった。親が餌を見つける能力が高まったことも理由の一つかもしれない。

次に、どんな餌を採っているのか、写真をもとに見ていく。
先ずは、5月6~11日に撮った写真。どんな餌を運んでいたかを知るために撮ったもので、ピントの甘い写真もあるが、ご容赦いただきたい。同じような写真ばかりなので、飛ばして見ていただければと思う。












































これからは5月12、13日に撮った写真。


































以上39枚の写真をもとにデータを整理する。
■5月6~11日の調査では、成虫5個(23%)、褐色または黒色の幼虫7個(32%)、緑色の幼虫10個(45%)、合計22個を採っていた。
■5月12、13日の調査では、成虫4個(24%)、褐色または黒色の幼虫7個(41%)、緑色の幼虫6個(35%)、合計17個を採っていた。
5月6~11日の調査と5月12、13日の調査を比較すると、5月12、13日の調査で褐色または黒色の幼虫の比率が増加したが、全体としては大きな差はなかった。

次に親が巣箱から出る際の行動である。
親はオス・メス共に巣箱から出ると一目散に次の餌を探しに出かけていた。
その中で1度だけ、メスのシジュウカラが巣箱から出てきて、1分ほど樹の枝に止まっているのを見た。休んでいたのか、それとも私の方をじっと見ていたのかは不明だ。


それ以外はすぐに飛び立った。




巣箱から出る際に、かなりの割合で雛の糞を咥えて運び去っていることが確認できた。それがオス、メスで差があるかは分からなかった。

巣立ちの予定日は5月18~21日ごろである。それまであまり邪魔をしないようにしながら、子育ての様子を観ていこうと思う。




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白井市内の川 - 神崎川沿いを歩く(その②)

2022-05-14 06:18:59 | 白井市内の河川沿い散策
【本日の1枚】ムラサキツメクサ


昨日から始まった新しいシリーズ『白井市内の川 - 〇〇〇川沿いを歩く』。
今日は昨日に引き続き、5月7日に歩いた神崎川中流域の様子をご覧いただきたい。
川沿いの舗装されていない道には、農作業に使われる軽トラックやトラクターの轍が続いていて、道の中央や両側に野草が生えていた。
見かけたのはどこにでも生えている野草、そしてここでも外来種が目立った。




■ムラサキツメクサ(マメ科シャジクソウ属)。


■シロツメクサ(マメ科シャジクソウ属)。


■カラスノエンドウ(マメ科ソラマメ科、別名ヤハズエンドウ)。


■コメツブウマゴヤシ(マメ科ウマゴヤシ属)。


■ナガミヒナゲシ(ケシ科ケシ属)。


■ユウゲショウ(アカバナ科マツヨイグサ属)。


■マツヨイグサの仲間(アカバナ科マツヨイグサ属)。


■タチカタバミ(カタバミ科カタバミ属)。


■オオオイヌノフグリ(オオバコ科クワガタソウ属)。


■セイヨウカラシナ(アブラナ科アブラナ属)。


■ハルジオン(キク科ムカシヨモギ属)。


■オニノゲシ(キク科ノゲシ属)。


■ブタナ(キク科エゾコウゾリナ属)or ヒメブタナ(キク科エゾコウゾリナ属)。


キタテハが止まった。


■アメリカフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)。


■ヤブヘビイチゴ(バラ科キジムシロ属)の果実のようだ。


■お花畑。
山でこのような光景を見たら「お花畑」と言ってよいだろう。だったらここも「お花畑」と呼びたい。
2枚目、3枚目の黄色い花は、コメツブツメクサ(マメ科シャジクソウ属)のように思うが、コメツブウマゴヤシ(マメ科ウマゴヤシ属)かもしれない。どちらも外来種だ。
白い花は在来種のツメクサ(ナデシコ科ツメクサ属)のように思うが、自信がない。白い花はノミノツヅリ(ナデシコ科ノミノツヅリ属)だとなつみかんさんから教えていただきました。






■ライムギ(イネ科ライムギ属)。


見かけた植物の多くが外来種、侵入生物であった。もう一つここで頻繁に見た侵入生物がミシシッピアカミミガメだ。
恐らくこの日歩いた範囲で、数百~千匹はいたと思う。ミシシッピアカミミガメは魚や昆虫、水草などなんでも食べる雑食性で、生態系に影響を与えている。
 

今後も継続して市内の河川沿いを歩き、この後は鳥類を中心に観察していこうと思う。
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