定年退職した63歳のとき先輩の70代の方にいわせると60代
は黄金期、定年退職して仕事から解放されて体力もありうらやま
しいと言われたものだ、それから8年、古希を過ぎて思うことは
定年退職後は仕事からの解放感と同時に喪失感も大きく、なかな
かそこから脱皮できないのが正直な感想で軌道に乗るまで、ある
程度の年月がかかることを実感した。
そして学んだことは定年になったから新たな生きがいを無理に探
すことはない、今ある生活のなかで小さな張り合いがあればいい、
他人の意見に振り回されず他人と比較しないで自分の心の声を聴
く、何が楽しいか何をしたいか、要は楽しい苦しいは自分の心の
持ち方次第である。そして「いかに自分で自分を楽しませるかが
人生の基本」といった先人の言葉を胸に刻んで70代を楽しみた
い。